小袋成彬を宇多田ヒカルがプロデュースしメジャーデビュー! アルバム曲『ともだち』でコラボし使命感を感じ…
歌手・宇多田ヒカルさんがプロデュースを担当した新人アーティスト・小袋成彬さん(おぶくろ・なりあき 26歳)が、4月25日に1stアルバム『分離派の夏』(EPICレコードジャパン)でメジャーデビューを果たすことが17日に発表されました。
2人の出会いは、2016年9月に宇多田ヒカルさんがリリースしたアルバム『Fantôme』(ファントーム)の制作時で、小袋成彬さんが歌唱する動画を見つけたディレクターが宇多田さんに紹介し、小袋さんの独特の声質やリズム感などを宇多田さんも気に入ったことから、アルバムに収録された楽曲『ともだち with 小袋成彬』で2人はコラボし、これによってプロデュースすることが決定したといいます。
<↓の画像が、小袋成彬さんの写真>
この時のエピソードは小袋成彬さんが昨年ラジオ番組に出演した際に語っており、2016年夏に「宇多田ヒカルのプロデューサー」を名乗る人物から突然メールが届いたといい、試しに連絡をしてみたところ、宇多田さんを担当するプロデューサーから「レコ-ディングのため、ロンドンに来てほしい」と言われたことを明かしています。
宇多田ヒカルさんは過去にも、ロックバンド『THE BACK HORN』と共同で同バンドの楽曲プロデュースをするなど、他のアーティストのプロデュースに関わったことはあるのですが、1人で本格的に新人アーティストのプロデュースを手掛けるのは今回が初となり、小袋成彬さんの歌唱力や音楽センスに惚れ込んでいるそうです。
デビューアルバム『分離派の夏』のレコーディングにも宇多田ヒカルさんは立ち会い、小袋成彬さんが作詞・作曲した14曲の収録曲をチェックし、歌詞の手直しをしたほか、宇多田さんもゲストボーカルとして参加するなど、全面的にバックアップしたといいます。
<↓の画像は、小袋成彬さんのメジャー1stアルバム『分離派の夏』のジャケット写真>
17日からはApple MusicやLINE MUSICなどで、アルバム収録のコラボ曲『Lonely One feat.宇多田ヒカル』の先行配信がスタートし、YouTubeではアルバムのプロモーション動画も公開中です。
そして、小袋成彬さんのプロデュースを担当した宇多田ヒカルさんはコメントを寄せており、「この人の声を世に送り出す手助けをしなきゃいけない そんな使命感を感じさせてくれるアーティストをずっと待っていました。私と出会うまでレーベルオーナーとして主に裏方作業に徹していた小袋成彬の表現者としての真の目覚めに立ち会えたこと、そしてソロデビューアルバム「分離派の夏」の完成をこうして皆さんに伝えられる幸運に感謝しています。」
としています。
なお、宇多田ヒカルさん自身も今年12月にデビュー20周年を迎えるにあたり、年内に2年ぶりのオリジナルアルバムをリリースし、12年ぶりに国内ツアーも行うとのことです。
宇多田ヒカルさんプロデュースでメジャーデビューが決定した小袋成彬さんは、大学1年生の頃からコビーパンドを始め、2013年にライブ共演した國本怜さんと共にR&Bユニット『N.O.R.K.』を結成しました。
2014年9月にはインディーズの音楽レーベル『Tokyo Recordings』を立ち上げ、同レーベルからは様々なアーティストを輩出しており、水曜日のカンパネラ、OKAMOTO’S、柴咲コウさん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、大森靖子さん、曽我部恵一さんなど、様々な有名アーティストの楽曲制作などに参加しています。
また、NIKON、TOYOTA、ヘーベルハウスといった大手企業のPR映像・音楽を担当するなど、若くして幅広く活躍しているのですが、宇多田ヒカルさんのプロデュースでメジャーデビューすることが今回発表されネット上では、
- 宇多田ヒカルの名前が大きすぎて新人さんが隠れちゃいそう。
- う~ん、宇多田ヒカルがプロデュース?あんまりしっくりこない。やっぱり宇多田本人が歌って欲しいな。
- 宇多田がそんなに褒める、その歌声を是非聞いてみたい。が、宇多田色が強い楽曲だとどうしても宇多田の世界観に飲まれそうな気がするのが少し不安かな。
- 例えば誰かが宇多田の曲を歌っても、やっぱり宇多田本人に歌って欲しいと思うわけで宇多田は越えられないだろうなぁ・・・
- 宇多田さんの名前も存在もでかすぎるからなぁ…やるからには彼も頑張って欲しいけど。
などのコメントが寄せられています。
あの宇多田ヒカルさんが惚れ込み、初めて本格的にプロデュースを手掛けるということで、デビューからかなりハードルが高くなってしまっており、それを心配する声などが多く上がっています。
ちなみに、宇多田ヒカルさんがプロデュースを担当とされているものの、小袋成彬さんが作編曲を手掛け、アルバムジャケットのデザインなども小袋さん自身が主導権を握る形になっているそうで、宇多田さんは作品全体の確認や楽曲制作のバックアップをするという立場だといいます。
小袋成彬さんが『N.O.R.K.』として活動していた時代の歌声を試しに聴くと、確かに素晴らしい歌唱力を持っていると個人的には感じられ、独特の世界観を持ち楽曲で表現している様子から、宇多田ヒカルさんのプロデュースによってどれほどアーティストとして成長していき、ステップアップしていくのか楽しみです。
また、宇多田ヒカルさんとのライブ共演などにも期待したいところですし、小袋成彬さんは他のアーティストの作詞・作曲・プロデュースなども手掛けているので、逆に小袋さんが宇多田さんの楽曲を手掛けるということもあるかもしれないため、引き続き小袋成彬さんの活動に注目していきたいですね。
えー、宇多田ヒカルが押した歌手!みたいなので一時期はブレイクするかもだけど、後は実力