音楽家として世界的に有名な坂本龍一さん(62)が、中咽頭ガンを発症していることが分かりました。
喉に違和感を感じるようになったのは今年6月のことで、先月精密検査を受けたところ中咽頭ガンになっていることが判明したそうです。
しかし、治療方法については、反原発運動の先頭に立ってきた立場から咽頭がんに効果があるとされる放射線治療は拒否する考えを主治医に伝えており、坂本さん自身どのような治療法を選択したのは今のところ不明だという。
今後は治療に専念することを発表しており、今月19日から9月28日まで開催される「札幌国際芸術祭」の仕事や、今月30日に予定されていたパークハイアット東京で行われる20周年記念コンサートへの出演を見合わせることになりました。
これにネットでは、
- 放射線治療と反原発は別の話でしょう
- こうして公けに発言した形になると、放射線治療をしている人が、まるで原発に加担してるかのように思われることもあるのでは?もう少し考えて欲しい
- 反原発と放射線治療は全然関係ないと思う。依怙地なだけ。正直、こんな形でアピールするのはどうかと思います。
- CTもレントゲンも撮らないんですかねぇ
- 放射線治療受ける受けないは個人の自由だけど、それを原発問題に無理やり絡めるのは、止めて
などのコメントがありました。
坂本さんは中咽頭ガンとのことですが、咽頭とは鼻の奥から食道までの食べ物と空気が通る部位のことを指し、咽頭は上咽頭、中咽頭、下咽頭に分かれてることから、真ん中の部位にガンが見つかったことになります。
症状に関しては、初期は食べ物を飲み込む時に違和感があったり、しみる感じがあり、これが進んでいくと喉の痛みや喋りにくいという症状があらわれ、更に進行すると喉に耐えられない痛みが襲い、出血、食べ物が喉を通らない、開口障害、呼吸困難などの症状が出てくるそうです。
そして中咽頭ガンになる原因で最も因果関係がはっきりしてるものは、喫煙と飲酒によるもので、坂本さんは9年前に鍼治療によって禁煙に成功したものの、長年の愛煙家だったためガンになってしまったのかもしれないですね。
中咽頭ガンは症状がほとんどあらわれない場合もあり、それによって症状が進行してしまい手遅れになるというケースもあるため、喉に違和感を感じ精密検査を受けて発見出来たことが不幸中の幸いです。
そして坂本さんは、効果的な放射線治療は受けないとのことですが、手術による治療や抗がん剤による治療法もあるため、治療に専念して1日も早くガンを克服してもらいたいものですね。