江波杏子が急死、死因は肺気腫の急性増悪。体調急変し急逝、今後放送の『赤い霊柩車37』『小吉の女房』等に出演

江波杏子(えなみきょうこ)

女優・江波杏子さん(えなみ・きょうこ 本名=野平香純 のひら・かすみ)が10月27日に、肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪よって急死していたことが明らかになりました。76歳でした。

所属事務所『アルファエージェンシー』が江波杏子さんの訃報を伝えており、「去る10月27日(土)21時6分江波杏子が急逝致しました。26日(金)に体調不良(呼吸の状態が悪化)を訴え、14時に都内の病院に緊急入院致しましたが、回復することなく翌27日(土)夜に息をひきとりました。あまりに突然の出来事に言葉もありません。死因は、肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪と診断されております。」としています。

江波杏子さんは長年「肺気腫」を患っていたものの、日常生活に支障は無かったことから仕事も続け、10月22日まではNHKのラジオドラマの収録に参加していたといい、11月から来年にかけても数本のドラマ出演オファーを引き受けるために、事務所側ともミーティングを重ねていたそうです。

しかし、最後に仕事をしてから4日後の10月26日に体調不良を訴え、27日夜に息を引き取ったとのことなのですが、故人の遺志に従って葬儀を終えた後に訃報を伝えたと説明しています。

また、江波杏子さんが今後出演する4本の作品を報告しており、10日放送の『カラスになったおれは地上の世界を見おろした。』(NHK BSプレミアム 22時)、16日放送の『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体』(フジテレビ系 19時57分)、12月8日放送のラジオドラマ『FMシアター 罵詈雑言忠臣蔵』(NHK-FM 22時)、来年1月11日スタートの連続ドラマ『小吉の女房』(NHK BSプレミアム 金曜20時)に出演しているとのことです。

事務所発表のコメントでは最後に、「江波杏子は私たちに別れを告げましたが、数々の映画、ドラマの中に生き続けています。皆様のお心の裡(り)、記憶の中にも生き続けてくださることを祈っております。」としています。

<↓の画像が、事務所の公式サイト掲載のコメント全文の写真>
江波杏子の訃報

そして、江波杏子さんのあまりにも突然の訃報にネット上では、

  • 江波さんまで。今年はいい俳優さんが次次と亡くなりますね。
  • 独特な雰囲気に味のあるセリフ回し…脇役でも主役のような立ち居振舞いに引き込まれる素敵な女優さんでした。ビシッと、お着物を着る姿を拝見できなくなるのはとても寂しいです。心より御冥福をお祈り致します。
  • 素晴らしい女優さんで、まだまだ現役でいらしたのに急逝とのこと、ショックです。美しく、強く、見事な演技でした。御冥福をお祈り致します。
  • 凛として気品の有る女優さんでファンでした…突然の訃報に悲しくショックです。心よりご冥福をお祈り致します…とても残念です。今年は特に著名人の方々がお亡くなりになり寂しいです。
  • 着物の似合う上品な独特の雰囲気の女優さんでした。落ち着いた声も好きでした。本当に今年は例年以上に大物俳優、女優さんが亡くなっていますね。昭和に活躍した俳優さんたちをギリギリ知ってる世代としては本当に残念です。

など、死を悼むコメントが数多く寄せられています。

江波杏子さんは、戦前『東宝』で活躍した映画女優・江波和子さんを母に持ち、小学生の時に観た映画や母親の姿を見て中学生の頃から女優になることを志し、高校生だった16歳の時に映画会社『大映』のオーディションを受け、1959年に『大映』へ入社、1960年に女優デビューを果たしました。

<↓の画像は、江波杏子さんと母・江波和子さんの写真>
江波杏子と母・江波和子

<↓の画像が、デビュー当時の江波杏子さんの写真>
江波杏子デビュー当時の画像

デビュー後しばらく脇役を演じていましたが、1966年に若尾文子さんが負傷を理由に降板した映画『女の賭場』で初めて主演に抜擢され、この作品での演技が高く評価されてシリーズ化し、1971年までに17本の作品が制作されました。

<↓の画像は、『女賭博師』シリーズで主演していた江波杏子さんの写真>
江波杏子『女賭博師』シリーズ

1973年には『津軽じょんがら節』で主演し、映画賞『第47回キネマ旬報ベスト・テン』で主演女優賞を受賞しています。

その後も数多くの映画やドラマ、舞台に出演し、昨年はNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ぺっぴんさん』、『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』(NHK)、『女の勲章』(フジテレビ系)、『全力失踪』(NHK BSプレミアム)などに出演しており、今年も松坂桃李さん主演映画『娼年』、佐野史郎さん主演の連続ドラマ『限界団地』(フジテレビ系)に出演していました。

<↓の画像は、今年3月に『娼年』の舞台挨拶に出席した江波杏子さんの写真>
江波杏子の現在

江波杏子さんは歳を重ねても綺麗で、それに加えて演技には貫禄があり、作品に厚みを出す女優の1人だったとことから、今後も出演作品を控える中で亡くなられてしまったというのは残念でなりません。

9月には樹木希林さんが75歳で亡くなり、柄本明さんの妻・角替和枝さんも江波杏子さんと同じ10月27日に亡くなるなど、インパクトのある演技を披露していた女優が相次いでこの世を去っており、こうした方々の演技が今後見られなくなると思うと寂しい気持ちになりますね…。

江波杏子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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