木村拓哉さん主演の月9ドラマ『風間公親 教場0』(フジテレビ系 月曜21時)が19日に最終回を迎え、全話の平均視聴率が木村さんの主演ドラマ史上過去最低の数字で、27日に放送された特別編2時間スペシャルの視聴率が大コケしていたことが分かりました。
『風間公親 教場0』の視聴率は、初回の世帯視聴率が12.1%、個人視聴率は7.2%で今期2位の数字で好スタート切りましたが、第2話は世帯視聴率は10.7%、個人視聴率は6.6%、第3話は世帯9.8%・個人5.7%、第4話は世帯9.6%・個人5.8%、第5話は世帯9.1%・個人5.4%と、第2話以降は1ケタでの推移が続き、第6話ではワーストの世帯8.3%・個人4.9%までダウンしました。
第7話も世帯8.9%・個人5.3%、第8話は世帯9.4%・個人5.8%、第9話は世帯9.9%・個人6.0%、第10話は世帯9.4%・個人5.7%、最終回の第11話は世帯10.6%、個人6.6%、全話の平均世帯視聴率は9.8%で、木村拓哉さんの主演ドラマ史上ワーストの数字でした。
そして、26日20時からは特別編2時間スペシャルが放送され、最終回のその後に大きな注目が集まりましたが、内容はほとんどが総集編的なものだったせいもあってか、平均世帯視聴率は5.8%、個人視聴率は3.4%と大コケしていました。
ネット上の反応を見てみると、
- まで指導した5人の刑事候補生それぞれの回を繋げたもので、番外編のような別のストーリーがあったわけではないのが拍子抜けした。
ほとんどが繋ぎ合わせで途中でchを変えた人もいたのでは?視聴率5・8%というのもわかる - 「特別編」と銘打って視聴者を引きつけるのはちょっとセコい行為かも。内容はダイジェストとも呼べない薄っぺらさだった。
これを初めて観た人は、事件の経緯も新米刑事の活躍も、何が何やらさっぱりだと思う。 - これで終わりなら、すごく中途半端な感じ。続編への繋ぎだとしても何も新たな要素もなく、指導を受けた人達や風間のその後も何も描かれていなくて残念だった。
- 好きなドラマだったから新しい展開を期待して見たが裏切られた感満載。時間的に新しい展開はないなと判断して後半は観るのをやめた
- 総集編とは言え、5%かぁ…。フジもキムタクも一旦冷静になる時ですね。今映画化しても決していい結果を残せないでしょう。ここは一旦引いて新しい作品の構想を練ったほうがいいのでは
- フジは視聴者をバカにしすぎ。ネットフリックスとか競合するドラマを勉強して欲しい。
つい最近のものを2度も見せるなんて新鮮味がゼロ。これをゴールデンに放送するなんて…。コスト削減→視聴率ダウンの負のスパイラル。
などの声が上がっています。
木村拓哉さんは昨年4月期放送の『未来への10カウント』(テレビ朝日系 木曜21時)で、平均世帯視聴率が2度にわたって10%を切ったものの、最終回の視聴率は初回を上回る13%超えで有終の美を飾り、自己ワーストながらも全9話の平均視聴率は10.9%でした。
木村拓哉さんはそれから1年ぶりに『風間公親 教場0』で連ドラ主演し、ドラマには坂口憲二さん、新垣結衣さん、染谷将太さん、赤楚衛二さん、北村匠海さん、森山未來さんといった主演級俳優たちが顔を揃え、新春スペシャルドラマとしては視聴率が13~15%台と非常に高かっただけに期待が寄せられていましたが、10%を超えたのは3回だけと残念過ぎる結果でしたね。
森山未來さん演じる殺人事件の容疑者逮捕に至っておらず、ラストの意味深な終わり方などから続編があるのは確実とみられており、その根拠としてラストに映し出されたタイトルロゴで、ゼロの背景に「Ⅲ」の文字が隠れていたことが挙げられています。
<↓の画像が、タイトル「教場0」の背景に隠された「Ⅲ」の文字>
現時点では、まだ続編に関する有力な情報は出てきていませんが、教場シリーズの連ドラ化情報が複数のメディアに報じられ始めた当初から、連ドラ撮影終了後に映画版の撮影が始まり、2023年末に公開予定との報道もありました。
視聴率の低さなどから続編を映画にするのは避けた方が良さそうで、また正月に2夜連続でスペシャルドラマを放送する程度がちょうどいいのではと思いますが、今後の発表に注目したいですね。