TUBEの40周年記念ハワイライブ開催不可も? 6月1日に予定もビザ取得できず、緊急事態にファンから困惑の声

6月1日にデビュー40周年を迎えるバンド『TUBE（チューブ）』が、縁が深いハワイでデビュー日に記念ライブを開催予定となっているものの、現在もビザの許可が下りていないことが発表され物議を醸しています。

所属事務所『ホワイトミュージック』の発表によると、ライブの開催にあたって渡米に必要なビザ取得に向けて、現地プロモーターの指示に従って定められた期間に手続きをしたものの、「本日現在、ビザの許可がおりておりません」と報告しています。

現在は、予定通りライブを開催するために、ビザの許可が下りるよう調整を行っているとし、「最終の開催可否については5月30日（金）夕方を予定しておりますので、今しばらくお時間の猶予をいただきたいと存じます。この度は開催間際の判断となり、皆様に多大なるご心配ご迷惑をおかけいたします事、心よりお詫び申し上げます。」としています。

この発表を受けてネット上では、

• こんなところにもトランプ政権の影響か。。身近な所にジワジワときましたね
• 酷すぎる、、、しかも5/30が最終判断？ そもそもハワイでやる必要性も理解できない。ファンの方可哀想。この物価高な中しかもハワイって
• もうすぐ出発する者です。まさかこんな状況になるとは夢にも思わず。
  オフィシャルツアーじゃないから、旅費の保証はないだろうし、ライブがないならこんな時期にわざわざハワイに行かないし。会社も無理を言って休みを取っているので、どうしたものかと困っています。
• トランプ政権になってからビザの審査が厳しくなったので、今後は日本のタレントやミュージシャンで同じようなケースが増えるかも。
  海外進出を目指す動きが増えてきてますが、かなりネックになりそう
• 客側もリスクを考えて海外ライブのチケットを取らないようになるし、そうなったらアーティスト側も海外ライブをしないようになるだろうね
  トランプ政権が続くうちは留学なんかも含め、アメリカ渡航は厳しい部分があるね

などの声が上がっています。

TUBEは、ハワイでレコーディングをしたことがきっかけで深い繋がりを持つようになり、アジア人では史上始めて、ハワイ・ホノルルのアロハ・スタジアムでライブを開催して2万人以上の観客を集め、当時のハワイ州知事がTUBEのデビュー日（6月1日）を「TUBE DAY（TUBEの日）」に認定しました。

その後もTUBEは定期的にハワイでライブなどのイベントを開催し、そして今年40周年を迎えることで20年ぶりに3度目の単独ライブを、TUBEのハワイ公演をプロデュースの故トム・モファットさんの名前を冠した野外音楽堂「トム・モファット・ワイキキ・シェル」で開催予定となっています。

ちなみに、40周年記念のハワイライブは2023年夏時点で発表されていました。

TUBEのメンバーやファンも久しぶりのハワイ公演を楽しみしている中で、ビザの許可が下りないというまさかのアクシデントに見舞われ、その原因については明らかになっていませんが、アメリカはトランプ政権になって以降再び、移民の取り締まりや外国人の管理を厳格化している影響なのか、ビザの取得が難しくなったり、留学生のビザが突然取り消されるといったケースが増加しています。

トランプ政権だった2017年にも、ロックバンド『LOUDNESS（ラウドネス）』が全米ツアーのためアメリカに向かうも、シカゴ空港で入国を拒否されてツアー中止になるというトラブルがありました。

LOUDNESSも過去に何度もアメリカでツアーを開催していましたが、トランプ政権が外国人の入国審査を厳格化していることで許可が下りず、ツアーが中止になったなどと主催者は説明していました。

そして、TUBEのハワイ公演もこのままビザを取得できないとの理由で中止になった場合、非常に大きな損害が生じるとみられ、『NEWSポストセブン』（小学館）によるとファンクラブ会員限定ツアーには1,000人が申し込んでいて、価格は27～76万円としています。

このツアーは、出演者サイドの都合で出演取りやめやライブ自体が中止になった場合、旅行代金は全額返金すると明記されています。

そのため、TUBEサイドは何としてでもハワイでライブを開催したいところで、一方のファンも無事開催となることを祈っていますが、果たしてどうなるのか今後の発表にも注目したいところです。