元フジテレビアナ長野智子『Mr.サンデー』での発言謝罪も炎上続く。中居正広の性暴力被害者に二次加害行為だと物議
フジテレビの元アナウンサーで、三宅正治アナ(62)や軽部真一アナ(62)等と同期のジャーナリスト・長野智子さん(ながの・ともこ 62歳)が、6日放送の情報・報道番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)での発言は言葉足らずだったとして謝罪したものの、ネット上では批判が殺到し炎上状態が続いています。
6日放送の『Mr.サンデー』では、中居正広さんの女性トラブルとフジテレビの問題に関する第三者委員会の調査報告書をもとに、長野智子さんらが生討論を行い、司会の宮根誠司アナが長野さんに対して「有名な大物のタレントさん、芸能人からの誘いは断りにくい?」と問いかけました。
これに対して長野智子さんは「私、嫌だったら行かないと思う」としたうえで、「女性アナウンサーでもいろいろいるので、私みたいなのもいるわけですよね。会社の中で例えば、色んな社員の話を聞くと、良い仕事をするよりも、有名人、政治家とか、そういう方と太いパイプを持ってる方が評価される空気があったと結構多くの方から聞いた。そういうこと(評価)をことさらに気にする人は、断りづらいと思ったのかもしれません。」「今の世論の感じだと、アナウンサー全員が脆弱(ぜいじゃく)で、仕方なく上納みたいな感じになってますけど、ほとんどの人たちは真面目に真摯に、そういうことにYES・NOをきちんと言えて毅然としてやっている」
などと語りました。
<↓の画像は、Mr.サンデー出演の長野智子さんの写真>
この発言を巡りネット上では、中居正広さんから性暴力を受けた元フジテレビアナウンサー・X子さんの行動を非難する内容で、二次加害に当たるものとして物議を醸していました。
番組内でも、日本経済新聞の元記者で、東京大学・多様性包摂共創センターの准教授・中野円佳さんが長野智子さんの発言に対して、「今の言い方は、そういうつもりじゃなかったのかもしれないですけど、Aさんが断れなかったのをちょっと責めるように聞こえます」
と指摘していました。
そして、長野智子さんはネット上での批判を受けてX(旧ツイッター)を更新し、番組内での発言は言葉足らずで誤解を生んでしまったとして謝罪しており、「ほとんどのアナウンサーは、日々真摯に実直に仕事に向き合い、yes,noを判断して行動をしています。被害者Aさんもその一人で、むしろ、仕事に真摯であるからこそ、編成幹部B氏の繋いだ業務の延長線上という特殊事案において、『中居氏を怒らせてはいけない』という思いで行動し、結果的に事件に巻き込まれてしまいました。悪いのは言うまでもなく、加害者です。」
としています。
続けて、アナウンサーが局内で弱い立場にあるという印象が世間に伝わってしまうことにより、「多くの女性アナウンサーに対して『上納されただろう』など中傷が浴びせられて、苦しい思いをしていることを聞いていました。私はそれは違うということを伝えたかった」
と弁明したうえで言葉足らずだったと謝罪し、その後放送のラジオ番組『長野智子アップデート』(文化放送)でも同様に、番組で話したことの真意を説明していました。
<↓の画像が、長野智子さんのX投稿>
これに対してネット上では、
- 限られた時間で話すことは最初から分かっていたこと それにもかかわらず、擁護発言に終始したのだから批判されて当たり前 何が誤解なの?
- プロのアナウンサー、コメンテーターとしてあってはならないことです 極めてデリケートな問題であることは初めからわかっているのですから、言い訳になりません
- 言葉足らずの為? では『私なら行かない』って言葉は本音と言うこと? 『私なら〇〇〜』って被害に遭った人にどれだけ残酷な言葉か分かりますか?
- 被害者に認識の甘さがあったのは事実。ただ、同意のない性的関係を強要した中居が一番悪いことは明白。
- 「私は行かない」と第三者的立場をとるのではなく、中傷している人達に向けて止めるように呼びかけるのが、メディア出演者の役割。
「言葉足らず」で誤魔化さず、思慮不足で不適切な発言だったことを認めるべきだ。
などの声が上がっており、炎上状態が続いています。
長野智子さんは最初からX子さんに寄り添うスタンスではなく、私だったら飲み会などに誘われても嫌なら行かないとし、他のアナウンサーたちもほとんどが毅然とした態度を見せていて、こうしたトラブルは真面目ではない一部の人たちによる極稀なケースと言わんばかりの発言をしており、言葉足らずによって誤解を生んだというレベルではないと感じます。
X子さんは番組出演の決定権などを持つフジテレビの編成幹部・A氏から度々、仕事上で関係があった中居正広さんら芸能界の大物タレントたちとの食事会などに誘われ、そしてトラブルが発生した日は、中居さんがウソをついて2人っきりになる状況を作り出していたことが判明しており、そうした経緯に言及することなく、X子さんにも非があったと受け取られかねない発言をしたのは軽率だったと思います。
そして、フジテレビの番組でこうした二次加害を行ったのが何よりの問題で、司会の宮根誠司アナらもその他のフジテレビアナたちを擁護するために、「みなさんアナウンサーとしてのプライドを持ってらっしゃるし、特番にあたっても下準備とかアナウンス能力を日々鍛錬していこうって姿勢をすごいリスペクトしてる」「アナウンス部の人たち全部が接待要員だとか、上納されるとか、そういう見方はぜひ視聴者の方には違うんだと思っていただきたい。みんなプロフェッショナルとして頑張ってらっしゃる」
などと語り、これもまたX子さんへの配慮が足りないと感じますし、これがフジテレビの総意なのかと物議を醸しています。
『Mr.サンデー』は、『だれかtoなかい』の打ち切り終了を受けて6日から放送枠が1時間拡大し、20時54分から2時間超えの放送となったのですが、その初回から出演者の発言を巡って炎上騒動に発展し、先が思いやられますね。
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