ふかわりょうが岡本夏生と民事裁判で敗訴。事務所が謝罪。強引キスで大騒動、損害賠償が1円の理由は…
お笑いタレント・ふかわりょうさん(本名=府川亮 46歳)と、タレント・岡本夏生さん(おかもと・なつき 55歳)の民事裁判に決着がつき、損害賠償として「1円」の支払いを命じられたふかわさんの所属事務所がコメントを発表しました。
ふかわりょうさんの所属事務所『ワタナベエンターテインメント』は公式サイト上で、【弊社所属 ふかわりょうへの判決について】と題して、民事訴訟に発展するまでのおおまかな経緯と判決に対する説明を行っています。
ふかわりょうさんと岡本夏生さんは、2016年3月まで生放送の情報バラエティ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で共演し、岡本さんが番組を降板後の2016年4月に、トークイベント『ふかわと夏生のガチンコ・スプリング~「ガチハル!」』を開催しました。
<↓の画像は、2016年開催のイベント『ガチハル!』の写真>
このイベントは3日間開催する予定でしたが、初日から客もドン引きするほどのマジ喧嘩をステージ上で繰り広げ、最終的には岡本夏生さんが「今日であんたと会うのは最後。このツーショットは見納めよ!」と絶縁宣言し、イベントは終了となりました。
これによって残り2日間は、岡本夏生さんに代わって内藤聡子さん、美保純さん、上田まりえさん等がゲスト出演という形となりました。
大喧嘩した初日公演では、岡本夏生さんがギャラなどに対する不満をぶち撒け、客前で暴走を続ける岡本さんを見かねてふかわりょうさんが、口封じのキスをする場面がありました。
これらの行為が裁判沙汰に発展する事となり、無理やりキスされた岡本夏生さんはブログ上で「公然ワイセツセクハラ」だと訴え、誠意ある対応無き場合には、法的措置を視野に入れると綴っていました。
イベントから半年後の2016年10月には岡本夏生さんが、ふかわりょうさんの行為は強制わいせつ、名誉毀損にあたるとして刑事告訴し、一方のふかわさんも、岡本さんがブログに綴った内容は名誉毀損として刑事告訴しました。
その後、同12月にはそれぞれ不起訴処分となりましたが、岡本夏生さんはこれを不服とし、名誉毀損について検察審査会に申し立てを行ったのですが、2019年4月に不起訴相当の議決が出ました。
そのため、岡本夏生さんは名誉毀損と強制わいせつでふかわりょうさんを民事提訴、ふかわりょうさんも名誉毀損で反訴しました。
この民事訴訟ではそれぞれ、「金銭的な請求を行うことは本意ではなく、請求額は1円にとする」とし、双方が損害賠償をほとんど求めないという異例のものとなっており、岡本夏生さん側は謝罪広告の掲載も求めていました。
そして、訴訟を起こしてからから2年近くが経ち、4月27日に東京地方裁判所で判決が言い渡され、男沢聡子裁判長は「抵抗の余地を与えない暴力的なキスで、芸とはかけ離れている」として、ふかわりょうさん側の「観客を笑わせるための『キス芸』で、岡本さんも受け入れていた」との主張を退け、ふかわさんに対して請求通り、1円の賠償を命じました。
この判決では、「原告(岡本夏生さん)が受けた精神的苦痛への慰謝料は80万円」と認定した上で、損害賠償は1円とし、謝罪広告の掲載に関しては棄却しています。
また、ふかわりょうさんが岡本夏生さんのブログ内容を巡って、名誉毀損で訴えた件に対しては、「正当な意見・論評の範囲内だ」として退けました。
この判決を受けて『ワタナベエンターテインメント』は、「舞台上で双方が激しく意見を言い合うというやり取りの末、ふかわりょうが岡本氏に対してキスを行ったことは事実です。ふかわ本人としても場を和ませたい一心で、共演者を傷つけてしまったことについて反省しております。今回の判決内容についても真摯に受け止め、対応する所存です。」
としています。
最後に、「皆様に楽しんで頂けるエンターテインメントをお届けすべく、ふかわりょう共々邁進いたします。ファンの皆様、関係者の皆様にご迷惑をお掛けしたことにつき、深くお詫び申し上げます。」
と、ファンや関係者に謝罪の言葉を綴っています。
<↓の画像が、ワタナベエンターテインメントのコメント全文の写真>
裁判の結果や事務所の謝罪コメント発表などを受けてネット上では、
- 場を和ませようとして共演者にキスするって意味わかんないんだけど
- 金額じゃあないんでしょうね。「分かって欲しいこと」をただ分かって欲しいだけ。そういう気持ちは、分かる気がするなあ。
- 当時の状況を踏まえたら、どちらかといえば、ふかわが被害者なんだよね。かわいそうな気もする
- あの日、観客の前での常軌を逸した岡本の行動や発言は目に余った。
了解なしにキスしたことは良くなかったが、それも岡本の異常な行動を阻止しようと懸命になっていたからこそだよ。岡本も反省する必要が大いにある。 - ”よごれ”を売りにしている岡本さんだから、多少強引でも大丈夫という判断だったのだろう。
だが、相手がマジギレした時点で芸とは言えないし、岡本さんを見下していたことを反省できないふかわさんには、何ら同情の余地はない。彼女に心からの謝罪をして欲しい。 - 芸能界の悪習に一石を投じるもので、ふかわさんのみを攻撃するのが目的じゃないからこそ、1円の訴訟なんだと思う。
本人、事務所が真摯に受け止めるのは当然として、業界全体としての見直しが必要。 - 猛獣使い、猛獣の口を無理やり塞ぐが法的に負けたという話か。岡本さん、アウエーに出張った心意気、そこは評価できる。
5時無のトラブルを別の場所でイベントとしてやろうというのに、都合が悪いと力づくというのもなんともねぇ。
どうせだったら、取っ組み合いの喧嘩のほうがまだマシだったろうにね。
などの声が上がっています。
裁判はふかわりょうさんの敗訴という形となりましたが、ふかわさんが無理やりキスした事については同情の余地があり、イベント開催までのやり取りや、ギャラの取り決めなどを巡って岡本夏生さんがイベントで怒りをぶち撒け、客前でギャラ等に関して話し始めたことから、ふかわさんはどうにか笑いに変えようと口封じのキスをしたようです。
ただ、一連のトラブルの原因はふかわりょうさん側にもあり、岡本夏生さんの激怒を受けて2人でしっかりと話し合いをすることなく、その後のイベントでは岡本さんのこれまでの言動を痛烈批判するなどしており、岡本さんとしてはふかわさんのことを深く信頼していたことで大きなショックを受け、可愛さ余って憎さ百倍となったとしています。
2人は非常に良いコンビだったことから、こうしたトラブルに発展し、関係が崩れてしまったのは非常に残念です。
岡本夏生さんはこのトラブルによって、ふかわりょうさんとは今後二度と一緒に仕事をすることはないとも断言しているものの、いつかまたイベントか何かで共演してほしいですが、関係修復はもう不可能なのでしょうかね…。
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- https://www.watanabepro.co.jp/information/pressrelease_210428.html
- https://www.dailyshincho.jp/article/2019/10201102/
- https://www.news-postseven.com/archives/20191020_1471196.html