“タッキー”こと滝沢秀明さんが年内の活動をもって芸能界を引退し、来年からはジャニー喜多川社長と共にジャニーズJr.の育成、舞台やコンサートなどエンターテインメント関連のプロデュース業に専念することが先日発表されました。
また、滝沢秀明さんはジャニー喜多川社長の後継者となるものの、事務所のトップに立つことはなく、新たに設立予定となっているグループ会社に関わっていき、ジャニー喜多川社長の発言から養成所が今後設立されるとみられています。
こうして滝沢秀明さんがジャニー喜多川社長の後継者になることによって、これからジャニーズ事務所は「タッキー・ジュリー体制」となり、すでに事務所の経営を担当し、次期社長と目されている藤島ジュリー景子副社長と滝沢さんが力を合わせていくものとみられているのですが、事務所内の派閥は今後も続いていくのではないかという話もあります。
<↓の画像は、メリー喜多川副社長と藤島ジュリー景子副社長の写真>
ジャニーズ事務所内にはかつて3つの派閥があり、1つはすでに無くなってしまった“飯島派”と呼ばれる派閥で、SMAPのチーフマネージャーだった飯島三智さんがSMAPのほかに、Kis-My-Ft2、山下智久さん、Sexy Zoneなどを手掛けていました。
しかし、2016年2月に飯島三智さんがジャニーズ事務所を退社したことにより、ジャニーズ事務所内の派閥はジャニー派、ジュリー派のみとなり、飯島さんの担当グループはどちらかの派閥に入るという形になったのですが、ニュースサイト『TOCANA』によれば、ジュリー派となったKis-My-Ft2が今後「滝沢派」に乗り換えると噂されていると報じています。
<↓の画像は、滝沢秀明さんとジャニー喜多川社長の写真>
記事によると、ジャニー喜多川社長と藤島ジュリー景子副社長は叔父と姪という親戚関係にあるものの、決して良好な関係ではなく、仕事の面でもジャニー社長は以前から飯島三智さんの方を高く評価し、Sexy ZoneやA.B.C-Zのマネージメントを任せていた一方、ジュリー副社長の手腕については信用していなかったともいわれています。
今年デビューを果たした“キンプリ”こと『King & Prince』のデビュー時にも、2人の間では揉め事が起きていたとテレビ局関係者が語っています。
2人の不仲については週刊誌『週刊文春』などによっても報じられており、ジャニーズ事務所は今年7月に、20年ぶりに本社ビルを東京都港区赤坂からほど近い距離にあった「SME乃木坂ビル」(推定約50~60億円で購入)へ移転させ、約10社の関連会社を集約させています。
しかし、ジャニー喜多川社長はこの新社屋には合流せずに、渋谷区に昨年購入したという別のビルを拠点としているといい、両者が相容れない関係にあることを示しています。
そうした中で、滝沢秀明さんがジャニー喜多川社長の後を引き継ぐと名乗り出たことによって、ジャニーズ事務所内の派閥構造にも大きな変化が起きるとみられています。
<↓の画像は、新たなジャニーズ事務所の体制の図>
『TOCANA』の記事では芸能関係者が、「デビュー組のほとんどすべてを押さえているジュリー派ですが、決して全員が信頼しているわけではなく、ジャニー・滝沢派に鞍替えするグループも出てくるだろう。最有力候補は、もともと飯島派だったKis-My-Ft2。滝沢はJr.時代からメンバーの世話をしており、今も近い関係にいる」
と語っています。
キスマイは滝沢秀明さんと良好な関係を築いているといい、今後ジュリー派を抜けて「滝沢派」に鞍替えする可能性があると見られているとのことです。
果たして、このような展開を迎えることになるかは定かではなく、ジャニーズ事務所が7月に開設した企業情報などを掲載しているコーポレイトサイトでは、事務所の組織図も公開されているのですが、藤島ジュリー景子副社長・メリー喜多川副社長の管轄下に「マネージメント本部」があり、その下に「制作1部」「制作2部」「制作3部」が設けられていて、キスマイは「制作2部」に属していると『サイゾーウーマン』に報じられています。
各制作部の割り振りについては、売り上げが高いグループと低いグループが混在しているといい、「制作1部」にはTOKIO、KinKi Kids、NEWS、ジャニーズWEST、King & Prince、「制作2部」は少年隊、V6、タッキー&翼、Hey! Say! JUMP、キスマイ、「制作3部」には嵐、KAT-TUN、Sexy Zone、木村拓哉さん、中居正広さん、山下智久さんが属しているそうです。
そして、ジャニー喜多川社長の管轄下には「Jプロジェクト」という部署があり、その下には「Jr.チーム」「研修生」が設置されていて、「Jプロジェクト」にA.B.C-Zなどが属しているとされています。
こうした組織構造に変化している中で、果たしてキスマイが部署異動となり、「滝沢派」になるかどうかは不明なのですが、「制作2部」の部長を務めているというV6を長年担当しているというベテランマネージャーは、キスマイをどうやってブレークさせるか頭を悩ませているという話もあり、今後新たにどういった展開を迎えるのか注目していきたいところですね。