ヴィジュアル系エアーバンドの”金爆”ことゴールデンボンバーが、8月20日にニューシングル『ローラの傷だらけ』をリリースするのですが、この販売方法が今話題を集めています。
それは特典を一切付けることなく販売形式は1種類のみで、CDのジャケットは図柄も何もなく真っ白なものとなっており、左端に「ゴールデンボンバー ローラの傷だらけ」と記載されているだけのシンプルなものとなっています。
これはボーカルである鬼龍院翔さん(本名=一浦翔 30歳)自身が考えたアイデアで、会社側に「これをやらせてくれなければ、僕は全部辞めます」と強い決意を示し独断で行われたものなのですが、このような販売形式を今回採ったのは、最近、収録された音楽や歌がオマケのような扱いになっており、特典の方に需要が傾きつつあるとし、「僕はCDに握手の特典を付けるのを辞めたいです」「純粋に音楽を売りたい、けどそうはいかない現状で戸惑いながらみんな音楽活動をしています」と本音を明かし、「CDというものの価値が以前と全然違うものになっていることを知って頂きたくて」「多くの人がCDとは、音楽とはを考えるきっかけに」と、踏み切った理由を説明した。
(↓の画像が、ゴールデンボンバーのボーカル・鬼龍院翔さんの写真)
そしてこの試みに対して、現在ネットでは特典商法があまりにもエスカレートしてしまっているEXILEにも是非見習って欲しいとの意見が多く出ています。
これにネットでは、
- これ以上特典を付けるアーティストが増えられても困る
- EXILEはこの汚い商法によって自滅するだろうね
- ファンは好きで買ってるんだろ。嫌なら買わなければいい話
- 売る方も売る方だけど、買う方も買う方だと思うんだが
- 特典商法によって自身の評価を下げていることに早く気付くべき
などのコメントがありました。
先日も歌手のスガシカオさんがCDが全く売れないことをTwitterにてつぶやき、アーティストが置かれている厳しい現状を生々しく語ったことから話題になりましたが、ネットが普及しYouTubeなどで簡単に音源の視聴などが出来る今、CDに魅力的な特典を付けなければ売れないというのが現実です。
そしてEXILEに関しては、リーダーのHIROさんが社長を務める芸能プロダクション「LDH」に所属しているグループで、レコードレーベルはエイベックスグループの「rhythm zone」に所属しており、エイベックスは現在所属するアーティストが不振で、好調なのはEXILE系のグループのみとなっていることから、この特典商法に頼らざるを得ない状況になっているのだと思われます。
このような背景があることから特典商法もアーティストや、レコード会社が存続するためにはある程度しょうがないことかと思うのですが、ここ最近やり方があまりにもエスカレートしており、それに伴いグループに対する批判も増えていることから、もう少し工夫を凝らした販売方法を考えてもらいたいものですね。