昨年9月に活動休止を発表した『タッキー&翼』が10日をもって解散していたことや、メンバーの“タッキー”こと滝沢秀明さんが年内をもって芸能界引退、プロデューサーに転身すること、さらに今井翼さんがジャニーズ事務所を退所することが電撃発表されました。
最初にファンクラブ会員に対して発表されたコメントでは、「本日は僕たち2人から、タッキー&翼を支えてくださる皆様へ大切なご報告があります。」として、昨年9月に活動休止を発表して以降、それぞれが今後の人生や、『タッキー&翼』として今後もファンの期待に応えられる活動を継続していけるのかなどを深く考え、事務所とも話し合いを重ね、最終的に2人で話し合った結果、9月10日をもって『タッキー&翼』を解散させることを決めたと発表しています。
<↓の画像が、ファンに向けたメッセージ全文の写真>
そして、滝沢秀明さんは今後について、年内の活動をもって芸能界を引退し、今後はジャニー喜多川社長が行っていたタレントを育成、プロデュースするという意思を受け継ぎ、ジャニーズJr.の育成、舞台やコンサートなどエンターテインメント関連のプロデュース業に専念すると報告しています。
一方の今井翼さんは、今年3月に耳の病気「メニエール病」が再発したことで活動を休止中で、現在も療養生活を続けている状態にあり、自身の身体にしっかりと向き合うためにジャニーズ事務所を退所し、これから病気を克服し、心身ともに健康な状態にすることに専念すると報告しています。
また、病気を克服した後のことについては、心身ともに健康な状態になってからしっかりと考えていき、その時が来たら改めて報告できるよう頑張っていきたいとしています。
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長もマスコミに向けてコメントを発表しており、滝沢秀明さんの芸能界引退については、「滝沢秀明は芸能界を引退してジュニアの育成や私の舞台演出を手伝ってくれると聞き、本人にはプレイングマネージャーの選択肢があることも伝えましたが、裏方に専念したいという強い希望を受けて、このようなご報告となりました。」
と説明しています。
今井翼さんのジャニーズ事務所退所については、「この数年間、体調不良で仕事が思うように出来ない中、本人が辛い思いをしていたのを間近で見ておりました。責任感の強い彼にとって、仕事をしながら病気を治すことは難しく、何も背負うものがない状態で自分と向き合いたいと聞き、本人の希望を受け入れました。」
と説明し、「心身共に健康となった彼がまた活躍してくれる日が1日も早く来ることを心から願っています。」としています。
『タッキー&翼』が解散、滝沢秀明さんが芸能界引退、今井翼さんがジャニーズ事務所退所と、衝撃的な発表が3つ同時に行われ、ファンたちはあまりにも突然のことに困惑しており、ネット上の反応を見てみると、
- 解散事後報告はいくらなんでもしんどすぎる
- タキツバ9月10日に解散て。なんで事後報告?ファンに挨拶もさせてもらえないの?どこがファンファーストなんだよ!!
