4人組ボーカル&ダンスグループ『SPEED』のメンバーで歌手の今井絵理子さん(32)が、今年の夏の参院選で自民党から比例代表として立候補することが決まり、9日に自民党本部で出馬会見を開くことが明らかとなりました。
8日に行われた党役員会で公認が内定したそうです。
今井さんは2004年5月にロックバンド『175R(イナゴライダー)』のボーカル・SHOGOさんと結婚し、同10月に第1子となる長男を出産しましたが、2007年に離婚してシングルマザーとなり、長男には聴覚障害があったことからボランティアなどにも積極的で、子育てや福祉の政策への取り組みや地元の沖縄での票集めに期待されており、安倍晋三首相が掲げている「1億総活躍社会」や「女性活躍」の実現を目指す象徴的な候補者になり得ると判断したといいます。
一部報道によると、3月13日に開始あされる定期党大会で、今井さんが国歌を斉唱する案も浮上しているとのこと。
今井さんはSPEEDでボーカルを務めている島袋寛子さんとユニット『ERIHIRO』を結成し、昨年デビューを果たしましたが、今後は政治一本に専念する見込み。
今井さんはSHOGOさんと離婚後の2008年に、長男が感音性難聴だったことをテレビ番組で告白し、それ以降は習得した手話を使ったイベントを開くなどボランディア活動に積極的に取り組んだり、聴覚障害がある方を描いた映画に出演するなどの活動を行っており、自民党はこれらの活動に注目。
子育てや福祉の面で安倍首相が掲げている「1億総活躍社会」や「女性活躍」といった政策を体現出来るだけでなく、沖縄県での人気の高さから票の掘り起こしが出来ると白羽の矢が立ったとみられ、選挙応援にはSPEEDのメンバーの再集結や、同じ沖縄出身のDA PUMPら後輩らが応援に駆けつけることも予想されており、他の候補者にとっては脅威となるのではないかとみられています。
これに対してネット上では、
- 頑張っているのは分かるけど、それと国会議員の話とは別かなと。知名度高いからって安易に擁立するのはどうかと思うわ。
- 出すほうも出すほうだけど、出るほうもどうかしてる!票につながれば何でも良いって、ますます政治不信が進むよ
- 今井さんは好きだけど、政治家になって欲しくない
- 安易にタレントを公認し過ぎている気がするのだが……知名度があり、選挙に勝てやすければ良いのか?
- 社会をよりよくする為、というより選挙に勝つ為だけの人選、という印象は拭えません。当選してもお飾り程度にしかならない。
- 日本の未来をマジメに考えてほしいわ
- 結局は自民の客寄せパンダなんだろうなぁ
- シングルマザーで障害をもったお子さんを育ててる立派な方で、そこからの意見はとても参考になるものもあるのかもしれないけど、、でもなんだかこの出馬に対して良い気持ちになれない。
などのコメントが寄せられています。
子供を持つ若い母親層や、今回から選挙権年齢が18歳に引き下げられる予定で、若者層の票をより多く集めたいという思惑などがあるようなのですが、今井さんはこれまで福祉活動は積極的に行ってきたものの、政治的な活動は行ってきた方ではなく、そのようなイメージも全く無いことから、今井さんのことを参院選比例代表候補として擁立するのはどうかと思いますね…。
そして、ネット上では批判的な声が多く上がっているのですが、今井さんの知名度と人気の高さからやはり当選してしまうのでしょうか…。