五木ひろしが禁煙へ? 喫煙が原因の肺気腫・気管支炎で活動休止、復帰舞台で歌声披露。ファンから応援や心配の声

今月11日に体調不良で緊急入院し、「慢性閉塞性肺疾患（COPD）と気管支炎」との診断を受けた歌手・五木ひろしさん（本名＝松山数夫 77歳）が、25日にステージ復帰を果たしました。

五木ひろしさんは5日から『デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演』を開催し、27日まで全30公演を行う予定でしたが、11日の公演終了後に体調不良を訴えて緊急入院となり、13日まで公演中止となりました。

その後、13日に「慢性閉塞性肺疾患（COPD）と気管支炎」の診断を受けたことが発表され、五木ひろしさんは24日まで休演となり、第1部の舞台『花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛』は配役を変更、第2部のスペシャルショーは坂本冬美さんと応援ゲストによる内容に変更となりました。

そして、緊急入院から2週間経ち、今日から第2部のスペシャルショー限定でステージ復帰しました。

第1部の舞台は引き続き休演ながら、第2部のスペシャルショーに登場した五木ひろしさんは、代表曲の『夜明けのブルース』と『契り』を歌唱し、観客に対して「本当にご心配、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。

＜↓の画像が、ステージ復帰した五木ひろしさん＞

このタイミングでの復帰については、「私自身もこういうことは想像していなかったのでビックリした。2週間休ませていただきましたが、自分の興行ですから、最後の公演は自分で幕を下ろしたいと頑張ってきました」「やっぱり舞台人は板の上に立ててこそ。そのこと自体が幸せそのもの」と語り、全9曲を披露しました。

最後に入院生活を振り返り、「毎日毎日、病室で『いつ退院できるのか』『戻れるのか』そればかり考えていました。1日も早く復帰したい、そういう気持ちでした。完全復帰ではありませんでしたが、今日明治座の舞台に戻ってくることができました。残り2日、公演はあと3回です。よろしくお願いします」と語り、千秋楽まで走り切るとしています。

そして、五木ひろしさんのステージ復帰を受けてネット上では、

• 退院おめでとうございます！ 無理せず体調考えながら、歌聞かせてね　舞台復帰できて、ほんとよかった
• 五木さん　頑張って！ 五木さんの歌　最高です！ 応援しています！
• 今日のステージ観ました。入院されていたとは感じさせない声量でプロ根性をみせてくださいました。本当に見事なステージでした。
  太川陽介さんや坂本冬美さんの涙につられて私もホロッときました。信頼し合える仲間って素晴らしい。
• 早く復帰したい気持ちはわかるけど、しばらくゆっくり休んだ方がいいと思うけどな
• 無理してまで復帰しようとしたならもうタバコはやめる気なのか？
• 無理をしないで下さい、ファンは長く見守ってます、まずは体調を整えて下さい。
• 舞台は動き、歌唱で肺に負担がかからない訳がない。スケジュールこなすより引退を見据えて行動しないとね。
• COPDは悪化したら大変。人工呼吸器持ち歩かないといけなくなる。歌歌うのにもかなり支障が出ると思う。
  まだそんなに大したことないのだろう。それは良かった。今後も良い歌を聴かせてください。

などの声が上がっています。

五木ひろしさんが発症した「慢性閉塞性肺疾患（COPD）」は、肺の病気「肺気腫」や「慢性気管支炎」の総称で、主に喫煙が原因で発症する病気です。

過去には、『笑点』（日本テレビ系）に出演していた落語家・桂歌丸さん、歌手・タレントの和田アキ子さん、『博多華丸・大吉』の博多大吉さん等も喫煙により発症しています。

五木ひろしさんも過去のインタビューで喫煙者であることを明かしており、35年前のインタビューでは、「この20年間、ずっと吸っているけれど、タバコは僕にとって一種の“精神安定剤”」「禁煙することで、かえってイライラするよりは、吸ってる方がいい。周りからは『タバコは吸わない方がいい』って言われるがやめられない」と語っていました。

『日刊スポーツ』によれば、五木ひろしさんは「筋金入りの愛煙家」といい、歳を重ねても喫煙を続けていたようです。

そして、COPDと診断されたからには医師に禁煙を勧められているはずで、この病気は1度発症すると完治しないため、薬で症状を和らげることしかできず、喫煙によって症状がどんどん進行することから、現役を続けるのであれば頑張って禁煙にも取り組んでほしいですね。