神経を侵して体を麻痺させ、最終的に死に至る病気で、未だに有効な治療方法が分かっていない難病「筋萎縮性側索軟化症」(ALS)の患者支援と認知度をより向上させるためのチャリティーが今、世界中で話題になっています。
このチャリティーは「アイス・バケツ・チャレンジ」と呼ばれているもので、バトンを受け取った人は24時間以内にバケツに入った氷水をかぶるか100ドルを寄付するかを選択し、その後3人の候補者を指名して数珠つなぎにして支援の輪を広げるというものです。
これは最初にアメリカの有名人の間で広まり、歌手のレディー・ガガさんやジャスティン・ビーバーさん等も挑戦、その後日本人もこのチャリティーに挑戦してこれまでにソフトバンクの孫正義社長や、ノーベル賞受賞の山中伸弥教授等も挑戦しています。
そして、「ピーチ・ジョン」創業者の野口美佳さんからバトンを受け取った歌手の浜崎あゆみさんもこのチャリティーに参加し、自身のフェイスブック上に氷水をかぶった動画を公開し話題になっています。
また、浜崎さんは次なる挑戦者にEXILEのHIROさん、AAA(トリプルエー)の浦田直也さん、そして、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有投手の3人を指名。
指名を受けたダルビッシュ投手は、浜崎さんから『アイス・バケツ・チャレンジ』直後にメールで連絡があったようで、Twitterで「事後報告は反則です(笑)」と反応しました。
果たして、この3人は誰にバトンを渡すのか気になるところですが、このチャリティーに対してネット上では、、
- ムーブメントには共感できるけど、氷水かぶるよりチャリティーに協力するのがお金持ちではないのかな
- いい連帯だと思う。ALSで頑張っている人の力になればの思いでしょう。著名人が参加すると、効果は大きいな。共感するよ。
- チャリティー精神はあるけど金がない人のために「氷水をかぶる」という逃げ道を作ったのだろうが、金がある人が氷水をかぶって寄付しないのはなんだかな~・・・病気の認知度を上げるというのに一役買っているのかもしれないけど、支援の手の方が重要だと思う。
- チャリティーのやり方はいろいろあっていいと思う。毎年この時期になると、日本テレビがチャリティー番組について騒いでいるが、いつになったら愛で地球は救われるの?
- 最近本業で話題がないだけに、あゆがやると若干話題作りの要素が含まれてる感じがしてしまう。
などのコメントがありました。
こうしたチャリティーによって、難病の存在が少しでも多くの方々に知れ渡り、特効薬や治療方法が見つかるのであればいい試みですね。
そして現時点までで、昨年の4倍以上となる約4億円の寄付金が集まっているそうですが、より多くの命が助かるように有名人の方には是非とも、氷水をかぶるだけでなくお金の寄付もしてもらいたいものです。
浜崎さんが指名したのは、EXILEのHIROさん、AAAの浦田直也さん、メジャーリーグ「レンジャーズ」のダルビッシュ有投手とのことなので、これから更に日本国内でもこのチャリティーが波及していくことに期待したいですね。