今年の新語・流行語大賞発表、年間大賞・トップ10は納得の結果? 不作の年で話題性無し? ネットでは一般投票求める声も

『2017ユーキャン新語・流行語大賞』の年間大賞のインスタ映え

その年に話題になった言葉に贈る『2017ユーキャン新語・流行語大賞』の年間大賞とトップ10が発表され、年間大賞は「忖度(そんたく)」「インスタ映(ば)え」が選出されました。

また、この2つのほかトップ10には「35億」「Jアラート」「睡眠負債」「ひふみん」「フェイクニュース」「プレミアムフライデー」「魔の2回生」「〇〇ファースト」が選ばれています。

<↓の画像は、『2017ユーキャン新語・流行語大賞』授賞式出席者の写真>
『2017ユーキャン新語・流行語大賞』受賞者

相手の気持を推し量り、配慮することなどを意味する「忖度」は、国会で現在も議論が交わされている森友学園や加計学園に関する問題の中で頻繁に使用され、一般層にもこの言葉が広まったことによって、現在では様々な事柄で「忖度」という言葉が登場するようになっています。

一方の「インスタ映え」は、写真共有に特化したSNS『インスタグラム』のユーザーが画像を投稿した際に、見栄えが良いという意味で使用されており、現在ではインスタ映えする様々なものが、テレビや雑誌などのメディアによって紹介されています。

年間大賞を受賞したこの言葉以外にトップ10入りをした言葉は、今年大ブレークしたお笑い芸人・ブルゾンちえみさんがネタの決めゼリフ「35億」、全国瞬時警報システムの通称「Jアラート」、“将棋界のレジェンド”や“生きる伝説”と呼ばれ、今年62年にわたる現役生活から退いた加藤一二三・九段の愛称「ひふみん」

ネット上で虚偽の情報によって作られたニュース「フェイクニュース」、毎月末の金曜日に普段よりもプレミアムな生活を推奨する個人消費喚起キャンペーン「プレミアムフライデー」

衆議院選で過去2度当選し、その後不祥事が続いた自民党の2回生議員に対して使われた「魔の2回生」、小池百合子・東京都知事らが使用した「〇〇ファースト」、睡眠不足の状態が蓄積されていくことを指す「睡眠負債」

トップ10の他にも「選考委員特別賞」も選出され、史上最年少でプロ入りした将棋棋士・藤井聡太四段が打ち当てた公式戦での新記録「29連勝」と、陸上男子100メートルで桐生祥秀選手が出した日本新記録のタイム「9.98」が受賞しました。

<『2017ユーキャン新語・流行語大賞』年間大賞とトップ10>
『2017ユーキャン新語・流行語大賞』トップ10

このような言葉が選ばれた今年の『新語・流行語大賞』に対してネット上では、

  • 近年のなんだこれ?に比べればまぁ今年は納得は出来る。ジャストミートでは無いですが
  • 睡眠負債→聞いたことがない。魔の二回生→ワイドショーでしか聞いたことない、流行ってない。一般人の投票制にしてくれ。それか、この大賞をニュースで扱わないでくれ。
  • インスタ映え、忖度の大賞は予想の範囲内。今年はさほど面白くないな。
  • 忖度は例年に比べればわからなくはないけど。選考委員変えよう。ちゃんと投票制にしよう。
  • これとレコード大賞はもうお役御免でいいと思う。
  • 忖度は流行語じゃなくてマスコミが大好き語だけどな

などのコメントが寄せられています。

昨年は「神ってる」(広島東洋カープ・緒方孝市監督が試合後の談話で発したワード)のみが大賞受賞となり、この言葉は野球ファン以外には特に浸透しておらず、流行語とは言い難いものだったことから物議を醸すことになりましたが、今年選出された「忖度」と「インスタ映え」に関しては、メディア以外でも登場頻度が高いワードだったようで、特に面白みは無いけど納得といった反応が多く見受けられます。

今年は不作の年と言われ、大本命とみられていた2つが選出されたので、例年に比べて異論は少ないと感じられるのですが、毎年決められた選考委員たちでワードを決めるのではなく、一般投票も取り入れて欲しいといった要望が今年も多く上がっています。

ちなみに、現在選考委員を務めているのは、東京大学名誉教授・姜尚中さん、歌人・俵万智さん、女優・エッセイストの室井滋さん、漫画家・タレントのやくみつるさん、クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さん、『現代用語の基礎知識』編集部長・清水均さんの計6名です。

『新語・流行語大賞』は審査員の趣味なのか定かではありませんが、野球関連のワードが昨年まで4年連続でトップ10入りし、2015年には「トリプルスリー」(打率3割・30本塁打・30盗塁を同一シーズンに成し遂げる偉業)、2016年は「神ってる」が年間大賞を受賞しました。

さらに遡ると野球に関するワードが数多くランクインしており、その他の部分でも公平性に欠けている、偏りがあるといった否定的な声が上がっています。

そうしたことも原因で徐々に『新語・流行語大賞』の関心度も下がってきていると感じるため、新たな選出方法も取り入れてもいいのではないかと思うのですが、今後もこのスタイルは変わらないのでしょうかね。

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