『黒魔女さんが通る』藤田香が死去、死因はすい臓ガン。梶山浩も急死。人気イラストレーター、漫画家の訃報相次ぐ…

すい臓ガンで急死した藤田香へ贈った『黒魔女さんが通る!!』のイラスト

人気イラストレーターの藤田香さん(ふじた・かおり)が、13日午前6時45分に亡くなられていたことが明らかになりました。47歳でした。

これは『青い鳥文庫』(講談社)の公式サイト上で17日に発表されたもので、藤田香さんの死因は「すい臓ガン」で、これまで1年半にわたって厳しい治療を受けながら、仕事を続けていたそうです。

藤田香さんは人気ゲーム『幻想水滸伝』シリーズのⅢとⅤのキャラクターデザインを手掛けたほか、『大!天才てれびくん』(NHK Eテレ)でアニメ化された小説『黒魔女さんが通る!!』シリーズの挿絵を担当し、同作はシリーズ累計400万部超えの大ヒットを記録しています。

<↓の画像は、藤田香さんが描いたイラストの写真>
藤田香が描いた『黒魔女さんが通る!!』

その他にも、ライトノベル『悪魔のミカタ』シリーズ、『おっさんがびじょ。』など、『リトルプリンセス 小公女』、『若草物語』、『走れメロス』、『平家物語』、『秘密の花園』、『聖書物語』といった児童文学の挿絵も担当し、『青い鳥文庫』のキャラクター・あおぴーのデザインも藤田さんが手掛けたものでした。

藤田香が描いた幻想水滸伝

藤田香さんは「すい臓ガン」で闘病し、入院している間も絵を描くことは続けていたといい、「絵を描くのが本当に大好きで、病室でも楽しそうにチョコちゃんたちを描いていた姿が忘れられません。この先もずっと一緒にいろんなことができると思っていました。残念でなりません。いまは、病からも解放され、好きな絵を思うぞんぶんに描いていらっしゃることでしょう。『ほら、こんなのどうですか?』と、いつかそれを見せていただけることを信じています。13年間、ご一緒できたこと、楽しかったです。忘れません。ほんとうに、ありがとうございました。」と、藤田香さんの死を悼んでいます。

また、『黒魔女さんが通る!!』、『サエと博士の探偵日記』、『魔女学校物語 最高のルームメイト』、『黒魔女の騎士ギューバッド』といった各シリーズの原作者で、藤田香さんがイラストを担当し共演していた石崎洋司さんは、「悲しいです。つらいです。心が苦しくてなりません。」「作者のぼくにとっても、藤田さんは、かけがえのないパートナーでした。」「いま、ぼくは翼をもがれたような気持ちです。」と非常にショックを受けているとしながらも、前を向き今後も『黒魔女さんが通る!!』の執筆は続けていくと報告し、「それだけが、ぼくにできる、藤田さんへの恩返しです。藤田さん、いままで、ほんとうにありがとうございました!」と綴っています。

なお、病室でもイラストを描き続けていた藤田香さんは、次に販売される『6年1組黒魔女さんが通る!!06』のカバーイラストのラフスケッチを描いたそうで、そのイラストを藤田さんは「自分の世界をまかせられる後輩」と評価していたイラストレーターの亜沙美さんに託しており、藤田さんが生前最後に描いたイラストがカバーに使用されるとしています。

藤田香さんが亡くなられたことは、友人で漫画家・つかさき有さんが15日朝にツイッターで報告していたのですが、死因については明らかにはされていませんでした。

<↓の画像が、つかさき有さんのツイート写真>
藤田香の訃報

そして、藤田香さんの訃報を受けてファンたちからは、

  • 黒魔女さんシリーズは小学生の私にとって宝物のようなお話でした。イラストがとても可愛くて登場人物が魅力的でどのキャラクターも大好きでした。図書館では予約しないと中々借りれない人気図書でしたね…ご冥福をお祈りします。
  • 黒魔女さんが通るシリーズ大好きで、小学校の頃から大学生になった今でも読んでました。。とても残念です。。。
  • 黒魔女さんが通る大好きでした…最近の黒魔女さんでも体調を崩されて挿絵を別の方が描いているのを見て心配していました…ご冥福をお祈りします。
  • 黒魔女さんシリーズはお話とともに、表紙や挿絵が楽しみで夢中になって読んだ作品です。とても可愛いイラストで、マネして描いたりしていた思い出があります
    すごく残念です……ご冥福をお祈りします
  • 調べてみたら、6年生編の2巻までは藤田香先生がイラスト描いてたのか…んで、休養してからは代わりに若おかみは小学生の絵師さんや怪盗クイーンの絵師さんがイラスト担当してるね…泣きそう…やっぱ愛されてるなぁ……
  • うええ、藤田香さん…黒魔女さん以前新刊を本屋で見かけて手に取ったんですが、昔のイラストを使い回してたり青い鳥文庫のほかの作品のイラストレーターさんが交代でやっていたりして気になっていました ご病気だったとは…本当に悲しい…

などと、突然の訃報にショックという声が相次いで寄せられています。

藤田香さんは昨年4月の時点ですでに病気によって仕事を休んでおり、これまで1年半にわたって厳しい治療を受けていたとのことから、昨年の頭ごろにガンが発覚し、それから本格的に治療を始めたということなのでしょうかね。

藤田香さんのイラストは『幻想水滸伝』などの作品で見覚えがあり、まだ47歳と亡くなるにはあまりにも早過ぎることから、残念でならないですね。

藤田香さんが亡くなったことが明らかになった15日には、同じく人気イラストレーターの梶山浩さん(本名=鈴木健介)が14日に急死していたことが明らかにされています。

<↓の画像は、梶山浩さんが生前描いていた新作漫画『カースブラッド』のイラスト写真>
梶山浩の遺作

梶山浩さんの訃報は息子さんが梶山さんのツイッター上で伝え、「【訃報】息子です。父、梶山浩こと、鈴木健介が逝去されました。代理として、謹んで報告させていただきます。」とツイートし、18日に通夜、19日に葬儀を静岡・浜松市内の葬儀所で執り行うと伝えています。

<↓の画像が、梶山浩さんの訃報>
梶山浩の訃報

梶山浩の訃報、通夜・葬儀に付いてのツイート

つい先日も、漫画家の佐藤タカヒロさんが41歳という若さで亡くなり、5月にも黒岩よしひろさんが心筋梗塞で急死しているのですが、漫画・イラストレーター界では40~50代に何かしらの病気によって亡くなられていることが多いと感じられます。

これは普段机に何十時間も向かい、黙々と作業をしていることによって運動不足となり、それらが原因で病気を発症してしまうということなのか、それとも別の何か原因があるのか分かりませんが、漫画家・イラストレーターとして才能のある方たちが相次いで亡くなられており、非常に残念な気持ちになりますね…。

今回亡くなられたことが明らかになった藤田香さん、梶山浩さんは、天国でも絵を描き続けているのかもしれませんが、これからどうかゆっくりと休んでほしいと思います。

参照元
  • http://aoitori.kodansha.co.jp/news/1/90.html
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