- 安室ちゃんみたいに1年前から引退宣言してくれるのはある意味親切なんだな。ファンも努力をするから。事後報告やめて。滝翼はどうしてこんな終わり方なのかな。
- 9月11日に16周年だったのに、ファンに知らない間に10日には解散してたって私が担当だったら本気で病むよ、、、担当じゃないのに泣きそうだもん、、、なんで事後報告だったんだろ、、、
- 解散していたっていう事実がつらい。どうして事後報告。この2日間何も知らなかった私のおばあちゃんはタキツバが大好きで泣いてる。2日間、2人のことを何もわかってなかったって
- 私が知らない間にタッキーandつばさが解散していた…東の滝沢、西のすばる、両方居なくなってしもうた…
- 寂しい タッキー来年のWOWOWのドラマは?来年から滝沢歌舞伎は無いの??やだーー
- タッキーはタレント育成とプロデュースしてく、芸能活動は引退…滝沢歌舞伎があれで最期なのか…やから映像化して残すのか…翼も事務所退所…
- え、じゃあ今年の御園座が滝沢歌舞伎の最後だったってこと?だから今年の新橋の千秋楽で来年の決定流さなかったの?今年の春の時点でもう来年はやらないよって決めてたの?御園座で滝沢歌舞伎の歴史は続いて行くってみんなが話した時滝沢どんな気持ちだったの?ねえ、せめて最後って言って来年やってよ
- 来年も「滝沢歌舞伎」をやることに決まりました、と今年の千穐楽に言わなかったときから、嫌な予感はしていたけれど…悪夢のようで言葉を失う。。。涙も出ない
- タッキーは統制力とかトップとしてやっていく能力が高いとは思うけど表舞台でキラキラしてるタッキーを見ることが出来ないのかと思うとすごく辛い 滝沢歌舞伎はどうなるんだろう
などの声が上がっています。
こうした展開を迎えることが予想される記事は週刊誌『週刊文春』などによって報じられており、高齢のジャニー喜多川社長が自身の後継者として滝沢秀明さんのことを指名していたことなどを伝えていました。
ジャニーズ事務所は今後、メリー喜多川副社長の娘で、ジャニー喜多川社長の姪にあたる藤島ジュリー景子副社長が引き継ぐとされているのですが、テレビや映画をメインとするジュリー副社長と舞台やショーを中心とするジャニー社長は、仕事のやり方や考え方が全く違い、2人は決して良好な関係とは言えない状態にあったようです。
そして、藤島ジュリー景子副社長が事実上のトップに立って采配を振るうようになって以降、所属タレントのスキャンダルが相次ぐなどして大揺れの状態になり、事務所全体のイメージが悪化の一途を辿っている中、事務所を建て直すべくマネジメント業務に乗り出したのが、ジャニー喜多川社長に後継者として指名された滝沢秀明さんだったそうです。
現在ジャニーズ事務所には約90名のデビュー組と、デビューには至っていない300名近いデビュー予備軍のジャニーズJr.が在籍しており、ジャニーズJr.内のユニットに所属し、ある程度のファンを獲得しながらもCDデビューが出来ていないグループを救うために、滝沢さんはテレビ局に直談判をしているといいます。
記事ではある若手のジャニーズタレントが、事務所内で一番面倒を見てくれるのは滝沢秀明さんだと明かし、ジャニー喜多川社長の代わりに何かあれば声を掛けてくれたり、相談事も親身に聞いてくれるといい、「ジャニーズ全体のことを考えているタレントは滝沢君しかいません」と語っています。
一方の今井翼さんについてですが、今井さんは3月に「メニエール病」の再発で活動を休止、入院治療をしていたものの、すでに3ヶ月以上前に退院しており、それにも関わらずジャニーズ事務所は退院したことを一切発表せず、復帰のめどが立たない状態にあるとしていました。
『週刊文春』はすでに退院している今井翼さんにも直撃取材を行っているのですが、現在の体調については「まあ、徐々に……」と答え、ジャニーズ事務所からの退所説については「いえ」と否定し、その一方で滝沢秀明さんに関する質問は遮り、口を濁していたと伝えていました。
このような記事が報じられていたことから、今後『タッキー&翼』は解散してしまうのではないかとは囁かれており、今井翼さんについても以前、メリー喜多川社長に対する不満を口にしていたことが報じられていたことから、ジャニーズ事務所から退所するのではないかとも言われていたのですが、今回のような形で突然、同時に発表されるとは思いもしなかったことから驚きましたし、今後2人が揃う姿を見られないというのは寂しい限りです。
また、滝沢秀明さんは芸能界を引退し、今後はプロデューサーとして活動していくとのことから、もう表舞台に立つということは完全に無くなる可能性があり、今井翼さんも現時点では引退こそ発表していないものの先行きが不透明で、こうした展開を迎えてしまったのは残念ですね。