橋幸夫に芸能界引退勧める声も相次ぐ。認知症に続き脳梗塞リスク高い病気で入院。夢グループが現在の体調説明

昨年末に「アルツハイマー型認知症（中等度）」と診断された歌手・俳優の橋幸夫さん（はし・ゆきお 本名＝橋幸男 82歳）が、「一過性脳虚血発作」を発症して搬送され、現在も入院していることが明らかになりました。

所属事務所『夢グループ』の関係者によると、橋幸夫さんは5月31日夜に自宅で「突然、左手に力が入らなくなり」と体調の異変を訴え、搬送先の病院で検査を受けた結果「一過性脳虚血発作」との診断を受け、現在も検査入院しているとのことです。

幸い大事には至っておらず意識もはっきりしているそうですが、1週間ほど様子を見るとし、現在の体調については「特に悪いとは聞いていない」と関係者は語っています。

これにより、橋幸夫さんは3・4日に予定していた夢グループ20周年記念コンサートへの出演は中止となっています。

＜↓の画像は、夢グループ・石田重広社長と橋幸夫さんの写真＞

『スポーツ報知』の取材によると、橋幸夫さんは5月31日に岡山と兵庫でコンサートを行い、静岡県内の自宅へ帰宅し、荷物を運ぼうとしたところ手に力が入らなかったそうです。

一過性脳虚血発作を発症した原因は、認知症とは関係なく「水分不足による血流の悪化」とみられるそうで、点滴治療などで症状は回復しましたが、他にも病気を発症している可能性も考えて検査入院を続けることになったとのことです。

夢グループは取材に対して、「病院では『一過性脳虚血発作』と診断されました」「主治医からは1週間程度の検査入院が必要と言われており、今週いっぱいは休養する」とコメントし、今後予定している11日以降のコンサート出演については、体調を見て判断するとしています。

そして、橋幸夫さんが脳の病気で入院していることが判明しネット上では、

• 先月相撲の溜席でテレビで拝見したばかりなのに驚き
• もうこれ以上、無理をなさらない方が宜しいかと
• 名前を他の人に譲って引っ込んだ時がやっぱり絶妙なタイミングだったな。
• 10日ほど前に大相撲の観戦をしているのがテレビに映っていました。思ったよりも元気なんだなぁと見ていましたが、年齢が年齢なので、仕方ないですね。
  応援はしていますが、もうステージに上がるのは厳しいかな。
• この病を機に、本当に進退を考えていただきたいです。未練も悔いもあるでしょうが、周囲の心配が増すばかりでは、迷惑をかけ続けることに。
• この年齢になると、いつどうなるのかは分かりませんからね。けど、ご本人が「ステージ立ちたい」というなら、ムリにならないくらいで要望を叶えてあげてほしいと思います。
  それが、一番のモチベーションになると思います。

などの声が上がっています。

橋幸夫さんが発症した一過性脳虚血発作とは、脳の血管が一時的に詰まることによって、一過性の神経症状が出る脳の病気です。

発作は数分から1時間程度でおさまり、後遺症も残らないという特徴があるものの、将来的に脳梗塞を発症するリスクが高いサインでもあるため注意が必要とされています。

『国立循環器病研究センター』によると、一過性脳虚血発作を発症後、1ヶ月半以内に約15～20％の患者、うち半数は2日以内に脳梗塞を発症する可能性が高いとのことです。

一過性脳虚血発作を発症する原因としては動脈硬化や血栓、不整脈などが挙げられ、症状としては手足（片側）のしびれや脱力、失語、視力低下、めまい、顔面麻痺などがみられるそうです。

橋幸夫さんは1年半前に「右頭頂葉脳梗塞」を発症して1週間入院しており、脳梗塞が再発する恐れもあります。

現時点で他に異常はみられず体調は回復に向かっているそうですが、橋幸夫さんもすでに80代前半で、いつまた病気を発症するか分からないことから、しばらくゆっくりと休んで体調を整え、少しずつ活動を再開する形にしてもらいたいですね。