阪神競馬場で開催のG1レース『宝塚記念』のCMキャラクターを務めた関ジャニ∞の横山裕さん、村上信五さん、錦戸亮さんが24日に、阪神競馬場で国歌斉唱と表彰式プレゼンターを務め、会場には多くの関ジャニ∞ファンが詰めかけ、入場者数は合計6万5800人と、昨年比122.4%の大幅増だったことが発表されました。
ちなみに、入場料は200円となっています。
その一方で、レース自体の売り上げは伸びず、今年は192億1928万7700円で、昨年比90.9%と約10%のダウンだったそうです。
関ジャニ∞ファン(通称:eighter、エイター)は女性がほとんどということから、残念ながら馬券を購入するファンが少なく、入場者数の割には売り上げが伸びなかったとみられているのですが、この日の会場ではこの他にも残念な光景がみられたという報告がツイッターなどに多数上がっており、競馬ファンらの間で物議を醸していました。
<↓の画像が、阪神競馬場で国歌斉唱した関ジャニ∞のメンバー、宝塚記念を制した和田竜二騎手の写真>
関ジャニ∞の3人が出演し国家を斉唱することなどから、多くの関ジャニ∞ファンたちが阪神競馬場に集まったのはいいのですが、ジャニーズのコンサートのノリで来場してしまうファンが多かったようで、メンバーの顔写真などがプリントされた特製ウチワを持っていたり、日傘を差している人もいたことから、大事なレースが見えなかったという声が噴出していました。
また、レース終了後にイベントを行うパドックにも多くのファンが駆け付けたことから、「係員による場所取り禁止の呼びかけなどの処置」が取られたそうで、『JRA(日本中央競馬会)』の公式サイト上でも、「パドックエリア前方での観覧は、人数限定のため当日抽選を行います」「敷物による場所取りは禁止させていただきます」とアナウンスしていたのですが、これらのルールを把握していなかったファンも多くいたようです。
関ジャニ∞の3人が国家斉唱するウィナーズサークル前では、レジャーシートを使って場所取りし、そのうえ日傘を差して待機するという行為が見受けられたそうです。
<↓の画像は、麒麟・川島明さんのツイートとウィナーズサークル周辺の写真>
その結果ツイッター上では、
- 関ジャニファン、日傘邪魔すぎ。マナー悪い!
- シートでの場所取り、集団移動や日傘もとても邪魔! ここ競馬場なんですけど
- 馬は日傘を怖がるし、後ろの座席の人が見えなくなる
- シートを広げて陣取って、日傘さして居座ってるのを見て『そこはあなたたちのために準備した場所ではない』と何回思ったか……
- 阪神競馬場に二度と来るな。叫ぶな、騒ぐな、日傘さすな、走るな。馬と騎手を見たい人が見られなかったっておかしくない?
- 競馬場のマナーを調べず、シートで場所取り、日傘、キャーと歓声。ライブじゃないので。馬がびっくりしてしまう
- コンサートTシャツ着て、ツアーバッグ持ってる人いるし……謙虚な姿勢で行ってほしい
- うちわ持ってきてる人がいて、それはさすがにありえないと思った。前に座ってた競馬ファンの人は『もう二度と関ジャニ∞なんか呼ばんとって』と…
- 最前列で関ジャニ∞ファンが日傘を差して、競馬ファンが“後ろの人に迷惑だから”と注意したら睨みつけてた
- JRAは何がやりたかったんだ?もちろん、関ジャニファンが悪いわけじゃないが。常々JRAってイベントの企画、運営が下手だなって思う
- 阪神競馬場に関ジャニ∞目当てに来るオタクのマナー違反に対して文句言ってるツイートをよく見るけど、ジャニーズ呼んだJRAの責任でしょ
などのコメントが寄せられ、関ジャニ∞ファンたちのマナーを巡って物議を醸しています。
ニュースサイト『日刊サイゾー』によれば、関ジャニ∞ファンは「マナーの悪さはジャニーズファンの間でも有名」だとし、過去にもトラブルを起こしていたことを伝えています。
トラブルが起きたのは、昨年5月開催の野外ロックフェス『METROPOLITAN ROCK FESTIVAL』(略称:メトロック)でのことで、関ジャニ∞がロックバンドとして初めて野外ロックフェス出演ということからファン等の間で大きな注目を集めていました。
『メトロック』は毎年大阪と東京で開催されているのですが、関ジャニ∞は東京会場の2日目に登場し、同じステージには、キュウソネコカミ、KANA-BOON、SHISHAMO、Coccoさん、サカナクションといった人気アーティストがラインナップされており、多くの観客を集めていました。
しかし、この会場でも一部の関ジャニ∞ファンがウチワを持参し、格好も屋内と同じくヒールやサンダル、スカート姿で来場しており、そうした姿をしているにも関わらず、関ジャニ∞の順番(サカナクションの前、18時頃からの登場)が来る前の午前中から、ステージ付近のポジションを陣取っていたとして、同ステージに登場する他のファンたちからは批判の声が噴出する事態になっていました。
また、一部の関ジャニ∞ファンは他のバンドの演奏時に全く盛り上がらずに無反応だったと、いわゆる“地蔵”状態になっていたという指摘されていました。
<↓の画像は、昨年の『メトロック』に出演した関ジャニ∞メンバーの写真>
そのため、関ジャニ∞のパフォーマンスは素晴らしかったものの、ファンのマナーは最悪だったという声が多く上がる事態になっていたのですが、それと同じようなことが阪神競馬場でも起こってしまったというのは残念ですね。
今回批判されているのはあくまでも一部の関ジャニ∞ファンであり、全員がマナーを守っていなかったというわけではないのですが、こうしたトラブルが発生するとどうしてもファン全体、さらにはグループの印象にも悪影響を与えてしまいます。
どのような事態になるかを想定せず、きっちりと準備や対応をしていなかったJRA側にも問題があったのは事実のようで、関ジャニ∞のファンだけを責めることは出来ませんが、関ジャニ∞ファンの印象がこれ以上悪くならないように、一人ひとりがマナーを守ることに注意するようにしてほしいなと思いますね。