『カメラを止めるな!』パクリ問題浮上、著作権侵害で裁判? 原作者が上田慎一郎監督告発、低予算映画が興行収入8億超も…

映画『カメラを止めるな!』

約300万円の低予算で製作された映画『カメラを止めるな!(ONE CUT OF THE DEAD)』(6月23日公開)が異例の大ヒットを記録し、当初は東京都内の2館のみでの上映だったものの、17日までに累計上映館数は190館を突破、19日までの累計興行収入も8億円を超え、10億円も狙えれる勢いとなっています。

こうした大ヒットを記録していることにより、今作で監督・脚本・編集を手掛けた上田慎一郎監督(34)のメディア露出も急激に増えており、19日放送の情報・ワイドショー番組『ワイドナショー』に出演するなどしているのですが、そうした中で21日発売の週刊誌『フラッシュ』が『カメラを止めるな!』の内容はパクリだと報じたことで注目を集めています。

『カメラを止めるな!』がパクリだと指摘しているのは、2011年~2014年まで劇団『PEACE』を主宰した和田亮一さん(32)で、『PEACE』時代の後輩からある日、「あれ、先輩の作品が原作ですよ。知らなかったんですか?」と言われ、そこで初めて自身が演出した舞台『GHOST IN THE BOX!』をもとに制作されたものだったことを知ったそうです。

<↓の画像は、『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督の写真>
映画『カメラを止めるな!』上田慎一郎

『カメラを止めるな!』がここまでヒットした背景には、映画の内容を高く評価する声がSNSで拡散されただけでなく、役所広司さん、小栗旬さん、斎藤工さん、HKT48・指原莉乃さん、水道橋博士、などの著名人らも絶賛したことにより、より多くの人が映画館に足を運び、動員数が急増することになったとみられています。

そんな『カメラを止めるな!』のパクリを訴える和田亮一さんは、「構成は完全に自分の作品だと感じました。この映画で特に称賛されているのは、構成の部分。前半で劇中劇を見せて、後半でその舞台裏を見せて回収する、という構成は僕の舞台とまったく一緒。前半で起こる数々のトラブルをその都度、役者がアドリブで回避していくのもそう。舞台が廃墟で、そこで、かつて人体実験が行われていたという設定も一緒ですし、『カメラは止めない!』というセリフは、僕の舞台にもあるんです」と指摘しています。

『フラッシュ』の取材班も、和田亮一さん演出の舞台『GHOST IN THE BOX!』の内容を映像で確認したところ、多くの類似点が見受けられたとしています。

『GHOST IN THE BOX!』は、和田亮一さんが企画を手掛け二部構成のプロット(物語の筋、ストーリーの要約)を考案し、劇団員で脚本家志望の後輩・A氏と共に脚本を完成させたそうで、舞台上演時はA氏が脚本、演出を和田さんが手掛けており、著作権は和田さんとAさん、劇団が持っているといいます。

<↓の画像は、和田亮一さんの写真>
カメラを止めるな!の原作者・和田亮一
(左はダイノジ・大谷ノブ彦さん)

2011年の初演が好評だったため、2013年に再演を行い、この時に『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督も舞台を見に来ていたそうです。

その後、2014年には和田亮一さん主宰の『PEACE』が解散、2015年に上田慎一郎監督が『PEACE』の元劇団員・B氏と接触して『GHOST IN THE BOX!』の映画化を企画し、上田監督はA氏に脚本の執筆を依頼したものの、一度このプロジェクトは頓挫したといいます。

しかし、2016年には『カメラを止めるな!』のプロデューサーでもある市橋浩治さんから長編映画の製作話を持ちかけられ、上田慎一郎監督は『GHOST IN THE BOX!』を映画化するために、なぜか何の権限も持たないB氏に映画版を作りたいと伝えたとのことです。

その後、『GHOST IN THE BOX!』をもとにした『カメラを止めるな!』が製作され、昨年11月に6日間限定公開、今年6月からわずか2館で単独劇場公開を開始したところ、ネット上などで話題になり、口コミが一気に広まった結果、制作費わずか300万円の映画が、累計興行収入10億円超えも確実とみられるほどの大ヒットを記録しています。

