“タッキー”こと滝沢秀明さん(34)が週刊誌『週刊文春』の直撃取材を受け、そこでSMAPの解散などに関して語っており、その発言の内容が話題になっています。
滝沢さんが同誌の直撃を受けたのは9月15日の午前3時過ぎ、東京・銀座の会員制バーから出てきた滝沢さんは時に声を荒げながら1時間近くにわたって質問に答えたそうです。
『週刊文春』は昨年1月に、ジャニーズ事務所の“女帝”メリー喜多川副社長の独占インタビューを行い、その際にメリー副社長は滝沢さんのことを「うちの滝沢」と呼び、寵愛ぶりをうかがわせ、その一方でSMAPについては「飯島のSMAP」と表現した上で、SMAPのチーフマネージャーだった飯島三智さんがかつて、SMAPの番組から滝沢さんを降ろしたのではないかという疑惑について記者の前で指摘していました。
そして、今回取材を受けた滝沢さんはそのインタビューを覚えていたといい、番組降板疑惑については「あれ、貴方が書いたの? 飯島さんは辞めましたから。もう終わったこと。派閥があろうが無かろうが、関係ないですよ。」と、ジャニーズ事務所内の派閥についても言及。
SMAPについては、「僕は(SMAPのことは)知らないし、直接話す機会もない。何も分からない分際で答える資格もないですよ。大体派閥って何? 何をもって派閥というの?」と答えたといいます。
さらに、「うちのタレントは事務所に守られているけど、それぞれ自分の仕事は自分で決めてますから。(事務所には)ただ恩返しをしているだけです。僕だけでなく、ジャニーズは全員そう。ただの少年が180度人生を変えてもらったわけですから、感謝するのは当り前。それをわからなかったらアホでしょう」とも語ったといいます。
次に、メリー副社長の娘である藤島ジュリー景子副社長が次期社長に就くということについては、「僕らじゃなくて会社が決めることだから」といい、取材を終えて立ち去ろうとする記者に、「僕らの仕事は、ただキャーキャー言われてるだけじゃないんです。自分の後ろにはスタッフとかたくさんの方がいて、その人たちの生活もかかっている。文春さんは好き勝手に書くけど俺らの人生、そんなに軽くないですから!」と話し続けていたといい、このように語った滝沢さんについて同誌は、「滝沢が説いたのは、まるで女帝・メリー氏の受け売りのような、ジャニーズ事務所の組織論と、タレントたちの不変の忠誠心だった」としています。
あの滝沢さんが『週刊文春』の取材に対してここまで語るということは、色々な思いがあったからこそだと思われますが、特に衝撃を与えているのは「アホ」と発言していることで、この言葉はジャニーズ事務所の意向を無視して、解散を決定したSMAPのメンバー4人に向けられた言葉なのではないかと一部メディアでは報じられています。
滝沢さんはKinKi Kidsの堂本剛さんと同様にジャニー喜多川社長に可愛がられていることで知られ、スぺオキ(スペシャルお気に入り)だと言われており、事務所内では中立的な立場にあったとされるジャニー社長管轄だと言われており、滝沢さんについては舞台制作、演出などの点で「未来の幹部候補」だと目されています。
そんな滝沢さんが今回、『週刊文春』の直撃取材に対してこのように語っていたことに対してネット上では、
- メリーという老人による会社の私物化を批判できない奴なんかに何かを語る資格はない
- メンバーがジャニーズに感謝するのは当たり前だけどジャニーズもメンバーに感謝せねばならんのよ。スマップレベルまで行ったらもう会社とメンバーは本来ならイーブンなんだよ。プロ野球だってそうだろ。一生球団の奴隷ではない。芸能界は腐った世界だから一生恩返ししないといけないんだろうね
- タッキーは文春のハイエナ体質に怒ってるんだけど、記事で上手いこと飯島派独立派に怒ってるようなイメージにすり替えられてるな
- ファンあっての事務所何だけどね。事務所があってもファンが居なくなれば何の価値もない。恩返しするならファンにしなさい。メリーじゃないから
- 『アホ』は記者に対して『そんなこともわからんのか』という意味で言ったんでしょ? 新聞も雑誌も売れない時代だからってタレントの揚げ足とって売るってどうなの?
などのコメントが寄せられています。
滝沢さんが間接的にSMAPの4人のことを「アホ」だと発言しているのではないかと見る向きもあり、『東京スポーツ』(東スポ)も1面で『SMAP糾弾 滝沢4人は「アホ」』という見出しで記事を出しており、「将来の幹部候補」と言われている滝沢さんがSMAPの解散騒動に参戦し、中居さんをはじめとするSMAPの独立派を痛烈に批判する言葉を口にし、独立派はいよいよ追い詰められて「これでジャニーズと決別するしかなくなった」という見方が浮上していると報じています。
<↓の画像が、23日付の東スポ一面より>
東スポによってかなり話が膨らまされることになりましたが、これに関してはこじ付けとしか感じられず、滝沢さんはタレントと事務所の関係などについて当たり前のことを言っているだけで、質問に対して特に踏み込んだ発言をしているわけでもなく、記者の質問や記事の書き方で滝沢さんが批判しているかのように見せており、ミスリードしているものだと感じます。
メディアはさらに騒動を大きくするために事を荒立てようとしているのかは分かりませんが、今後のためにもさらに事態が悪化するようなことはしないでほしいものですね…。