司会者としても活躍中の関ジャニ∞・村上信五さん(むらかみ・しんご 37歳)が、フジテレビ系の『東京2020オリンピック』番組のメインキャスターに起用され、ファンからは喜びの声が上がっていた一方、ファン以外からは疑問や否定的な声も上がっていましたが、週刊誌『フライデー』は村上さんがキャスターに抜擢された裏側について報じています。
村上信五さんは五輪キャスター初挑戦となるのですが、これまでに様々なスポーツ情報番組などでMCを務めており、司会者としての経験が豊富で仕切りが上手く、業界関係者等の間で評判が高いことや、フジテレビへの貢献度の高さも起用に繋がったとみられています。
しかし、『フライデー』によれば、フジテレビの東京五輪キャスターはすんなりと決まったわけではないそうです。
村上信五さんに決まった理由、経緯を知るテレビ局関係者によると、フジテレビは2016年リオ五輪と2018年平昌五輪では、芸能人をキャスターに起用せず、2010年バンクーバー五輪の銅メダリストでフィギュアスケーター・高橋大輔選手、五輪3大会連続の金メダリストで元柔道選手・野村忠宏さん、1988年ソウル五輪の銅メダリストで元シンクロ選手の小谷実可子さん等をオリンピアンキャスターとして起用し、アナウンサーがフォローする形となっていました。
<↓の画像は、平昌五輪でキャスターを務めた元フジテレビの加藤綾子アナ、高橋大輔選手、野村忠宏さんの写真>
そのため、スポーツ局や報道局は東京五輪でも、芸能人を極力外した硬派路線を希望していたそうなのですが、「上層部の判断で『村上就任』が決まったそうです。もちろん、ジャニーズ側からの強い要望もあったようです」
と明かしています。
こうして村上信五さんがフジテレビの東京五輪番組でメインキャスターを務めることになり、この発表後から現場スタッフ等の間では動揺が広がっているといいます。
村上信五さんの起用で動揺が広がっている理由についてフジテレビ関係者は、「実はここ2大会連続で夏と冬のオリンピックでメインから芸能人を外したのは、2012年ロンドン、2014年ソチ大会でメインを務めたTOKIOの国分太一さんの評判が良くなかったからですよ。とにかく、自分から積極的に選手たちに取材をしないですし、現場でスタッフは、そのお膳立てに奔走させられた。しかも、競技後のコメントもありきたりな感じで、盛り上がりに欠けたんです。また、ジャニーズのタレントが来るということで、すでに現場では“国分さんのようにならなければいいが……”と、不安の声が上がっています」
と語っています。
『フライデー』はこのような裏側を報じているのですが、この報道に対してネット上では、
- アナウンサーを起用して欲しい。王道でやって欲しい
- そもそもスポーツ色がない村上さんがなぜ?これこそ事務所の力だよね…アナウンサーで十分だよ…
- 村上さんは逆に積極性はすごいだろうけど、キャスターに必要なのは積極性だけじゃないしね…。
バラエティーでたけしさんやマツコさんに認められてたからといっても、ファンには悪いけどオリンピックキャスターはもうちょっと落ち着いた知性のある人がいい。 - ジャニーズ事務所のゴリ押し。村上はバラエティならいいかもしれないけれど、オリンピックのMCが出来る器じゃない。
とにかく品が無い。フジテレビもジャニーズ忖度ばかりして品の無い局になった。 - ジャニーズはここ数年?ほかの路線を開拓しようとばかりしているが、ファンは一曲でも歌って踊ってバラエティで楽しい話をしてる姿の方が喜ぶのでは?
競技の合間のタレントを見るより、一回でもコンサートの回数を増やした方が、直接見られて嬉しいと思う。 - 現在の柔道の解説をしているのを見て、かなり危機感を覚えた。
知識がないので、合いの手に徹していたが、それが兎に角すべっていた。
そして、全体的に感じたのは、選手への取材不足、リスペクト不足。
ジャニーズだからといって色眼鏡はかけるつもりはない。ただこのかたは相応しくない。 - ポスト中居にはならない。中居さんの方が選手へのリスペクトを感じるし、無駄な笑いを取りに行かず、分をわきまえてたよ。
声も聞きにくいし、関西の方には申し訳ないが、キャスターなら標準語でお願いしたい。バラエティーなら別にいいんだけどね。
そもそも、売り出し中のキンプリとかならともかく、村上君だから見ようという人は、ほぼいないのでは?
ジャニーズもフジも印象が悪いだけ。村上君も印象悪くなるよ、きっと。柔道でやっぱりダメだなと思ったもん。
などのコメントが寄せられています。
引き合いに出されている国分太一さんは、かつて『すぽると!』(フジテレビ系)でキャスターを務め、五輪キャスターにも起用されたものの、選手への取材を積極的に行わず、現場スタッフだけでなく選手たちからも総スカンを食らっていたという話は過去に報じられており、加えてコメントも面白くないなどと視聴者からも散々叩かれていました。
しかし、村上信五さんは国分太一さんとは違って非常に積極的で、前へ前へと出ていくタイプですし、口も達者ということから、コメントなどは特に心配する必要は無さそうですが、逆に前へ出過ぎることによって視聴者から不満の声が上がる可能性は十分あり、コテコテの関西弁にも拒否反応を示している方も少なくないことから、すでにネット上では村上さんのキャスター起用をめぐっては物議を醸しています。
『フライデー』の報道によれば、村上信五さんが東京五輪キャスターに抜擢された背景には、ジャニーズ事務所からの猛プッシュもあったそうで、様々な番組にジャニーズタレントを起用しているフジテレビとしては、それを拒否することが出来なかったのだろうと思いますが、やはり平昌五輪などと同様に、アナウンサーに加えて高橋大輔さんや野村忠宏さんなど、スポーツ選手をキャスターとして起用した方が無難で良かったかもしれませんね。
ちなみに、NHKでは東京五輪の魅力や感動を伝える「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に嵐を起用しており、ジャニーズ事務所と特に密接な関係にある日本テレビは、現時点でキャスターの発表はしていないのですが、一部ではKAT-TUN・亀梨和也さん、NEWS・手越祐也さんなどジャニーズタレントが候補として挙げられています。