マリウス葉が芸能界引退で理由説明。Sexy Zone脱退＆ジャニーズ事務所退所、最後にカウコン出演へ

2022年12月27日（火）12:23

ジャニーズの5人組グループ『Sexy Zone（セクシーゾーン）』のマリウス葉さん(22)が、年越しイベント『ジャニーズカウントダウン2022－2023』（略称：カウコン）への出演をもってグループを脱退、ジャニーズ事務所からも退所し、芸能界を引退することが27日に電撃発表されました。

ジャニーズ事務所は27日に公式サイトを更新し、「マリウス葉（Sexy Zone）は、2022年12月31日『ジャニーズカウントダウン2022-2023』への出演をもちまして、Sexy Zoneとしての活動を終了し、ジャニーズ事務所を退所、そして、芸能界より引退いたしますことをご報告申し上げます。」と発表した上で、その経緯や理由を説明しています。

マリウス葉さんは2020年12月から体調不良を理由に芸能活動を休止していましたが、体調不良の原因については、「芸能活動とともに学業にも意欲的に励むなど、日々、充実しておりましたが、何事にも全力で取り組む姿勢により心身のバランスを崩したことが主な理由となります。」としています。

その後、活動休止中には学業を通じて「国際的に活躍することができる人物を目指したい」という新たな夢が生まれ、考え抜いた末に芸能界を引退し、新たな夢を追うことを決断したとのことです。

ジャニーズ事務所側も本人の意志を尊重し、Sexy Zoneからの脱退と退所を受け入れたといい、「どのような道であったとしても皆様のお役に立つことできる人物となり、社会で活躍することを心から願っております。2年間、お待ちくださったファンの皆様には、誠に心苦しい限りではございますが、皆様のご声援でマリウスの夢への第一歩を後押ししていただけましたら幸いでございます。」とし、Sexy Zoneは今後も4人で活動していくと報告しています。

マリウス葉さんもコメントを発表し、復帰を願うファン等の期待に応えることが出来なかったのはとても心苦しいとした上で、活動休止から芸能界引退を決断するまでの経緯を説明し、「年を重ね、期待に応えたいと精進するうちに、自分が本当はどんな人間なのか、何が好きなのか、何が必要なのか等わからなくなり、自分を見失ってしまいました。そのような状態で仕事や学業に励むことが困難となり、休止に至りました。休止発表後、しばらくはドイツで心身医療の専門家のサポートを受け、治療と療養に専念していましたが、その期間が、自分の人生を振り返り、自分と向き合う機会ともなりました。そして、根本的な解決や、芸能界復帰が可能なまでの体調回復には至りませんでしたが、日常生活を取り戻すために、2021年の夏ごろにまず学業の再開から試みることになり、2021年9月にスペインの大学に編入しました。」と、活動休止後に海外留学していたことを初めて明かしています。

そして、日常生活を取り戻していく中で、今後日本に帰国して芸能界復帰するという未来図を描けなかったことで引退を考えたといい、「この葛藤をメンバーや事務所に伝え、何度も話し合いをした結果、4人のお兄ちゃんは『マリウスの健康と夢を応援するよ』と言ってくれ、今年の年末に卒業することになりました。」としています。

スペインの大学では、政治、哲学、法律、経済学、国際弁護の勉強などをしていると明かした上で今後については、「無事に卒業することを目標にして、今の夢としては将来、これらの知識を活用し、世界中の困った人たちや国際社会の役に立てる人間に成長していきたいと思っています。」と新たな夢を明かしています。

最後にメンバーやファンに向けて、「Sexy Zone、ファンの皆さんと過ごした年月は、僕のかけがえのない財産です。Sexy Zone のみんながより多くの人に愛され、皆さんと忘れられない貴重な時間を末永く共有できることを心から祈っています。これからは、ファンの一員としても Sexy Zone を応援していきます。そして僕は、日々の生活の中で人々の役に立ち、何かを与えられるよう、自分なりにベストを尽くしていきます。未来のどこかで僕たちの道が重なる日まで、皆さんの健康と幸せを祈っています。」と綴っています。

この発表を受けてジャニーズファン等からは、

寂しいけど、寂しいけど…違う道だけど、応援してるよ！今までお疲れ様ありがとう
やっぱ、引退しちゃうんだね…でも、カウコンに5人揃う姿を見てみたかったから、引退前にカウコン出てくれるのはめっちゃ嬉しい
最後にちゃんと顔を見せてくれようとしてる姿勢、素晴らしいな
何だか脱退の話が多くて、色々びっくりだけど、マリウスくんは復活できたらして欲しいなって思ってた。でも、本人の体調が何よりも大切だから元気で頑張って欲しい
元々そうまり担だった私はキンプリに出逢わせてくれたのもマリたんのおかげだし新たな夢に向かって大きく羽ばたいて欲しい
IMPACTorsに続きマリウスまで。優秀なタレントがどんどんいなくなる事務所。
カウコンには出ませんと公式さんから発表されていたから申し込まなかった人もいると思われるのにこれはあまりにもマリウス担に失礼では
年齢的にデビューが早過ぎたんだな。すごい真面目なのはテレビを見ていても伝わってきたし何事にも真剣に取り組んだが故におきてしまったことなんだろう。
これからは無理せず過ごしてほしい。あなたのような真摯な人は一般社会でも必ず通用するよ。
寂しい、また5人でアイドルしてる姿を見せてってやっぱり思ってしまうけれど、マリウスが笑顔でいてくれることが1番だし、人生1度きり、マリが進む道に多くの幸がありますように

などの声が上がっています。

突然のグループ脱退と芸能界引退発表に対して、多くのファンから悲しみの声が上がる一方で、この展開はある程度覚悟していたとの声も多く見受けられます。

今年4月時点で週刊誌『フライデー』は、マリウス葉さんが芸能活動を休止した時点で引退を考えていたことや、今年1月に日本へ一時帰国しジャニーズ事務所と話し合いの場を持ったものの、マリウスさんの意思は固く引退の意向は揺るがなかったと報じていました。

ただ、その後『週刊女性』の取材に応じたドイツ出身の父親・マークさんは、「芸能活動と大学生活の両立に苦労していたのは事実」としながら、「将来について考えている最中です。方向性が決まったわけではありません。芸能界に戻るのも選択肢の1つで、あり得ない話ではないですよ」と答えていました。

これによって今後復帰する可能性はゼロではないとみられていましたが、マリウス葉さんはその後も芸能活動を再開することなく、今月に入ってからもニュースサイト『サイゾーウーマン』はマリウス葉さんの退所は内定していると伝えていました。

そして、活動休止から2年でSexy Zone脱退、芸能界引退が正式発表され、マリウス葉さんは最年少ながらグループで大きな存在感を放っていたほか、英語も話せることでアメリカのドラマ『フルハウス』のスピンオフシリーズ『フラーハウス』に出演するなど、ソロでも活躍していた方なので芸能界を引退してしまうというのは正直残念です。

しかし、マリウス葉さんはかねてからアイドル活動以外の分野にも目を向け、4年前の時点で、「将来は、ボランティアでも、世界平和やマイノリティーの人権をサポートするプロジェクトを立ち上げたい」と明かしており、現在もその夢の実現に向けて勉強に励んでいるとのことから、こうした結果になってしまったのは残念ではあるものの、今後の活動を応援したいですね。