推理作家・島田荘司さんの推理小説『御手洗潔シリーズ』の最新作『星籠の海』が映画化され、昨年3月に放送されたスペシャルドラマ『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』で主演を務めた玉木宏さんが引き続き出演することが昨年5月に発表され、その他に広瀬アリスさんや石田ひかりさん、要潤さん等が出演することが明らかとなりました。
しかし、出演が噂されていたKinKi Kids・堂本光一さんの名前は無く、スペシャルドラマから引き続き出演することを望んでいたファンからは落胆の声が上がっていたのですが、堂本さんの出演が現実に至らなかった裏事情を島田さんが暴露し注目を集めているようです。
<↓の画像は、島田荘司さんの写真>
昨年3月に放送のスペシャルドラマで堂本さんは、玉置さんが演じる天才探偵・御手洗潔の親友で作家の石岡和己役を好演し話題になったのですが、平均視聴率は8.6%という結果に。
島田さんはこの結果に対して自身のツイッター上で「これは第2弾、微妙だね」とつぶやいていたものの、ドラマの最後には「to be continued?」(続く?)と表示されており、ファンからは続編を期待する声が多く上がっていました。
その後、広島県の経済情報誌『経済リポート2015 4/10号』(広島経済研究所)に玉木さんと堂本さんの組合せで映画化されるという記事が掲載され、さらに島田さんが「『星籠の海』今月末から撮影開始で、忙しい彼のために、脚本工夫して待っている…」とツイートしたことから、続編に堂本さんが出演するのは濃厚だとみられファンの間で話題に。
ですが、『経済リポート WEB版』はその後「訂正とお詫び」として映画『星籠の海』の記事に関して「映画スタッフ、出演者は未確認情報で、誤りでした」と謝罪し、島田さんもツイートを削除したことから、堂本さんが出演するのかどうか不明な状況となりました。
さらに昨年5月に映画化が発表されたものの、玉木さん演じる御手洗と事件を追うオリジナルキャラクターの編集者役を広瀬さんが演じることが発表され、堂本さんの名前が発表されなかったことから落胆の声が上がっていました。
そうした中で島田さんが堂本さんが出演に至らなかった理由をツィッター上で明かしており、16日に島田さんは斎藤工さんが主演のドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(日本テレビ系)を引き合いに、「御手洗TVみたいに失敗しないで欲しいです」などとツイート。
さらに「消さなきゃいけなくなるかもなので、素早く理解してね。愛情は別として、関東で10%取れないと、成功とは言えないんですよ」「それで大企業J事務所は公ちゃん出せない判断となり、シリーズ次回も無理。で、映画の企画側は公ちゃんの出番を減らした脚本書き、次に声だけの出演にして待ち、ついには一言のみにしたんだけどやはり駄目だったわけ。でもこれはルールなので誰も攻めるべきじゃないです」と経緯を説明。
堂本さんの名前は出していないのですが、J事務所というのはジャニーズ事務所、公ちゃんというのは堂本さんのことを指しているとみられており、スペシャルドラマの視聴率が悪かったことが原因で、声のみの出演すらNGだったことを暴露しています。
こうした裏事情に対して、「大人の事情すげーな」「だから映画には石岡くんの出番がないのね……」「玉木さんと光一のツーショットを映画でも見たかったな」といったコメントが寄せられていたのですが、この暴露はやはり波紋を呼び、島田さんは18日にこのツイートを削除してしまったようです。
島田さんはスペシャルドラマ化された際の対談にて、「同じメインキャストでシリーズ化をお願いしたい」などと語っており、玉木さんと堂本さんの共演を望んでいたようなので、出演が叶わずファンと同様にさぞガッカリしたでしょう。
しかし、ゴールデン帯に放送されたにも関わらず、スペシャルドラマの平均視聴率は8.6%と2ケタに届かなかったため、映画もコケて堂本さんのイメージにも悪影響を及ぼす可能性があることからこれもしょうがないのかもしれません。
ですが、声だけの出演すらNGというのは少し厳しいのではないでしょうかね…。