Hilcrhyme・DJ KATSU大麻事件で脱退、ボーカルTOCソロで活動継続へ。有罪判決受けて正式発表

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Hilcrhyme(ヒルクライム)

『春夏秋冬』などのヒット曲で知られる2人組ヒップホップユニット『Hilcrhyme(ヒルクライム)』のDJ KATSUさん(本名=斉藤桂広[かつひろ] 38歳)が、大麻取締法違反容疑で逮捕・起訴され、19日に静岡地方裁判所で判決公判が行われ、懲役8ヶ月・執行猶予3年の有罪判決が言い渡されました。

判決によると、DJ KATSUさんは昨年12月1日、新潟県新潟市中央区の自宅で乾燥大麻1袋(約0.49グラム)を所持していたほか、同区にある個人事務所内にもラップに包んだ乾燥大麻4包(約7.526グラム)を所持していたことが明らかになっています。

週4回の頻度で使用するなど大麻への高い依存がみられる一方で、周囲に大きな影響を及ぼしたことを自覚し、深く反省をしていることから、情状酌量を認めて執行猶予付きの判決となりました。

この判決を受けて『Hilcrhyme』の公式サイトが更新され、2006年の結成から約12年にわたって活動してきたDJ KATSUさんが、19日付で脱退することが発表されました。

スタッフ一同として発表されたコメントでは、DJ KATSUさんの脱退理由について「チームで話し合った結果、DJ KATSUの意志を受け入れてこのような結論に至りました。」とし、今後については「苦渋の決断でしたが、今後、HilcrhymeはメンバーのTOCのみで活動させていただきます。ファンクラブはこれまで通り運営させていただきます。また、リリースやライブなどこれからの活動につきましては、状況が整い次第お知らせ致しますので、引き続き暖かく応援していただけましたら幸いです。」と呼びかけています。

また、DJ KATSUさんは、「今回の件で皆様に多大なご迷惑ご心配をおかけしました事を心よりお詫び申し上げます。私は、Hilcrhymeを脱退することを決意いたしました。今後は、音楽活動を始めた時に抱いていた音楽への思いや創作意欲を取り戻したいと思っており、またどこかで皆さんに会えるよう、しばらくは休んで自分自身を見つめ直したいと思っています。相方であり古くからの友人であるTOC、支えてくれたスタッフ、関係者の皆さま、そして何より、どんな時も応援してくれたファンの皆さまには本当に申し訳ないと思っています。これまで本当にありがとうございました。」と、事件に対する謝罪や感謝の言葉などを綴っています。

<↓の画像は、『Hilcrhyme』のDJ KATSUさん(左)、TOCさん(右)の写真>
HilcrhymeのDJ KATSU&TOC

最後に、DJ KATSUさんと共に活動してきたボーカル・TOCさん(トク 36歳)は、「二人で話し合い、Hilcrhymeを脱退したいというDJ KATSUの申し出を受け入れました。Hilcrhymeに全てを捧げ、様々な時代を一緒に過ごしてきた同士として語り尽くせない思いがあります。この結論に至るまで考えを尽くしました。まだ複雑な思いもありますが、古くからの友人である僕が彼に思うのは『更生して幸せになってほしい』という事です。解散という結論に至らなかったのはHilcrhymeを存続させようという二人の意思です。これからは『一人』のHilcrhymeです。一人でのHilcrhymeなど想像もしていなかったので正直不安がありますが、歌い続けます。残りの人生全てをかけてHilcrhymeを全うする所存です。これまでありがとうございました。そして、これからもよろしくお願い致します。」というコメントを寄せています。

そして、この発表に対してネット上では、

  • 相方が気の毒
  • 今年 仕事は何に就こうか
  • 脱退なんかしないでほとぼり冷めたら一緒にやればいいのに
  • どーせ『俺には音楽しかない』とか『支えてくれた人に音楽で返したい』とかで復帰すると予想
  • 事務所は定期的に抜き打ち検査やって、事前にこういうやつを潰しておけよ。そういうのも含めて“マネジメント”じゃねーのか。こういう馬鹿が一人逮捕されることによる事務所側のマイナスは大きいだろ…これは芸能人に限らず普通の会社とかでもそうかもしれんけど
  • 脱退イコール、相棒さんはソロじゃんね。どんだけ迷惑な奴なんだよ。

などのコメントが寄せられています。

ボーカル・TOCさんは以前からソロでも活動をしていますし、DJ KATSUさんと共に活動することによってTOCさんにも悪影響が及ぶ可能性も高いので、色々と大変かと思いますが一人で活動という形にして正解かと思います。

『Hilcrhyme』はしばらくヒット曲を生み出せていない状態が続いていたものの、2016年には結成10周年ライブを開催し、2017年には『ユニバーサル ミュージック&EMIアーティスツ合同会社』へ移籍し、再び活動が活発になっていく前に事件を起こし、ユニバーサルとのレコーディング契約が解除されたほか、『Hilcrhyme』の名義でリリースした作品の出荷停止などもあり、DJ KATSUさんの大麻事件によって大きなダメージを受けたのは間違いありません。

しかし、まだ『Hilcrhyme』の活動に期待しているファンも多くいるようなので、これからTOCさん1人のユニットとなりますが、スタッフたちと力を合わせて今後また精力的に活動をしていってほしいなと思いますね。

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