アイドルグループ・HKT48の指原莉乃さん(22)が、27日に放送された情報・ワイドショー・バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、「アイドルの恋愛禁止はやめませんか」などと提言した事が大きな話題になっています。
この日の番組では、あるアイドルグループに所属していた17歳の元メンバーが男性ファンに誘われてホテルへ行っていたことが判明し、恋愛禁止の規約に違反したとして芸能事務所側が、17歳の少女と親に計約509万円の損害賠償を求めた訴訟を起こし、東京地裁が18日、元メンバーは事務所側と契約した際に「男友達と2人で遊ぶこと、写真を撮ることは一切禁止」などとする規約を伝えられ、「交際禁止を知りながら違反し、事務所はグループの解散で将来の売り上げ回収が困難になった」として、少女のみに約65万円の支払いを命じる判決を言い渡した話題を取り上げました。
そして、これに対して同じく恋愛が禁止されているAKB48グループのHKT48に所属している指原さんは、「問題はある。ファンの気持ちもわかる」と前置きをしつつ、「ちょっと事務所がやり過ぎじゃないのかな。この女性にも、もちろん問題はあるんですけど、私と同じように別のグループに移籍するとか、そのぐらいでよかった。(峯岸みなみの)丸刈りは衝撃的すぎたけど」とコメント。
続けて、、「恋愛禁止って、やめません?こんな大きく言うことじゃないというか。そこまで大きな事にするから芸能界ってブラックな感じがする。もっとラフな口約束とかで、どうにかしてほしい。もちろんファンの方の気持ちも分かるんですけど(損害賠償の)お金とか、そういうことになりだしたら、そんなことにまでなる?と思います」と持論を展開。
この発言に対して番組MCの東野幸治さんは、「それは秋元(康)さんに言って」とツッコミを入れ、コメンテーターのダウンタウン・松本人志さんが「指原はいつになったら恋愛できるの?」と振ると、指原さんは「卒業したらです」と返し、「自分自身、卒業したほうがいいのかなと思う反面、卒業した後に芸能界に一人で飛び込むのが怖い。AKBというグループでメンバーがどんどん卒業していく中で自分も卒業したら、さらに知名度が落ちていく心配もある」と話していました。
これにネットでは、
- そもそも恋愛禁止の規約を了承した上で契約しているのだから、それを破ったら規約違反になるでしょう。社会的な常識であって、それが守れないなら辞めた方がいいと思う。就業時間に行きたくないから遅刻する、その仕事をしたくないからやらないでは仕事にならないのと同じ。
- アイドルにならなければいいじゃん。デビューするときは恋愛禁止を約束してでも芸能人になりたがるくせに、ちょっとチヤホヤされて、男と付き合いたくなって文句を言うなら初めからアイドルになるな
- 恋愛禁止やめたらAKB48なんか人気ない。事前に決められてる規約を守れないならさっさと辞めろ
- アイドルが別に恋愛しようが結婚しようがなんとも思いません。しかし、恋愛はタブーっていうのは昔からのアイドルの一つの仕事みたいなものでしょ?そこまで恋愛をしたいならアイドル辞めて他の仕事をすればいいのでは・・・と思います。最低限バレないようにしないと
- 恋愛禁止が所属事務所の契約要項に入ってるならそれは守らないと契約違反。でも指原の言う通り、恋愛禁止なんてくだらない制度やめればいいと思う。恋愛するしないなんて個人の自由、権利でしょ。本物のファンならそんな制約なくても連いて行く。
- そういう従来のアイドルが口約束にしてた部分を明文的にしたのがAKBの売りだったのでは?そこに疑問を感じたなら将来が暗かろうが辞める時だろ
- 別に恋愛禁止じゃなくてもいいと思う。ただ、『私は恋愛禁止で、ファンのみなさんが恋人です』っていうアイドルと『私は恋愛もしてます。でも実力で応援して』っていうアイドルがいて、どっちを応援したいと思うかもまたファンの自由で、後者の場合は相当な実力が無いと厳しいから、素人同然の方達では絶対に売れない
など、指原さんの発言に対して批判的な声が多く寄せられています。
以前より、アイドルの恋愛禁止ルールについては熱い議論が交されていますが、グループに加入する際に恋愛禁止といった規約があり、それに同意したのであれば当然守るべきで、規約違反した事が発覚した場合には相応の制裁を受けるのは当然のことでしょうね。
もし、この規約に納得出来ないのであれば、恋愛禁止ルールが特に設けられていないアイドルグループに入るか、アイドルとしての活動を諦めるべきで、事務所側が規約違反したメンバーに対して訴訟を起こしたことに対して、「そこまで大きな事にするから芸能界ってブラックな感じがする。」というのは間違っているのではないかと感じます。
指原さんはもしかすると、恋愛禁止というルールがあまり重要ではないと考えているため、このような発言をしてしまうのかもしれませんが、アイドルに恋をして推しているファンも多くおり、AKB48がここまで人気のグループになったのも、恋愛禁止というルールがあったことが大きな一因だったのではないかと思いますので、恋愛禁止というルールはやはり必要なのではないかと思いますね。