山本賢太が別部署異動でアナウンサー引退説も…オンラインカジノ利用発覚で番組降板は不可避、幹部社員はクビの可能性

オンラインカジノでの違法賭博によって、フジテレビの昼帯番組『ぽかぽか』の制作統括、総合演出を手掛けていたバラエティ制作部の企画担当部長・鈴木善貴容疑者(44)が常習賭博容疑で逮捕、水曜進行担当の山本賢太アナウンサー(27)が単純賭博容疑で書類送検され、『ぽかぽか』の打ち切り終了説が浮上しています。

それぞれ警視庁の取り調べに対して容疑を認め、ギャンブル依存症であることも自覚しているといい、鈴木善貴容疑者は昨年9月から今年5月にかけて、オンラインカジノサイトで約1億円を賭けて収支はマイナス2,400万円、山本賢太アナは昨年2～7月に約1,250万円を賭けて収支はマイナス400万円だったとのことです。

＜↓の画像左から、山本賢太アナ、フジテレビ幹部社員・鈴木善貴容疑者＞

元々ギャンブル好きだったという山本賢太アナは取り調べに対して、オンラインカジノに関する情報は「鈴木容疑者から教えてもらった」などと供述していて、「5分ほどの空き時間があればカジノサイトにログインしていた。道を歩いている時ですら、何も考えず無の状態で賭け事をしていた」「賭け金の総額は2,000万円くらいだったと思う。」と、オンラインカジノにのめり込んでいたことを明かしているそうです。

『スポーツニッポン（スポニチ）』の取材によると、山本賢太アナは同僚に借金をしてまでオンラインカジノを利用していたといいます。

鈴木善貴容疑者も年収1,800万円ほどながら、今年3月末から5月にかけて約1億7,000万円を賭けていたとも報じられていて、同僚やタレントに借金していたとの情報もあり、フジテレビの社員はスポニチの取材に対して、「海外旅行に一緒に行くほど仲が良かった『とんねるず』の石橋（貴明）さんや、マツコ（・デラックス）さんらに借金していたとの情報が局内で流れています。これが事実なら、出演者の方にも迷惑を掛けていることになる。本当にとんでもない話だ」と証言しています。

そして、この事件が原因で山本賢太アナは“アナウンサー引退”説も浮上しており、これまでのように様々なニュースを扱う情報・報道番組を担当することは難しいため、他部署に異動になるのではとも囁かれています。

また、制作統括として番組制作のトップに立っていった鈴木善貴容疑者が逮捕され、フジテレビの調査に対して「2022年にはオンラインカジノをやめた」などとウソをついていたことも判明しており、このままクビになる可能性は高く、『ぽかぽか』は現在も視聴率が同時間帯ワーストの状態が続いていることなどから、番組の打ち切り終了説も浮上しています。

『ぽかぽか』は元々、中居正広さんと元フジテレビアナウンサー・Aさんのトラブルを巡り、対応が不適切だったとして引責辞任した前社長・港浩一さんの肝いり番組としてスタートしました。

＜↓の画像は、フジテレビの前社長・港浩一さん＞

鈴木善貴容疑者はフジテレビのバラエティ制作部門のエースで、『アウト×デラックス』、『ホンマでっか!?TV』、『さんまのお笑い向上委員会』、『ネプリーグ』などの番組をこれまでに手掛け、その手腕が高く評価されて港浩一さんから直々に、「よし、善貴。お前に1月からの昼の番組を命じる」「FNSをちょっと盛り上げてくれ」などと言われ、『ぽかぽか』の制作を手掛けていました。

しかし、港浩一さんが辞任後にまさかの逮捕となり、さらに水曜進行担当の山本賢太アナにオンラインカジノを教え、書類送検されるに至っていることから、「この際、負の遺産を消し去るためにも『ぽかぽか』を打ち切るチャンスと考えたほうがいいかもしれません」と民放プロデューサーが指摘しています。

これに対してネット上では、

• ニュース系の番組が好きではないので、ぽかぽかは自分にとっていい逃げ場になっている。なんとか存続してもらいたい。
• ヒルナンデスがマンネリ化で面白くない。ぽかぽかは、ハライチ澤部さんのゲストの扱いも上手いし、毎日観てるから打ち切らないで欲しい
• 昼ドラ復活したらいいのに
• 打ち切りになるかどうか　賭けようぜ！
• 視聴率が１％前後って、放送し続けていること自体不思議でならない。打ち切り案件にならないのはハライチが大手芸能事務所のナベプロだからか。
  これほど面白くないコンテンツを放送し続けるのは、公共の電波の無駄遣い、あいも変わらずテレビ局はどうしょうもない、

などの声が上がっています。

フジテレビの平日昼には1982～2014年にかけて『笑っていいとも！』が放送され、2014～2022年にかけて『バイキング（バイキングMORE）』、2022年に『ポップUP！』、そして昨年1月から『ぽかぽか』がスタートしました。

『笑っていいとも！』が終了して以降は情報番組で他局と勝負し、『バイキング』は当初かなり苦戦していたものの徐々に数字を伸ばしていきましたが、司会を務めていた坂上忍さんが動物保護活動に力を入れていきたいとの理由で降板を申し入れ、番組終了が決定しました。

そして、バラエティ畑出身の港浩一さんの肝いり番組として『ぽかぽか』が制作され、秋元康さんがプロデュースを手掛ける昭和歌謡＆ポップスグループ『SHOW-WA』や『MATSURI』の出演などもあり、固定視聴者も付いてきているようですが、番組スタートから2年経った時点で平均世帯視聴率は1～2％台、個人視聴率は1％台で推移し、テレビ東京で放送の『昼めし旅 あなたのご飯見せてください！』をも下回って、同時間帯最下位となることも珍しくありません。

それに加えて番組の制作トップや進行アナウンサーが賭博事件で逮捕や書類送検され、番組だけでなくフジテレビのさらなるイメージ悪化に繋がっており、旧体制の“負の遺産”とも言えるような番組を続けるメリットは特にないですし、今日開催されている株主総会でも恐らく厳しい指摘が出ると思うので、番組は打ち切りの方向となるのではと思いますが、果たしてどういった判断を下すのか見ものですね。