“タッキー”こと滝沢秀明さん(35)と今井翼さん(35)によるユニット『タッキー&翼』(略称:タキツバ)が、9月から活動休止に入ることを3日付の『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じています。
スポニチによると、デビュー15周年を迎える9月11日を前に、滝沢秀明さんと今井翼さんは今後についてじっくりと話し合い、活動休止という結論を出したといい、活動休止する理由は「ユニット活動に対する方向性の違い」などで、「休止期間は不明」とのことですが、「解散は無い」といいます。
活動休止は活動再開も視野に入れた前向きな選択で、タッキー&翼としての活動は休止しますが、引き続きソロ活動を続けていくそうです。
テレビ局関係者は、活動休止の背景について「2人の間にユニット活動に対する方向性の違いが出てきたこと」「才能あふれる2人だけに、ユニット活動に対する意見や考え方もいろいろとあったのでしょう」と語り、3ヶ月以上前から『タッキー&翼』の今後について話し合った末に、このような結論に至ったとのことです。
滝沢秀明さんと今井翼さんは、1995年4月25日にジャニーズ事務所に入所した同期で、ジャニーズJr.時代から共に活躍し、ジャニー喜多川社長は当初、滝沢さんのソロデビューを計画していたものの、滝沢さんが今井さんとの活動を希望したことから、2002年8月に『タッキー&翼』としてデビューすることが決定し、同9月11日にアルバム『Hatachi』でCDデビューを果たしました。
2003年11月リリースの2ndシングル『夢物語』が初のオリコン1位を獲得するヒットとなり、その後も様々なヒット曲を生み出しました。
2012年には、デビュー10周年を記念したアルバム『TEN』をリリース、『タッキー&翼10周年記念 日本列島縦断コンサート』を開催するなど、ユニット活動を続けていましたが、2014年10月に今井翼さんが難聴、耳鳴りなどの症状が現れる耳の病気「メニエール病」を発症し、これによって音楽番組やコンサートの出演をキャンセルし、コンサートについては滝沢秀明さんが1人で出演しました。
今井翼さんはそれから2ヶ月後には仕事復帰を果たし、『タッキー&翼』としての活動も行っていましたが、デビュー15周年イヤーに入る前後から活動量は減少し、コンサートは2016年1月に行ったのが最後となっており、CDも2014年12月リリースの5thアルバム『Two Tops Treasure』以降は出していませんでした。
そして、今年に入ってからも『タッキー&翼』としての活動量は非常に少ないため、解散説も飛び交っていました。
そうした中で『タッキー&翼』の活動休止が発表されネット上では、
- う〜ん、やっぱこうなっちゃったかぁ。なんとなくそんな感じはね。
- ジャニーズに詳しくなくても、こうなるとわかっちゃうくらいに別行動だったしね。仲が悪くないなら、必要な時に一緒にやれば良いと思う。方向性の違いって、お互いにそれぞれやりたい事があるってことだし、悪いことじゃない。
- 滝沢秀明は事務所に守られてる感あるけど、今井翼は……。今後が心配
- そもそも、しばらく2人でいるところ見てないから、あえて宣言しなくてもって感じ。
- もともとそんなに活動していなかったから、むしろ『まだ組んでたの?』と思った。
- もう解散でよくない?
- こうなるよね。違いすぎるもんね二人の扱い。間近でSMAPの解散も見てるしね。少年隊コースですね
などのコメントが寄せられています。
今井翼さんと滝沢秀明さんには不仲説もあり、これもユニット活動が減少した原因なのではないかとも囁かれていたのですが、この噂については今井さん本人が6月3日放送のトークバラエティ番組『おかべろ』(フジテレビ系)に出演した際に否定しています。
今井翼さんは関西ジャニーズJr.の室龍太さんと共にゲスト出演し、『ロンドンブーツ1号2号』の田村亮さんに滝沢秀明さんとの不仲説について聞かれると、「2人組ってよく言われますよね? ありません? 悪い良いっていうより、ここまでくると普通ですよね?」「逆に(仲が)良すぎたら気持ち悪くないですか? 言ったらもう夫婦みたいなもんなんですよ」と不仲説を否定。
続けて、「ちょっとしたことで周りの方は、すごく繊細に気にされたりとか、ものすごく誤解されたことが記事になってたりとか。でも実際は僕らって言葉にしなくってもわかり合ってるところって……」と語っていました。
今井翼さんがこのように語った約2ヶ月後の8月2日には、『タッキー&翼』として音楽特番『FNSうたの夏まつり~アニバーサリーSP~』(フジテレビ系)に出演し、スペシャルメドレーを披露しており、2人が仲良さそうにじゃれ合うシーンがありファンを安心させていました。
<↓の画像が、『FNSうたの夏まつり』出演時の滝沢秀明さんと今井翼さんの写真>
そうしたことから、『タッキー&翼』の活動休止も不仲が原因ではなさそうで、ソロ活動を充実させていきたいという思いなどから、解散ではなく活動休止という結論に至ったのではないかとみられます。
また、活動休止の原因として考えられるのは、昨年10月に週刊誌『週刊文春』が報じた記事で、今井翼さんが週5回ペースで通っているという東京・銀座のクラブにて、「解散したい」「滝沢は自由だ。事務所の恩恵を受けてる」といった愚痴をこぼしていたほか、「SMAP解散はメリーさんのせいだ。俺はもう事務所を辞めるしかない」とも語り、こうした発言がメリー喜多川副社長の耳に入ってしまったことから、お灸を据えられたと伝えていました。
この記事が出た後に今井翼さんは不仲説を否定しているため、この記事がどこまで本当なのかは定かではありませんが、これもタッキー&翼の活動休止と関係しているのかもしれないですね。
『タッキー&翼』として活動する姿を今後しばらく見られないのは残念ではあるのですが、滝沢秀明さんと今井翼さんはソロでも様々な活動を行っており、ユニット活動休止後も引き続きソロ活動を続けていくとのことから、今後のさらなる活躍に期待したいですね。
【追記 9/3 13時50分】
ジャニーズ事務所が『タッキー&翼』の活動休止を正式発表しました。
ジャニーズ事務所は活動休止の理由について、「この数年はタッキー&翼として良いパフォーマンスをご披露出来ず、どのように活動することが良いか話し合いを重ねてまいりました。最終的に2人でこのまま継続するよりも、一度グループ活動を休止し、それぞれがスキルアップを目指した個人活動に専念することで成長してタッキー&翼に戻っていきたいという本人達からの希望を受け入れることと致しました。」と説明しています。
また、滝沢秀明さんと今井翼さんの直筆コメントも発表されており、滝沢さんは「この判断が間違っていなかったと後に思えるように今後も頑張りたいと思います。引き続き応援宜しくお願いします。」、今井さんは「この節目を新たな契機として初心にかえるような気持ちで芸道と向き合いたいと思います。皆様のご支援を僕の誇りとして良いご報告ができる様、全力で頑張ります。」と綴っています。
<↓の画像が、活動休止発表の書面>