アマゾンドラマ『チェイス』盗作疑惑、清水潔の『殺人犯はそこにいる』パクリ内容で批判…本田翼&大谷亮平W主演作でトラブル

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Amazonプライム・ドラマ『チェイス』

女優・モデルの本田翼さんと俳優・大谷亮平さんが初共演、W主演しているドラマ『チェイス』(Amazonプライム・ビデオ 12月22日から配信スタート 全7話)に盗作・パクリ疑惑が浮上しており、ジャーナリスト・清水潔さんの著書『殺人犯はそこにいる:隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮社)と内容が類似しているとして物議を醸しています。

『チェイス』は、ネット通販サイト『Amazon』が展開のサービス『Amazonプライム・ビデオ』のオリジナルドラマとして、12月22日から第1話の配信がスタートし、29日からは第3話が配信されています。

<↓の画像が、本田翼さん・大谷亮平さんW主演ドラマ『チェイス』の写真>
Amazonドラマ『チェイス』

『チェイス』の脚本は、木村拓哉さん主演の『HERO』、伊藤英明さん主演の『海猿 UMIZARU EVOLUTION』、福山雅治さん主演のNHK大河ドラマ『龍馬伝』、沢村一樹さん主演の『DOCTORS〜最強の名医〜』、櫻井翔さん主演の『先に生まれただけの僕』、来年後期放送のNHK連続テレビ小説『まんぷく』など、数多くのヒットドラマを手掛けている脚本家・福田靖さんが担当。

総監督は、映画『神様のカルテ』『サクラダリセット』『トワイライト ささらさや』などを手掛けた深川栄洋監督(よしひろ 41歳)が務めており、主題歌にはポルノグラフィティの新曲『Working men blues』が起用されています。

出演者は本田翼さんと大谷亮平さんのほか、岸谷五朗さん、羽田美智子さん、田山涼成さん、かとうかず子さん、でんでんさん、嶋田久作さん、平田満さんといったベテランの俳優たちも出演しています。

Amazonドラマ『チェイス』

この作品は、大谷亮平さん演じる記者と本田さん演じるBSテレビの新米ADが、27年前に起きた5つの未解決連続幼女殺人事件の真相に迫るサスペンスドラマシリーズとなっています。

Amazonドラマ『チェイス』

そして、この作品に対して現在ネット上では、週刊誌『FOCUS』(新潮社 2001年8月廃刊)の元記者で、『日本テレビ』報道局記者・解説委員のジャーナリスト・清水潔さん(きよし 59歳)の著書『殺人犯はそこにいる:隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』と内容が類似しているとして、盗作疑惑が浮上し騒動になっています。

<↓の画像が、ジャーナリスト・清水潔さんの写真>
清水潔

実際に『Amazon』でレビューを確認すると、『殺人犯はそこにいる』を盗作したものだという指摘が数多く寄せられており、レビュー欄は炎上状態になっています。

また、『殺人犯はそこにいる』の出版元『新潮社』にもこの件に関する問い合わせが殺到し、『新潮社』は12月28日に公式サイト上でコメントを発表しています。

『新潮社』は盗作疑惑が浮上している『チェイス』について、「弊社および清水氏はドラマ『チェイス』の制作について何ら関知いたしておりません。なお『殺人犯はそこにいる』の映像化につきましては、書籍発売後から数多くのお話を頂戴しておりますが、事件の被害者であるご遺族の感情に配慮し、弊社および清水氏は慎重を期して検討を進めております。」と記しています。

<↓の画像が、『新潮社』公式サイト掲載のコメント>

さらに、清水潔さんは自身のツイッター上で、

  • amazonのドラマについてのお問い合わせが増えておりますが、私はこの件は全く聞いておりません。
  • 『殺人犯はそこにいる』には、さらっと書いておいたのだが、時が経ってからこの事件を報じるため、私は御遺族からの承諾を頂いた。この数行の裏に、いったいどれだけの時間がかかっているのか想像できないのだろうか?そしてこの未解決事件は素人さんが手を出せるような簡単なシロモノではない。

といったツイートをした上で、『チェイス』の盗作を指摘・批判するツイートをリツイートするなどしています。

<↓の画像が、清水潔さんのツイート>

その一方、『チェイス』の共同プロデューサーで、クリエイター(脚本家・福田靖さんなど)や俳優のマネジメント、映画等の企画プロデュースを手掛けている四宮隆史さんはツイッター上で、清水潔さんのアカウントに向けてドラマ化に至った経緯の説明をしています。

<↓の画像が、四宮隆史さんが清水潔さんに送っているツイート>

このツイートでは、清水潔さんの『殺人犯はそこにいる』を事前に読んでいたことを明かした上で、「足利事件に限らず、未だ解決の目処が立たない未解決事件を、未解決のまま放置しておくべきではない」「未解決のまま放置される背景には、国家権力による不当な隠蔽があるのではないか」「司法関係者や報道関係者も、この事実をより重く受け止めるべきなのではないか」といった問題意識から、“入りやすい入り口”としてドラマ制作を企画したなどと説明しているのですが、結局は内容をパクったことを認めるようなものですね。

『Amazonプライム・ビデオ』では現在もドラマの配信は続いているのですが、清水潔さんや『新潮社』サイドも今回の件に関しては容認の姿勢は見せておらず、このまま配信を続ければ訴訟沙汰になるかもしれません。

共同プロデューサーの四宮隆史さんは、『E&R総合法律会計事務所』の代表弁護士でもあり、今回のように著作権を無視した作品のプロデュースに関わっているとなると、弁護士としての仕事にも影響が及びそうです。

現時点ではまだ双方の間で話し合いなどは持たれていない様子なのですが、今後どのような展開を迎えるのか注目したいですね。

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