遠野なぎこが死去原因、熱中症や脱水症で急死の可能性も? 摂食障害やうつ病も公表、闘病の末に45歳で亡くなり死を悼む声

先月末から安否不明だった女優・タレントの遠野なぎこさん（旧芸名＝遠野凪子 本名＝青木秋美）が、亡くなったことを親族が公表しました。45歳でした。

遠野なぎこさんのブログが17日に更新され、親族一同名義で遠野さんの訃報と死因を伝えており、「このたび、遠野なぎこ（享年45歳）が永眠いたしましたことをご報告申し上げます。故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません。 故人は、生前も大切な愛猫のために日々懸命に生きておりました。どうか、皆さまにおかれましても、その想いをご理解いただけますと幸いです。」と、死因は自殺ではなく事故死と説明したうえで、葬儀は近親者のみで執り行う予定とのことです。

また、遠野なぎこさんが昨年から飼っていた愛猫・愁くん（しゅう 猫種：ラグドール）について、「無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。どうぞご安心ください。」と報告しています。

＜↓の画像は、遠野なぎこさんと愛猫・愁くんの写真＞

続けて、関係各所に心配や迷惑をかけたことを謝罪したうえで最後に、「故人は俳優業に真摯に向き合い、さまざまな困難と闘いながら、懸命に生き抜いてまいりました。その姿を、私たち親族一同、深く尊敬し、心から誇りに思っております。」と綴っています。

遠野なぎこさんは6月27日を最後にインスタグラムとブログの更新が停止し、約1週間後の今月3日に東京・豊島区内の自宅マンションで女性の遺体が発見され、その時点で死後数日が経過し腐敗が進んでいたことから遠野さん本人なのか判別できず、DNA鑑定が行われたと報じられています。

しかし、その結果を警察は公表することなく、遠野なぎこさんは昨年に芸能事務所『キャストパワー』を退所し、独立していたことから、自宅で発見された遺体は遠野なぎこさんなのかどうかは不明の状態が続き、元マネージャーらが遠野さんに連絡しても音信不通となっていました。

そのため、4日に第一報が報じられて以降は様々な報道、憶測が飛び交っていましたが、親族によって遠野なぎこさんの訃報が伝えられネット上では、

• ご冥福をお祈りいたします。もしあちらの世界があるのなら次は幸せな人生を。
• ほっとした。これで泣ける。わからないままだと泣けないから。なぎこさんいままでありがとう。お疲れ様。
• 賛否両論ある人だったと思うけど、記憶に残る人だったなぁ
• 精一杯生きていらっしゃるのが伝わっていたのでとても残念です。
  ご遺族が公表してくださったおかげで、悲しいことではありますが区切りはつき、やっとちゃんと言えます。ご冥福をお祈りいたします。
• 良い役もヒール役もできて、綺麗で個性的で、なかなか好きな俳優さんでした。
  悲しいですが、親族の方の公表で一区切りできた気がします。天国では穏やかにされていることを祈ります。

などの声が上がっています。

遠野なぎこさんは長年にわたり摂食障害や強迫性障害に苦しみ、加えてアルコール依存症状態だったことで肝臓も悪く、そして先月には医師にうつ病と診断されたことも公表していたことにより、自宅での遺体発見報道を受けて自殺説も浮上していました。

しかし、遠野なぎこさんは長年絶縁状態にあった母親が2022年に自殺で急死しており、2年前のインタビューでは「自死だけは選ばないでほしい」と呼びかけていました。

また、昨年から再び猫を飼い始め、守る家族が出来たこともあって前向きな発言をしており、6月27日にもインスタグラムとブログで「あたしゃ、まだまだ生きるぞ」と綴っていました。

そして、親族の発表によると死因は事故死といい、どのような事故で急死したのか詳細は明らかになっていませんが、寝ている間に脱水症や熱中症を発症して急死した可能性もありそうです。

『NEWSポストセブン』（小学館）の取材によると、遺体発見時に部屋のエアコンはついていなかったといい、そして遠野なぎこさんは激ヤセしていたこともあり非常に寒がりで、夏場でもヒートテックや毛布が手放せなかったといい、「昨夏は眠っている間に脱水症状になって大変だったと聞きました」と知人が証言しています。

どのような事故で亡くなったのか真相は不明ながら、45歳という若さで亡くなってしまったのは非常に残念ですが、親からの虐待や病気によって長年にわたり非常に苦しく、辛い思いをしてきたと明かしていたので、これからどうかゆっくりと休んでほしいと思います。

遠野なぎこさんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。