ABC・清水次郎アナウンサーが中学校・高校の社会科教師に転身へ! 阪神戦や高校野球中継の実況で活躍も異例のチャレンジ
朝日放送(ABC)所属のアナウンサーで、テレビやラジオのプロ野球『阪神タイガース』戦や高校野球中継の実況などを務めている清水次郎アナ(44)が、中学または高校の社会科教師への転身を目指し、6月中旬に同局を退社することが明らかとなりました。
清水アナは、少年少女が加害者となる事件を自身が伝える中で、かねてから「何で若くて未来があるのに」と心を痛めていたといい、マスコミの世界で働く者として何か貢献方法があると思っていた一方で、「どうしてもそれは遠い」と感じており、子供たちに自分ができることを改めて考え、最終的に「教師になろう」という結論に至ったといいます。
清水アナは東京都狛江市の出身で、早稲田実業学校高等部から早稲田大学第一文学部(演劇専修)に進学し、大学卒業後の1994年に朝日放送(ABC)へ入社しているのですが、大学生時代に教員免許を取得していないため、2011年の秋から通信教育で中学校・高校社会科の教職課程を履修し、4年かけて教員免許を取得したそうです。
7月に行われる採用試験に向け、3月末でアナウンサー業務を終えて受験勉強に専念し、妻と幼い2人の息子を持ち不安もあるものの、妻の応援に背中を押されたといいます。
清水アナは2003年4月から2014年12月まで、阪神関連の番組『虎バン』の初代ナビゲーターを務め、夏の甲子園決勝のテレビ実況は2007年から7回担当しており、「子供のころから好きな阪神や高校野球に携われる夢のような日々」「実況できなくなるのは正直、寂しい」と打ち明けています。
そんな清水アナは親交のある星稜高校(石川県)の元監督・山下智茂から転身について、「やめなさい。下積みがあって今の地位があるんだから」と諭された一方で、「教師の仕事はお金は残らないけど、人が残る素晴らしい職業だよ」という言葉をもらったといい、元阪神でラジオ番組で共演している赤星憲広さんからは「“らしい”と思う」と言われたとのこと。
ちなみに、赤星さんは大学時代に社会科の教員免許を取得しており、大学卒業後にプロ野球選手になれなかった時には高校の教員になり、野球部の監督になろうと考えたこともあったといいます。
清水アナは後輩アナに実況指導する際、繰り返し同じことを注意する「しつこい性格」だそうで、それが教育現場ではプラスに働くと信じているといい、「必ず1つは人を笑顔にしたり幸せにできる力を子供は持ってる。それをしつこく一緒に探す先生になりたい」と語っています。
そして、これに対してネット上では、
- 44歳という年齢、給料も下がるしすぐに採用試験が受かるかもわからない。それでも突き進む本人の信念と、応援してくれる奥さんがすごい。
- アナウンサーも厳しい世界だろうけど、教師も厳しい世界。甘くない。でもこれだけ志の高い人が教師になれば子どもは幸せ。挫折することもあるだろうけど、今の気持ちを忘れずに頑張って
- すごい!!!給料もだいぶ下がるだろうに。奥さんも理解がありますね。
- 44歳、家族ありでこの転身は勇気があるね。目標をしっかり持てる方なんだろうな。
- 学校出たての若い教師よりは数年社会人として活動していたような教師の方が良いんじゃないのかなと思う。一般企業で頑張った方が教師になるのはとても良いと思う。生徒たちには本当の社会の厳しさ、やるべき事をアドバイス出来ると思うよ!
- 清水アナの阪神戦の実況、明るいし何が起こっても臨機応変に対応できるし、好きだったけど聴けなくなるのは残念。夢に向かって頑張って下さい。
- 教師なんて現実はかなり厳しい(むなしい)世界だと思うが,やりたいようにすればいい。
- 清水アナってABCのスポーツアナウンサーのエースですよ。プロ野球の開幕まで一週間切った今、ある意味巨人の賭博よりびっくりかも。でも、本人も相当な葛藤があった末の決断だったと思います。がんばれ!
- 高い志しを持ってるならいい。だが今の収入の半分にも満たない上に、きっと慣れるまでの数年は苦労するだろうな。決めたからには頑張ってもらいたい。
などのコメントが寄せられていました。
清水アナは現在44歳で、2006年12月に気象予報士で元タレントの山崎美和さん(41)と結婚し、2人の子供がいるというにもかかわらず、ABCを退社して社会科の教師を目指すというのは凄いですよね…。
強い思いがあってのことだと思いますが、そんな清水アナのことを止めずに応援し、背中を押していたという妻の美和さんに感心してしまいます。
教員免許は取得したものの、まだ採用試験に合格したわけではないため、すぐに社会科の教師として教壇に立つことは出来ないかもしれませんが、これまでの経験を活かし、素晴らしい教師になれるよう頑張ってほしいと思いますね。
ちなみに、芸能界には教員免許を取得している方は多くおり、アナウンサーで言うとTBSの安住紳一郎アナは中学校の国語科の教員免許、フジテレビの加藤綾子アナは中学・高校の音楽の教員免許、NHKの井上あさひアナは小学校と中学校の教員免許、元TBSでフリーの小林麻耶さんは中学・高校の英語、フリーの杉崎美香さんは教育職員免許状(小中学校2種 英語)、TBSの出水麻衣アナは教員免許(英語)、同局の佐藤渚アナは家庭科の教員免許、元TBSの小林悠さんは地理歴史の教職免許。
その他にも、『B’z』のボーカル・稲葉浩志さんは高校の数学、小学校教員免許、シンガーソングライターの中島みゆきさんは国語の教員免許、『HOUND DOG』のボーカルでタレント・俳優の大友康平さんは社会科の教員免許状、大塚愛さんは幼稚園教諭の免許、『SEKAI NO OWARI』でピアノ等を担当のSaoriさんは音楽家の教員免許を持ち、小学校で音楽教員のバイト経験もあるといいます。
タレント・優木まおみさんは小学校教員免許、叶姉妹の叶美香さんは小学校教諭二種免許、森公美子さんは音楽の教員免許、清水ミチコさんは中学家庭科の教員免許、アイドルグループ『カントリー・ガールズ』の“ももち”こと嗣永桃子さんは幼稚園と小学校の教員免許、元AKB48・SDN48でタレントの大堀恵さんは家庭科の教員免許。
タレントの壇蜜さんは英語の教員免許、武井壮さんは高校の社会科と商業科の教員免許、ピン芸人のあばれる君は中学の社会科と高校の世界史の教員免許、同じくピン芸人の小島よしおさんは国語科の教員免許、お笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢さんは中学・高校の保健体育科の教員免許、小学校、中学校、高校の教員免許、俳優・永井大さんは体育科の教員免許、大泉洋さんは高校の地理歴史科・公民科の教員免許、加藤雅也さんは小学校教員免許、中学・高校の保健体育の教員免許。
メジャーリーガーの上原浩治選手は中学・高校の保健体育の教員免許、元プロ野球選手で巨人の元監督・原辰徳さんは社会科の教員免許、元サッカー日本代表の中山雅史選手は中学・高校の体育の教員免許、空手家の角田信朗さんは外国語科(英語)教員免許状、オリンピック銀メダリストの池谷幸雄さんは体育の教員免許。
この他にもまだまだ教員免許を持っている方はいるものの、教師に転身している方はおらず、清水アナには頑張ってほしいですね。
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アナウンサーに嫌気した小林悠も含め、干されてるタレントは、教師に転身したほうがいいかも。