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アクアタイムズ公式サイトでバンド解散報告、メンバーがコメントで真相明かす。ツアー前に電撃発表のワケは…

Aqua Timez解散へ、バンド活動終了の理由説明。等身大のラブソング等ヒットで紅白出場も原因は…

『等身大のラブソング』などのヒット曲で知られる2003年結成のロックバンド『Aqua Timez(アクアタイムズ)』が8日、公式サイト上で年内の活動をもって解散することを電撃発表しました。

公式サイトには各メンバーのコメントが掲載されており、ボーカル・太志さん(ふとし 37歳)は「僕たちAqua Timezは2018年の活動をもって解散する道を選びました。メンバー全員で話しあった結論です。ごめんなさい。」とバンド解散を謝罪した上で、「ファンのみんな、一緒に歌ってくれたこと、下らない俺たちのMCで笑いあったこと、励まし合える関係になれたこと、Aqua Timezを広めようとしてくれたこと、何となく上がりきれなかった日も、何とかお互いに上げようとした日も、どれも宝物です。いつか歳を重ねてもみんなの口ずさむ曲がAqua Timezの曲だったらいいなぁってワガママを最後に残して、ほんとにありがとう。」と感謝の言葉を綴っています。

バンドのリーダーでベースのOKP-STARさん(オーケーピースター 41歳)は、12日から9月1日にかけて開催の全国ツアー『Present is a Present tour2018』の直前に解散発表となったことに対して、「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。悲しい想いをさせてしまいましたよね。本当にごめんなさい。」と謝罪し、このタイミングで発表した理由については「みんなにちゃんとこの事実を伝えた上で、ツアーをまわりたいという気持ちが強かったからです。」と説明しています。

また、「これからもライブや曲を通してもっともっと繋がって同じ時間を共有したかったのですが、それも叶わずこのような結果になってしまったこと、最後の最後までたくさん心配をかけてしまったこと、本当に自分が情けないです。リーダーなんて言われてましたが、結果的にバンドをまとめ上げることが出来なかったし、このままバンドを続けていく自信がなくなってしまいました。」と苦しい胸の内を明かした上で、「もう一度、この大切なAqua Timezというバンドと自分の人生を見つめ直すための発展的な別れなのだと思っています。」としています。

ギターの大介さん(だいすけ 41歳)は、「これまで沢山のライブやCDリリース、様々な活動を行い、数々の思い出ができました。今はAqua Timezというバンドをやりきった。素直にそう思える状況です。」「約15年Aqua Timezのメンバーとしてギターを弾いてこれたことを誇りに思います。本当にAqua Timezというバンド、メンバー、曲、そして歌詞が大好きです。これからはメンバー個々が別々の道を進みますが、Aqua Timezは僕の心の中で永遠に残っていきます。」と綴っています。

キーボード・ピアノ担当のmayukoさん(まゆこ 40歳)は、「メンバー・スタッフ・ファンの皆さんと、15年間、いろんな想いを共にしながら走り続けて、ここまでたどり着けたことをすごく誇りに思います。たくさんの方に支えていただき、応援していただいたことで、なんとかやってこられました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。」と感謝の言葉を綴り、バンド解散後については「これまで応援してくれた方をこれから応援できる人間でありたいと思います。そのために、世界を広げて勉強していく所存です。」としています。

最後にドラムのTASSHIさん(タッシー 39歳)は、「Aqua Timezは、今まで常に自分達にしか出来ない音楽を追求し続けてきました。過去の自分達を、常に超えて行く思いでやってきました。」とし、4月25日にリリースしたばかりの8枚目アルバム『二重螺旋(らせん)のまさゆめ』に関しても同様の思いで、「結果、最高傑作であると自負できる作品に仕上がりました。」としつつも、「アルバムを作り終えたとき、メンバー全員、いつもとは感覚が違ってました。全てを出し切ったような、燃え尽きたような感覚でした。」と告白しています。

そして、それからはメンバーで何度も話し合いを重ねたそうなのですが、「今までと同じ熱量で、この先Aqua Timezの音楽を作ることが出来ない、そして、そうなった以上、活動を続けていくことは出来ない」という結論に至り、解散が決定したという経緯を明かしています。

<↓の画像は、『Aqua Timez』のメンバー写真>

(左からベース・OKP-STARさん、キーボード・mayukoさん、ボーカル・太志さん、ドラム・TASSHIさん、ギター・大介さん)

最後には、所属事務所『プロダクション尾木』、レコード会社『エピックレコードジャパン』、『Aqua Timez』の連名で、「これまで、Aqua Timezに多大なる応援を頂き一同、感謝申し上げます。また、突然のご報告となり大変申し訳ございません。現在、発表されています『Present is a Present tour2018』終了後に、最後の感謝の気持ちを込めてLIVEを行う準備をしております。詳細は分かり次第、オフィシャルサイトにてご報告させて頂きます。完結の日を笑顔で迎えられる様、ご理解頂けます様、何卒宜しくお願い致します。」としています。

このように『Aqua Timez』が公式サイト上で解散を電撃発表しネット上では、

などと解散を惜しむ声が多く上がっています。

『Aqua Timez』は2005年8月にミニアルバム『空いっぱいに奏でる祈り』でインディーズデビューし、収録曲の『等身大のラブソング』が様々なテレビ番組などで取り上げられたことで注目を集め、リリースから半年後にはオリコン1位を獲得し、累計売り上げ枚数は80万枚超えの大ヒットを記録しました。

インディーズデビュー作で早々に注目を集めると、2006年4月にはメジャーデビューを果たし、同7月リリースの1枚目シングル『決意の朝に』は累計売り上げ枚数20万枚を突破、さらに着うたダウンロード数は累計120万件超えのヒットを記録しました。

また、同11月リリースの2枚目シングル『千の夜をこえて』は、アニメ映画『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』の主題歌に起用され、同年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしました。

その後も人気は上昇し、2008年には 『24時間テレビ』(日本テレビ系)に出演しシングル『虹』を披露し、同年末には2度目の紅白出場を果たしています。

以降も精力的に音楽活動を続けており、作品をリリースしたり、ツアーで全国を回るなどし、今年1月にはライブアルバム『Aqua Timez アスナロウ TOUR 2017 FINAL “narrow narrow”』とDVD・Blue-ray、同4月には8枚目アルバム『二重螺旋のまさゆめ』をリリースし、5月からは全国ツアーの開催なども発表していました。

一時期に比べるとメディアへの露出が減少し、人気も低下していたのは事実で、近年リリースしたシングルは20~30位台で推移し、アルバムも2016年以降はTOP10入りを逃していたのですが、それでも精力的な活動を続けいただけに突然のバンド解散発表には驚きましたし、様々なヒット曲を生み出したバンドだけに解散してしまうというのは非常に残念です。

しかし、今後も音楽活動を続けていくメンバーもいると思いますので、バンド解散後はそれぞれの活躍に期待したいですね。

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