フジテレビ清水賢治社長が元アナウンサーAに直接謝罪。誹謗中傷対策と損害補償で合意。局が協力し法的措置へ
フジテレビが19日に声明を発表し、中居正広さんとのトラブルが発端で、昨年8月にフジテレビを退社した元アナウンサー・Aさんに直接謝罪したことや、Aさんとの間で誹謗中傷対策などについて合意し、フジテレビは今後Aさんと協力しながら不当な攻撃や誹謗中傷などに対して、刑事・民事の両方で法的措置を講じていくとしています。
フジテレビは【被害女性Aさんへの謝罪及び誹謗中傷対策等に関する合意のお知らせ】と題した声明で、清水賢治社長が19日にAさんと対面し、中居正広さんとのトラブルは「業務の延長線上」で起きたことや、Aさんから被害申告を受けながらも適切な対応をしなかったこと、トラブル発生後のフジテレビの対応によってAさんに精神的苦痛を与えたことなどについて謝罪したと報告しています。
また、フジテレビはAさんと協力して、一連のトラブルに関連したAさんへの不当な攻撃、誹謗中傷などから守るための措置を講じるよう努めるとし、Aさんが受けた経済的・精神的損害に対する補償なども行う合意書を19日付で締結したとのことです。
フジテレビは今後、Aさんも含む元社員やその家族に対する誹謗中傷などに関しても、刑事・民事の両方で法的措置を含めて厳正に対処していく方針としています。
すでにフジテレビは、誹謗中傷対策チームを作ってSNSにおける誹謗中傷などを日常的に監視し、外部専門家の協力のもとで投稿の削除、発信者の情報開示に向けた法的措置、抗議文の送付を行っているといい、今後さらに対応を強化することも検討中で、Aさんとも協議・協力をしていきながら厳正に対処していくと宣言しています。
この発表を受けてネット上では、
- コンプライアンス遵守としてはとても重要なことです。被害者の方も、経済的な補償得られて良かったですね。
- フジが女性の後ろ盾になる形で、誹謗中傷に対処するなら心強いと思う。ヤフコメやSNSへの投稿など厳重に対処してもらいたい。
- 取り巻きたちに制裁与えてほしいわ 橋下も古市もおかしいが、もっと酷いのはヅラとか呼ばれる連中
- 被害者の誹謗中傷対策はもっと早くから取り組むべきだった。被害者への誹謗中傷を誘発している怪しげなコメンテーターの起用もやめるべき
- 本来は職員を守るため業務災害認定から始まる普通のことをやっとフジテレビが認めただけの話。これで中居がフジテレビから損害賠償請求受ける下地はできた。
- 来週水曜の株主総会に向けて、中居氏の案件に対して、フジテレビとしての姿勢を明確にしておきたいとの思惑でしょうか
- これまでにも謝罪と賠償のタイミングはあったのに遅すぎ。株主総会に間に合わせた感が拭えない。
- 株主総会で質問責めならないよう、やることはやりましたアピール
- 被害者女性に対して謝罪や保護が少し遅いかもしれないが、また一歩前進し、これから良い方向に進む事を願っています。 あとは中居等に対しての賠償等は、どうするのだろうか?
などの声が上がっています。
清水賢治社長は2月末の定例取締役会で、フジテレビサイドがAさんに対して適切な対応を取らなかったことを認めたうえで、Aさんに大きな心労、負担をかけたことを謝罪しました。
ただ、この時点では第三者委員会が一連の問題について調査中ということで、Aさんとの接触は避けるようにと第三者委員会から告げられたとして、まだ直接の謝罪は実現しておらず、Aさん側とも連絡を取れない状況にあると説明していました。
それから4ヶ月近く経ってようやく謝罪が実現し、このタイミングで直接謝罪するだけでなく、フジテレビも協力して誹謗中傷対策を行っていくことまでアピールした背景には、25日午前10時から開催される株主総会があるのは間違いないと思います。
そして、今回のフジテレビの声明を受けてネット上では、Aさんを守るとするならば誹謗中傷などに対して、徹底的に厳しく対応してほしいとの声が多く上がっています。
第三者委員会の調査報告書や、これまでの各週刊誌の報道などから、中居正広さんから被害を受けたのは昨年8月に退社した渡邊渚さんの可能性が高く、渡邊さんは昨年10月から活動を再開し、今月から千葉テレビでスタートした新番組『昨日のアレ観』でMCを務めたり、株主総会が行われる25日には1st写真集『水平線』(集英社)を出版するなどし、これらの活動に対しても誹謗中傷が寄せられています。
<↓の画像は、昨年8月にフジテレビ退社の渡邊渚さん>
また、元大阪府知事・橋下徹弁護士や社会学者・作家の古市憲寿さん等が、中居正広さん側に立った言動をしていることでも状況が悪化しています。
そうした中で、先月末には渡邊渚さんのインスタグラムで、悪質な誹謗中傷や脅迫行為などに対して警察に被害を相談していることや、法的措置を講じていくことなどがスタッフ一同名義で発表されましたが、その後も大きな変化はみられません。
19日にも渡邊渚さんはストーリーズ(24時間限定公開の機能)で、「2年前のトラウマがなかったら、普通に仕事をして、普通に友人と会えて、普通にご飯を食べられているはずだったと思うと苦しくて、元の人生が欲しくてたまらない。どれだけ誠実に向き合っても、勝手に真実を歪められる」「人生を返して欲しいって思うことの何がそんなに悪いのでしょうかね。私が生きてることがそんなに不都合なのかな」
などと、辛い胸の内を明かしています。
<↓の画像が、渡邊渚さんのインスタグラム投稿>
こうした投稿も批判を招く原因になっていますが、フジテレビは今後Aさんと協力して誹謗中傷対策をしていき、これからさらに対応を強化していく方針とのことで、これから実際にどのようなアクションを取っていくのか、引き続き動向を注視していきたいです。
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- https://www.fujitv.co.jp/company/news/20250619_27033928.pdf