『AAA(トリプルエー)』の“Nissy(ニッシー)”こと西島隆弘さん(33)、歌手の浜崎あゆみさん(41)が25日、厚生労働省管轄の『国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)』に、それぞれ1000万円を寄付することをツイッターやインスタグラム上で発表しました。
AAA西島隆弘さんはインスタグラム・ストーリーズ(24時間で投稿が消える機能)を更新し、国立国際医療研究センターに寄付することを報告した上で、「私事になりますが、身内に医療従事者がおり、過酷な医療現場を身近に感じております。医療に関わる皆さまが感染の危険もある中、尽力されている日々に、少しでもお力になれればと思っております」
と医療機関に寄付することを決めた理由を説明しています。
続けて、「引き続き不要不急の外出は自粛しましょう。そういった行動を一人一人が行うことも支援の一つとなるはずです。制限された生活をおくり心が疲弊してしまうような状況が続いていますが、みんなで協力しあいこの状況を乗り越えましょう」
と呼び掛けています。
<↓の画像が、AAA西島隆弘さんのインスタグラム投稿の写真>
AAA西島隆弘さんは具体的な寄付金額は明らかにしていませんが、各メディアの報道によれば1000万円を寄付したそうで、これを受けて国立国際医療研究センターの國土典宏理事長は、「頂戴いたしましたご寄付は、ご趣旨に沿い、新型コロナウイルス感染症に関する医療や研究のために大切に使わせていただきます。NCGM国立国際医療研究センターは、これからも新型コロナウイルス感染症の患者さんの命を救い、一日も早く健康を取り戻していただくため、職員が一丸となって新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでまいります」
とのコメントを出しています。
また、浜崎あゆみさんもインスタグラム・ストーリーズ、ツイッターを更新し、「LAで暮らしていた頃にお世話になった、大先輩であるYOSHIKIさんに賛同し、私も国立国際医療研究センターに1000万円寄付させていただきます」
と発表しています。
続けて、「日々、命の危険を隣り合わせの恐怖と闘いながら私たちを、日本を守ってくださっている医療従事者の皆さまへの負担を軽減できる唯一で最大の方法は、私たちが家にいることだと思います。また、私たちが日常の生活を送るために、今もなお外へ出て仕事を続けてくださっているすべての方々へも、心から感謝しております」
などと綴っています。
<↓の画像が、浜崎あゆみさんのインスタグラム投稿の写真>
これまでに様々な支援活動を行っている『X JAPAN』のリーダーで、ドラマー・ピアニストのYOSHIKIさんは21日に、自身がアメリカで運営している非営利公益法人『YOSHIKI FOUNDATION AMERICA』を通じて、国立国際医療研究センターへ1000万円を寄付したことを発表しています。
YOSHIKIさんはこの他にも、アメリカでの食糧難パニックの沈静化を支援するため、アメリカ・ロサンゼルスの『Meal on Wheels』に約250万円(2.4万ドル)、新型コロナウイルス感染拡大によって大きなダメージを受けている世界中のミュージシャン、音楽業界関係者を支援するために設立された『COVID-19救済基金』に約1000万円(10万ドル)を寄付しています。
そして、浜崎あゆみさん、AAA西島隆弘さん、YOSHIKIさんの寄付活動に対してネット上では、
- 浜崎あゆみはいつも何かと叩かれてるけど、こういう事ができるのは素直に素晴らしい。でも、この件に関しても叩く人は叩くんだろうなぁ…
- なんだかんだ、あゆは動く。熊本地震の炊き出しは一生忘れません。
- 誰かの真似でも誰でも出来る事じゃないし、簡単に決断出来る金額じゃない。
いくら歌姫と言われ一世風靡し稼いでいるとはいえ…素晴らしいです。 - あゆさん名誉挽回できて良かった。あゆさんの元ファンだけど、近年は良くない話題きりだったから、こんな讃えられて浜崎あゆみが帰ってきた!ってなるよ。がんばれ。あゆさん。
- こういうお金の使い方は良いね。医療従事者は感染の恐怖と共に命がけで仕事をしている。感謝しかない。
- 純粋にすごい。こういう気持ちの人が増えてほしいです。寄付行為は大々的にしてほしい。
今はお金を持っている人が出してくれないと、このままでは日本は終わってしまう。本当は国がするべき仕事なのですが。 - 売名行為と言いたい人には言わせておけばいいと思います。行動する人は皆さん素晴らしいです。
- 凄いなぁ。自分たちだってコンサートやライブとか中止になって収入が減ってるだろうに、人の事を考えられるって素晴らしい。
などと称賛コメントが殺到しています。
3人それぞれが1000万円を寄付した国立国際医療研究センター(NCGM)は、特定感染症指定医療機関に指定されている医療機関で、感染症専用の外来診察室などの設備がある病床を設けており、新型コロナウイルス感染者に対しても専門の医療スタッフが診療を行っているほか、様々な感染症などに関する研究も行っているといいます。
そうした医療機関に1000万円を寄付することは素晴らしいことであり、寄付を公表することに対して否定的な声もあるものの、大きな影響力を持つ著名人が寄付を公表することによって、より支援の輪が広がっていく可能性が高まり、寄付の公表には大きな意味があるかと思います。
ちなみに、国立国際医療研究センターでは4月19日に、新型コロナウイルス感染者の対応には従事していない20代の女性看護師1名が、新型コロナウイルスに感染(症状は嗅覚・味覚障害のみ)したことが判明、これにより濃厚接触者45名(職員27名・患者18名)がPCR検査を受けることになったものの、21日時点では全員「陰性」だったと発表されており、対象の職員は自宅待機となっています。
このようなトラブルも発生しており、常に危険と隣り合わせの非常に大変で辛い状況にあるかと思いますが、医療従事者の方々には引き続き、1人でも多くの人の命を救えるよう頑張ってもらいたいですし、浜崎あゆみさん等のように今自分ができる何かしらの支援活動を行っていきたいですね。