これについて和田亮一さんは、「Bに伝えたことで、映画化の許諾を取ったつもりだったのでしょうか。上田監督は大幅にAの脚本を書き直したことで、『これは自分のオリジナルストーリー』と主張していますが、構成や大まかな設定部分は完全にそのまま。公開当初のクレジットにAとBの名前こそ入っていましたが、原作の表記や劇団名、作品名は入っていません」と語っています。

A氏もこの件に対して、「上田監督からは事後報告の形で『名前を入れました』と連絡がありました。しかし、脚本を書き直して映画化する過程で、許諾を取る類いの連絡はありませんでした。公開されたいま思うと、原作として和田さんと私のクレジットがないのは疑問に思います」と話しています。

映画の公開後も上田慎一郎監督側から劇団関係者に一切連絡が無かったといい、これらの問題を受けて和田亮一さんは、「弁護士に、双方の作品を見比べてもらったうえで相談したところ、類似点の多さや、Aの脚本をもとに書き直したものであるのに原作の表記がないこと、原作者である僕やAの許諾を取らなかったことなどから『これは著作権の侵害だ』と。現在、訴訟の準備を進めています」と、法的措置をとることを決めたことを明かしています。

さらに和田亮一さんは、「僕の舞台を原案というけど、僕は案を出したわけじゃなく、実際に舞台を作り上げて、何度も公演もして、上田監督はそれを観ているわけです。その脚本をもとに作られた『カメラを止めるな!』が、さも完全オリジナル脚本のように絶賛されているのは、クリエイターとして到底承服しかねますね。多くの元劇団員からも同じ声が上がっています。僕たちが納得して、映画が作られたと思われているのは心外です」と語っています。

そして、こうしたトラブルを受けて『フラッシュ』は相手側の上田慎一郎監督、市橋浩治プロデューサーに事実確認をしたところ、「弊社といたしまして、本映画において舞台(『GHOST IN THE BOX!』)に対する著作権侵害がなされている認識はございません。また、本映画のクレジット表記方法をはじめ、本映画の製作、上映にあたり、確認・協議すべき事項についても舞台の関係者の方々と都度協議をし、ご納得いただいております。また、そのほかの条件や今後の対応に関する協議についても、現在、舞台の関係者の方々と進めさせていただいております」と、著作権侵害については否定しながらも、舞台関係者との間で協議を行っていることは認めています。

果たして、この問題はどのような展開を迎えるのか、『カメラを止めるな!』の著作権侵害などは認められるのか気になるところですが、『フラッシュ』が映画の版権問題に詳しい弁護士に取材したところ、「著作権を侵害しているかどうかに関しては、類似点の程度問題なので、裁判でも実際に両方を見比べたうえでのジャッジになります。しかし、事の経緯を聞く限り、先方の強引な進め方には問題があると言わざるをえない」と説明したとしています。

『フラッシュ』はこのように報じており、『カメラを止めるな!』をめぐって今後かなり大きな騒動に発展しそうな様子なのですが、これに対してネット上では、

  • パクリは止めとけ!
  • いや、これ監督絶賛されてたけど、これはあかんやつやん。
  • 芸能人こぞって見て絶賛の時点でお察しやったわ
  • 俺は最初から胡散臭いと思ってたから見てないわ
  • ステマでパクリとか終わってるやん
  • 元は海外ドラマ→舞台がパクる→映画がパクる
  • 売れたら突っかかる
  • そら大ヒット作品が自分のパクられてた作品やったら発狂するやろ
  • やたら人気出たから訴えて金取ろうとしてるだけやろ。売れなかったら訴えなかったのはわかる
  • 元々は舞台のパクリとは言え、映画向けの作品って事に気付いて、実際に映画化させた監督の方が有能なんやないか
  • 見たら分かるけど評価されとるのは、構成+映画愛とか親子愛みたいな部分もやから監督の手腕もある

