嵐・櫻井翔さんが総合司会の大型音楽番組『ベストアーティスト2017』(日本テレビ系)が、28日19時から約4時間にわたって放送され、平均視聴率が15.2%(関東地区)を記録したことが明らかになりました。
『ベストアーティスト』は2001年から放送がスタートし、2008年までフリーアナウンサーの徳光和夫さんが総合司会、今田耕司さんと飯島直子さんが司会・進行を務めていましたが、2009年から櫻井翔さんが総合司会、フリーの羽鳥慎一アナが司会・進行を担当しています。
番組の視聴率は第1回目が16.8%で、その後も15%前後の数字をキープしており、2010年は15.3%、2011年は自己最高の18.1%、2012年は15.8%、2013年は15.5%、2014年は16.4%、2015年は14.7%、2016年は14.6%でした。
17回目を迎える今年は例年同様に約40組のアーティストが登場し、「みんな踊れる!振り付けソング50年メドレー」と題して、嵐と乃木坂46がコラボし、嵐のデビュー曲『A・RA・SHI』のパフォーマンスを披露するなどしました。
また、ハリセンボン・近藤春菜さん、司会を務めた“ミトちゃん”こと水卜麻美アナがPerfumeとコラボし、代表曲『ポリリズム』を披露するなどして番組を盛り上げました。
番組の平均視聴率は2014年以来3年ぶりに15%を超え、今年の『ベストアーティスト2017』は良い結果を残せたのですが、番組内でのあるトラブルが嵐ファンの間で物議を醸しています。
そのトラブルというのは、嵐と乃木坂46がコラボパフォーマンスを披露した時に発生したもので、乃木坂46の中心メンバー・齋藤飛鳥さん(19)がソロで歌唱する部分で歌詞を間違えるというミスをしてしまい、ツイッター上などでは嵐ファンが怒りをあらわにしています。
<↓の画像が、歌詞間違いで猛バッシングを受けている乃木坂46・齋藤飛鳥さんの写真>
『A・RA・SHI』は櫻井翔さんのラップでスタートし、嵐のメンバーがサビの「A・RA・SHI A・RA・SHI for dream」と歌い終えたところで、後ろにいた乃木坂46のメンバーたちがステージ前方に移動し、ラップで歌うパートを乃木坂46のメンバーたちが順番に歌っていったのですが、一番最初の齋藤飛鳥さんが「今日も“テレビ”で言っちゃってる」と歌うべきところを「今日も“どこか”で言っちゃってる」と間違えてしまいました。
<↓の画像が、問題のシーンのキャプチャー>
このミスによってパフォーマンスが乱れるということもなく、メンバーたちは何事も無かったかのようにやり過ごしていたのですが、嵐ファンらはそのミスがどうしても許せなかったようで、
- なに歌詞間違えてるの?嵐に失礼
- 思いっきり歌詞間違えたし、まずサクラップを歌うとか信じられへんねんけど
- 翔さんのラップを歌っといて歌詞間違えはあかんわ〜嵐さんとファンにも失礼やしプロとしてあかん〜
- 間違えやがった、乃木坂のクセに間違えやがった。初っ端からデカイ声で歌詞間違えやがった、許さん
- 乃木坂の子、名前も知らないし興味もないけど、他人の曲歌わせてもらうのに歌詞間違えるのは有り得なくない?
- 嵐の歌詞まちがうとかあり得ないんだけど。嵐が汚れる
- まじ、なんなん、心が痛い、むり 乃木坂とかもうむりだから、胸が痛い
などと批判的なコメントが大量に上がっています。
嵐ファンらから噴出した批判コメントに対して、乃木坂46のファンたちからは「乃木坂が歌詞間違えただけで怒る嵐ファンってほんとなんなのそれぐらい許してやれよ」などといった声が上がり、アイドルファン同士のバトルが勃発していました。
こうした騒動に発展している中で齋藤飛鳥さんは出番終了後、トークライブアプリ『755(ナナゴーゴー)』を更新し、嵐ファンら視聴者に向けて謝罪コメントを投稿しており、「わたしどうやら歌詞を間違えてしまったみたい。全く気づかなかった…」とし、「ええと、正直に言いますと、珍しく緊張しておりました..国民的スターの皆さんと同じステージに立つのはおそれ多いと。の、わりにちょっと楽しんでしまい、今の今まで気がつきませんでしたね。全く。嵐の皆さん、嵐ファンの皆さんへ、ここで発信したところで届くはずがないのはわかっておりますが、とにかく早くごめんなさいをしにきました。本当に申し訳ない。すみません…。」と謝罪しています。
さらに、「コラボさせて頂いた曲、小学生の頃はラップ部分をフルで歌えてたんですね。なのでこのミスは考えられない。自分でも驚いています。いや、往生際が悪い。心から反省しております…。」と釈明しています。
<↓の画像が、齋藤飛鳥さんが755に投稿した謝罪コメント>
歌詞を間違えた齋藤飛鳥さんが謝罪するまでに発展した今回の騒動なのですが、嵐ファンたちの怒りは歌詞間違い以外の部分にも向けられており、乃木坂46と嵐のメンバーがハイタッチするなど、体が触れ合っていたことに対して怒りの声も多く上がっており、ツイッター上で両者のコラボは炎上状態になっています。
<↓の画像は、メンバーとの距離が近いと批判されているワンシーン>
嵐と乃木坂46のコラボについては、番組が放送される前から特に嵐ファンから否定的な反応が多く上がっており、このコラボは誰得なんだという声も多かったのですが、齋藤飛鳥さんの歌詞間違いもあって最悪の形になってしまったようですね…。
ツイッター上での反応を見る限り、番組サイドに両者のコラボに対してクレームを寄せたファンがいてもおかしくはなく、多くのファンがイラ立つようなコラボとなってしまったため、嵐と乃木坂46のコラボは最初で最後となるかもしれません。
ちなみに、『ベストアーティスト2017』ではSexy Zoneとモーニング娘。がコラボし、モー娘。の代表曲『LOVEマシーン』を披露していたのですが、こちらに対してはファンから絶賛する声が多く上がっており、同じアイドル同士でのコラボでも反応が大きく違うようです。
<↓の画像が、Sexy Zoneとモーニング娘。がコラボしたシーンのキャプチャー>
グループ同士の相性などもあるのかもしれませんが、とりあえず嵐は熱狂的なファンが非常に多いグループなので、女性アイドルグループとのコラボは今後避けた方が良いのかもしれないですね。