TBS『笑いが無理なら体張れ』収録で芸人大ケガ。ネルソンズ青山フォール勝ちが骨折、ヤラセに続く問題発生で物議

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ネルソンズ

吉本興業所属のお笑いトリオ『ネルソンズ』の青山フォール勝ちさん(本名=青山久志 33歳)が、26日深夜放送予定のバラエティ番組『笑いが無理なら体張れ』(TBS系 24時1分)のスタジオ収録中に、全治8週間の大ケガを負っていたことが明らかになりました。

これはTBSが19日に明らかにしたもので、ネルソンズ・青山フォール勝ちさんは15日に、「TBS砧スタジオ」(東京都世田谷区)で行われた番組収録に参加し、ローションが塗られたターンテーブルの上に乗り、そこからジャンプして上に吊るされた賞金をキャッチするという企画に挑戦したそうです。

<↓の画像は、ネルソンズの写真>
ネルソンズの和田まんじゅう・青山フォール勝ち・岸健之助
(左から和田まんじゅうさん、青山フォール勝ちさん、岸健之助さん)

その企画でネルソンズ・青山フォール勝ちさんは、ジャンプして着地した際に腕をひねって右肩を痛め、待機していた医師の応急処置を受けて病院へ搬送され、医師から「右肩関節脱臼、右肩甲骨関節窩(かんせつか)骨折、全治8週間の見込み」との診断を受けたとのことです。

医師の説明によれば、患部を固定した上で無理な姿勢を取らなければ仕事をしても問題無いとのことから、ネルソンズ・青山フォール勝ちさんは16日から仕事復帰しているといいます。

ちなみに、大ケガを負ったネルソンズ・青山フォール勝ちさんは、幼少期からアマチュアレスリングを始め、高校時代には国体で準優勝、大学時代に天皇杯でベスト8入りするほどの実力を持ち、全日本強化指定選手にも選ばれ、アテネ五輪や北京五輪出場を目指していたこともあります。

そして、番組収録中の事故発生に対してTBSは、「青山さんご本人をはじめ、所属事務所ほか関係各所の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。」と謝罪の上で、番組の安全対策状況については、「収録に当たっては、参加する方にヘルメットと、首・肘・膝の3ヶ所にサポーターを着用していただき、怪我防止の対策をとっていました。また、事前のシミュレーションを9月8日、14日と2日かけて実施するなど、安全面には注意を払っておりました」と説明しています。

しかし、本番収録中にこのような事故が発生しまったことを受けて、「青山さんが怪我をされたことについては大変申し訳なく思っております。青山さんの1日も早いご回復をお祈りするとともに、今後番組制作上の安全管理をさらに徹底していく所存です」としています。

『笑いが無理なら体張れ』は、今年3月にバナナマンがMCで第1弾が放送され、番組内容はネタ番組に体を張るアトラクション要素を融合したものとなっており、出演芸人たちは制限時間100秒以内にスタジオの観客50人の中からランダムで選ばれた10人を全員笑わせるか、体を張ったアトラクションをクリアするかを選択し、次のステージを目指します。

<↓の画像は、『笑いが無理なら体張れ』MC・バナナマンの写真>
『笑いが無理なら体張れ』バナナマン

3月放送の第1弾が好評だったことを受けて、26日深夜に第2弾の放送が決定したのですが、このようなトラブルが発生していしまいネット上では、

  • 最近TBSはヤラセもあったし不祥事が多いな。反省どころか体質を疑います。
  • 安全管理を徹底するなら、オールスター感謝祭の鈴木奈々の最大の見せ場のコーナーも出来なくなるな。
  • 明らかに番組側に安全対策上問題があるならともかく、命に関わる怪我に繋がらないように今後も続けるべき。
    怪我を恐れてたらSASUKEなんて企画の時点で中止だよ。
  • 番組名からして怪我前提な気はする。でもこの企画はいきすぎ感もあるが、身体を張れなくなるのはそれはそれでつまらんくなるなあと思うわ。
    出演者が同意のもとやってるんならいいと思うがね。
  • 番組制作のあり方を考え直すべきかもしれない。ヤラセもそうだし、こういう事故が起きたのもある。
    深夜のとしまえんで視聴者を無秩序に集めて周辺住民からクレームが入った問題もある。そうそう、誘拐と間違えられたケースもあったな。
    今までの番組作りというか演出に本当に問題がなかったか検証し、やってはいけないことのボーダーラインをはっきりさせるべきだと思う
  • ローション塗りたくった場所でジャンプさせたら、転ぶのは当然。その結果骨折することだって予見できたこと。
    事故が起きないように、そのリスクを無くす事が求められてるのに、そのリスクで笑いを取ろうだなんて。
    安全管理を徹底なんて無理でしょ。転ぶことが前提のことをやってたら、怪我をしないことなんて無理なんだから。
  • 「体を張って笑いを取る」という番組のコンセプト自体が、問題なのでは?
    ちょっと考えても怪我しそうな危険で無意味なことを芸人がするのを見て、楽しいですか?
    危険な行為を見て笑う観客と、危険な“笑い”を提供する制作者との相乗効果で、笑いの質がどんどん低下していっているのではないかと思います。

などのコメントが寄せられています。

3月放送『笑いが無理なら体張れ』第1弾の映像

TBSでは先日も、バナナマンMCの『消えた天才』、ダウンタウン・松本人志さん、バナナマン・設楽統さん、女優・タレントの小池栄子さん出演の『クレイジージャーニー』のヤラセ行為発覚を公表し、この問題を受けて番組放送を休止するといったトラブルが発生したばかりであるため、今回の収録中の事故に対してより多くの非難の声が上がっています。

TBSでは今年7月にも、『炎の体育会TV』のリハーサル中にピン芸人・宮川大輔さんが、ボードに乗って坂を滑ってジャンプする企画に挑戦したところ、着地時にバランスを崩して木製の台の角に腰を打ち付け、全治約2週間のケガを負うトラブルが発生しており、これを受けて企画が中止となりました。

こうした収録中の事故はTBSに限らず、他局のテレビ番組でも定期的に発生しており、最近では『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の収録中に、ANZEN漫才・みやぞんさんとフォーリンラブ・バービーさんが、それぞれ骨折やアキレス腱断裂などのケガを負っています。

他にも、今年の正月特番『ウルトラマンDASH』(同)のロケでTOKIOのリーダー・城島茂さんが腰椎突起部分にヒビが入るケガ、昨年4月にピン芸人・平野ノラさんが『183村秘境旅~こんな田舎がアルか否か!?~』(テレビ朝日系)のロケで尾てい骨を骨折するなど、主にバラエティ番組の収録中に様々な事故が発生しています。

中には本人の不注意などが原因で発生したものもありますが、番組制作サイドの安全対策などに不備があったケースも多々あり、今回の『笑いが無理なら体張れ』では怪我防止の対策をちゃんと取っていたとのことから、問題視し過ぎるのは良くない気もしますが、TBSはここ最近トラブルが相次いでいるので今後さらに注意を払っていってほしいです。

参照元
  • https://hochi.news/articles/20190919-OHT1T50058.html
  • https://www.cyzowoman.com/2019/04/post_228576_1.html
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