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ジェロが公式サイトとブログで演歌歌手の活動無期限休止を報告。コンピューター会社に勤務も復帰の可能性あり?

黒人演歌歌手ジェロが引退? 活動休止&IT企業就職を発表し理由説明。『海雪』ヒットでブレークも…

今年2月にデビュー10周年を迎えたアメリカ出身の黒人演歌歌手・ジェロさん(本名=ジェローム・チャールズ・ホワイト・ジュニア 36歳)が歌手活動を休止し、IT関係の外資系企業に就職することが明らかになりました。

ジェロさんは11日までにファンクラブ会員宛てに直筆メッセージで活動休止を報告し、ジェロさんの公式サイト上でも、「ジェロは無期限の活動休止となりました。この春にボストン大学の大学院を卒業したことを機に、本人の強い希望により、あらためてコンピューターの仕事に就くこととなりました。」と発表されています。

また、ジェロさんは12日に自身のブログを更新し、苦悩の末に歌手活動休止という結論を出したことを明かしており、「歌に対する熱が冷めたわけではありません。実は2年前から改めてコンピューターの勉強をする機会に恵まれ、ボストン大学の大学院をこの春に卒業しました。そしてこのチャンスを逃すことなく、再度コンピューターの仕事に就くことにいたしました。最初は歌も同時に続けていけるだろうか?という考えもよぎりましたが、どちらも中途半端になりたくはありません。皆様に対しても、尊敬する諸先輩や歌手の方々に対しても失礼になってしまうからです。」と、歌手活動を休止してIT企業に就職する理由を説明しています。

しかし、演歌に対する情熱は全く変わっておらず、これからもそれは変わることはないと信じているとし、「今はまだいつとは言えませんが、もう一度歌手として夢を追いたいと思うかも知れません。それまでインターネットで演歌をたくさんの人達に伝えていくことも研究しながら。いつでも皆様のご健康とお幸せを願っています。」と綴っています。

このように歌手活動休止の理由を説明したジェロさんは、アフリカ系アメリカ人の父親、アフリカ系アメリカ人と日本人ハーフの母親を持ち、日本人の祖母が歌手・美空ひばりさんの歌をよく口ずさんでいたことで幼少期から演歌に親しみ、祖母に歌を披露するうちに演歌の虜になっていったそうです。

<↓の画像は、子供の頃のジェロさんと母親の写真>

<↓の画像は、父親の写真>

その後、世界的に有名な名門校ピッツバーグ大学で情報科学を専攻し、在学中には関西外国語大学に3ヶ月留学しているのですが、この留学期間中に演歌歌手になることを決意したといいます。

2003年にピッツバーグ大学を卒業し、来日後には和歌山県内の英会話学校で講師を務め、その後に大阪の会社でシステムエンジニア(SE)として働いていました。

一方で、来日から2ヶ月後には視聴者参加型の音楽番組『NHKのど自慢』(NHK 日曜12時15分)に出演するなど、日本各地のカラオケ大会に出場し、演歌歌手になることを目指した活動を続けていました。

そして、2005年に大阪で開催のカラオケ大会で優勝した際に、『ビクターエンタテインメント』のスカウトから声をかけられ、オーディションに合格したことでデビューを目指し2年にわたって訓練し、2008年2月にシングル『海雪』(作詞:秋元康さん、作曲:宇崎竜童さん)でデビューを果たしました。

同シングルはCDやカセットテープでリリースされ、初日の出荷数はCDが6.3万枚、カセットは2万巻で、着うた演歌・歌謡曲部門では12週連続1位という記録を残したほか、オリコンの週間CDランキングで4位にランクインし、同年の『日本レコード大賞』で最優秀新人賞に選ばれ、『NHK紅白歌合戦』にも初出場しました。

その後も演歌歌手として精力的に活動し、これまでに複数のシングルとアルバムをリリースしており、デビュー10周年を迎えた今年2月には記念コンサート『感謝感激』を開催しました。

こうした歌手活動の傍らで2016年からは、様々な世界大学ランキングで常に100位入りするほどの名門校ボストン大学の大学院通信制で情報科学セキュリティーを学び、今年春に修了していました。

これまでにこうした活動をしてきたジェロさんが歌手活動を休止し、IT企業に就職することに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

今年4月には、同じくアメリカ出身の黒人歌手として人気だったクリス・ハートさんが、音楽の勉強や育児などに専念することを理由に歌手活動の無期限休止を発表しました。

お2人とも日本語が非常に上手く歌唱力も高いことから、デビューした当時は大きな注目を集めましたが、人気をキープするのはやはり難しく、徐々に露出が減っていってしまったという印象があります。

クリス・ハートさんと同様にジェロさんも歌手としては非常に高い能力を持っていることから、歌手活動から離れてしまうというのは少々残念ではあるのですが、完全に引退すると決めたわけではないようなので、今後もし再び歌いたいという気持ちが沸き起こった際には、またいつか復帰し美声を聴かせてほしいなと思います。

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