などのコメントが寄せられています。

異例の大ヒットに水を差すまさかのパクリ疑惑浮上で、これに対しては様々な声が上がっていますが、とりあえず上田慎一郎監督は『GHOST IN THE BOX!』のおおまかな流れなどをパクったことを実質的に認めています。

音楽・エンタメサイト『MusicVoice』のインタビューを受けた上田慎一郎監督は、作品の構想について聞かれると、「2013年に『PEACE』という劇団(2014年解散)がやっていた舞台『GHOST IN THE BOX!!』を見て、その構造にインスパイアを受けて企画発案したのがきっかけ」だと答えています。

また、一度は映画化の計画が頓挫してしまったもの、2016年末ごろに「とある企画コンペに1本(映画を)出してみないか」と話をもらい、『GHOST IN THE BOX!』を元ネタとした企画を再び引っ張り出したといい、「基本的な構造以外の登場人物や展開を全て変えて、新しい作品として書き直しました。」と答え、その他のテレビやラジオ番組に出演時も同様の回答をしています。

基本構造は同じであるものの台本を書き換え、登場人物なども変更しているというのですが、脚本などを手掛けた和田亮一さんはパクリだと指摘し、『フラッシュ』の取材班も類似点が多々あると伝えているので、これはクロに限りなく近い様子です。

和田亮一さんは『フラッシュ』の取材を受けるだけでなく、ネット上で自身の思いを綴っており、現在公開中の『カメラを止めるな!』では、交渉をしたことでエンドロールには「原案:劇団PEACE「GHOST IN THE BOX!」(作:A 演出:和田亮一)」という表記があり、Special Thanksとして和田さんの名前が出ているそうです。

これは話し合いの末に決まったそうなのですが、和田亮一さんは自身や劇団員たちの思いが詰まっている作品だけに、【原案】ではなく【原作】と表記してほしいと訴えており、「元劇団員のみんなが『あの作品PEACEの芝居が原作なんだよ!』と、素直に応援して、自慢できるようにしたかったんです。『原案』は作品を作るに当たって参考にしたアイデア。『原作』はその作品を作るための元の作品です。」とし、相手側からは「原案利用契約書」が差し出され、この契約は和田さんが今後、「映画、舞台におけるリメイクそのほか二次利用に関する一切の権利をもてない」というものだったと明かしています。

こうした部分に和田亮一さんは大きな不満を抱えており、世間からはカネ目当てだろといった批判の声が上がるのも承知で訴えたと明かし、「批判は正直怖いですし、この映画界の大ヒットに水をさすことは本当にいやでした。別にもともと入って来るわけなかったお金なんて欲しいわけないです。みんなでつくりあげたあの3年間の、劇団の尊厳を守りたいという、それだけなんです。」と訴えています。

なお、和田亮一さんは7月8日、14日に『カメラを止めるな!』を観に行ったことをツイッターで明かしており、「カメラを止めるな!をみて作品作りたい熱が出てきた。役者のみなさんすごくよかった。楽しそう!」「カメラを止めるな!2回目みる 友人も連れてユーロスペースへ。いいものはシェアしたい。」とツイートしており、作品の内容に関しては高く評価し、好意的に受け止めている様子です。

<↓の画像が、和田亮一さんがツイッターに投稿の写真>
『カメラを止めるな!』を観に行った和田亮一

『カメラを止めるな!』を観に行った和田亮一のツイート1枚目

『カメラを止めるな!』を観に行った和田亮一のツイート2枚目

正直、もしここまでヒットしていなければ、和田亮一さんもここまでの行動は起こさなかったのではないかと思いますし、大ヒットしたからこそ原作として表記しろと訴えているように見える部分もあるので、正直どっちもどっちという感じもしてしまうのですが、著作侵害で訴える構えを見せているので、どういった結末を迎えるのか注目したいですね。

参照元
  • https://smart-flash.jp/showbiz/47826
  • https://note.mu/rookey/n/ne25a640b8cc7
  • https://www.musicvoice.jp/news/201808150100775/
2件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    匿名
    ID:MjEwMDgyOTM5

    見てない

  2. 2
    匿名
    ID:ODI4MzgxNDM0

    観てないし、争いが目くそ鼻くそ。

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