2014~2019年まで『阪神タイガース』でプレーしていた元プロ野球選手・横田慎太郎さん(よこた・しんたろう)が、18日に亡くなったことが分かりました。28歳でした。
横田慎太郎さんの訃報は阪神タイガースが伝え、18日午前5時42分に入院先の神戸市内の病院で亡くなったとし、死因はかねてから闘病していた「脳腫瘍」で、通夜・告別式は詳細が決定次第発表するとしています。
横田慎太郎さんは、1985~1992年に『千葉ロッテマリーンズ』でプレーしていた元プロ野球選手・横田真之さん(60)を父に持ち、鹿児島実業高校1年時から4番を任され、3年時にはエース投手としても活躍し、2013年のドラフト会議で阪神から2位指名を受け、契約金6,000万円、年俸720万円(推定)で入団しました。
その後プロ3年目の2016年に1軍デビューを果たし、この年は38試合出場で打率.190、0本塁打、4打点、4盗塁といった成績でした。
そして、2017年の春季キャンプ中に原因不明の頭痛に襲われ、検査の結果「脳腫瘍」との診断を受けて手術し、それから半年で症状が見られない寛解の状態となりました。
これによって球団とは育成選手契約を結び、2018年から再び実戦復帰に向けて調整を行い、試合出場は無かったものの徐々に体調が回復し、復帰に期待が寄せられていた2019年にボールが二重に見えるなどの後遺症の視覚障害に悩まされ、この年をもって現役引退を決断しました。
<↓の画像が、現役引退時の横田慎太郎さん(中央)の写真>
球団サイドからは、『阪神タイガースアカデミー ベースボールスクール』のコーチ就任を打診されていましたが、体調の問題からオファーを断って退団しました。
それ以降は講演活動やコラム執筆、阪神OB会長・川藤幸三さんのYouTubeチャンネルでプロデューサーを務めるなど新たな活動を開始する中で、2020年7月ごろから足や腰に強い痛みがあり検査したところ、脊髄腫瘍が判明しました。
そこからまた半年にわたって闘病生活を送り、抗ガン剤や放射線治療の効果で寛解状態になったことで活動を再開し、2021年5月に半生を綴った自叙伝『奇跡のバックホーム』を出版し、昨年には阪神ファンの俳優・間宮祥太朗さんが主演でドラマ化されました。
その後、昨年3月に脳腫瘍の再発が判明し、今年春には治療を終えて療養していたそうなのですが、28歳の若さで亡くなったことが明らかとなりネット上では、
- 再発してたんか 気の毒すぎる
- うえーまじか 回復したと思ってたのに
- 脳腫瘍怖いよなあ 寛解したとか言ってたのに 引退後のほうが壮絶だったのか
- スポーツ選手は闘病も前向きに頑張る人が多いから訃報が余計に悲しい
- 横田マジか…選手生命だけやなく命まで奪うとは脳腫瘍のクソ野郎酷すぎるやんけ…
- 驚きすぎてとんでもない声を出してしまった 残念すぎるなぁ ご冥福をお祈りします
- 再発して何度も治療して大変やったやろうな 最後は楽に旅立ててたらええんやけど
- フレッシュオールスターを観ながら、きっと天国でこのゲーム観ているだろうなと思った 今年阪神は絶対優勝せなあかんな!
などの声が上がっています。
横田慎太郎さんは脳腫瘍や脊髄腫瘍の辛くて長い治療を乗り越えて、プロ野球引退後も精力的に様々な活動を行っており、脳腫瘍の再発が発覚後も講演活動などを行っていました。
しかし、『スポーツニッポン』(スポニチ)によると、昨年発覚した脳腫瘍は末期状態で、右目を失明するなど症状は進行を続け、今年5月中旬時点で医師からは「短くて1週間、長くて2週間」との余命宣告を受けていたそうです。
その後、本人の強い気力もあって症状が良くなることもあり、先月には28歳の誕生日を迎えることが出来たといいます。
脳腫瘍が原因でプロの道を断たれ、その後も病気は寛解と再発を繰り返し、6年にもわたって闘病生活を続けていたものの、横田慎太郎さんは真向きな姿勢を崩さず、新たなことにも取り組み続けていたのは本当に素晴らしいと思います。
本当にまだまだこれからの年齢で亡くなってしまったのは残念ですが、長く闘病生活を続けてきた分、あの世でゆっくりと休んでもらいたいです。
横田慎太郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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- https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/18/kiji/20230718s00001173528000c.html
- https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/18/kiji/20230718s00001173478000c.html
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