XG・COCONAが胸の切除手術＆ノンバイナリー公表で反響。男性的な存在として生きると宣言。画像あり

2025年12月6日（土）19:29

XGココナ

エイベックスが手掛ける7人組のヒップホップ・R&Bグループ『XG（エックスジー）』のCOCONAさん（本名＝秋山心響 20歳）が6日、「ノンバイナリー」と「胸の切除手術」を公表したことで大きな反響を呼んでいます。

COCONAさんは6日に20歳の誕生日を迎え、XGのインスタグラムに長文を投稿し、「私はAFAB Transmasculine Non-binaryです。今年、胸の切除手術を行いました。生まれたときは女性として扱われましたが、自分では女性だとは思っていません。“女性”として見られることには強い違和感があり、自分はもっと男性的な存在として生きています。」と、性自認（出生時の性別ではなく自身が認識している性）と胸の切除手術を公表し、胸付近に手術痕と思しき傷が少し見える写真も公開しています。

＜↓の画像が、胸の切除手術を受けたXG・COCONAさん＞
ノンバイナリー＆胸切除手術公表のXG・COCONA

「ノンバイナリー」とは、性自認が女性・男性の2つの性に当てはまらない（当てはめたくない）状態を指します。

この言葉に性的指向（異性愛・同性愛・両性愛・無性愛など）は含まれないため、恋愛・性的対象は人それぞれとなっています。

「AFAB Transmasculine Non-binary」とは、出生時は体の特徴が女性（AFAB＝Assigned Female At Birthの略）で、性自認は男性寄り（Transmasculine）ながら完全に男性ではなく、男女の性に当てはまらない（Non-binary）という状態です。

男性にも女性にも当てはまらないと感じていたCOCONAさんは、「私の人生でいちばん難しかったことは、“自分自身を受け入れて認めること”でした。」と明かしています。

続けて、「ほんの少しでも自分を受け入れ、0.1歩でも前に進めた今、新しい扉を開けることができました。その扉を開けたことで視野が広がり、物事の見え方や捉え方が変わり、自分に大きな心の成長と勇気を与えてくれました。今では、『自分の中にあるものは、ダメなものじゃないんだ』と思えるようになりました。これができたのは、私の話に耳を傾け、寄り添ってくれたメンバーやサイモンさん、そして両親のおかげです。この運命と、出会えたすべての奇跡に、心から感謝しています。」「この文章が、誰かの心にそっと光を灯せますように。そして、私の愛が必要としているすべての人に届きますように。With love, always.」と綴っています。

これに対してネット上では、

何者にもなりたくないって感じなのかな？
XGはかなり個性的だけど、これはちょっと驚いた。でもこれからどういう表現を目指していくのか興味あるな。
政治利用されません様に
女性として生まれたけど、性自認は男性というのは理解できているつもりだけど、「ノンバイナリー」というのが普通の私にはよくわからない。“男性としても女性としても違和感がある”…理解が難しい。
ノンバイナリーって概念が自分にはすごく難しい。性自認が男でも女でもない。好きな洋服は？性の対象は？惹かれる性別は？疑問がたえない
自認のトランスジェンダーやその支援と称して利権を貪る活動家に利用されないことを願う
とても勇気ある公表だと思う。まだ20歳でこれから変化していくかもしれないけれど、手術するの余程だし、今の彼女には必要な事だったのだと思う。
これからも素敵なパフォーマンスを見せてくれたらいいと思います。
ファンにも公表することがCOCONAさんのいう「自分の中にあるものは、ダメなものじゃないんだ」をまた一歩前に踏み出すための要素になってるのかな。
手術までされるということは相当の勇気とか葛藤があったと思います。これからも今まで通り輝けますように！

などの声が上がっています。

『Stay With Me』などの楽曲で知られるイギリスの歌手サム・スミスさん(33)は、2014年に自身が同性愛者であることを公表した後、性自認はノンバイナリーだと明かしました。

日本では2021年に、結婚と出産をしている歌手・宇多田ヒカルさん(42)がノンバイナリーを公表したことで話題になりました。

性自認をわざわざ世間に公表する必要はありませんが、COCONAさんは昨年5月に、XGの5枚目シングル『WOKE UP』のミュージックビデオで、バリカンで自ら坊主頭になる姿を披露し、今年に入ってスキンヘッドに近い状態にするなどして話題になっており、今後も様々な表現活動をするにあたって性自認なども公表したうえで、より自由に自身がやりたいことに挑戦していきたいとの思いが強くなっていたのかもしれません。

XG『WOKE UP』ミュージックビデオ

そして、ノンバイナリー公表前には胸の切除手術も受け、「“女性”として見られることには強い違和感があり、自分はもっと男性的な存在として生きています」とまで宣言し、これに対して今後肯定的な反応だけでなく、ネガティブな声も少なからずあるとは思いますが気にし過ぎず、周囲のサポートを受けながら今後また新たに様々なことに挑戦していってほしいです。