シンガーソングライター・吉田拓郎さん(75)の妻で、女優・森下愛子さん(本名=吉田佳代 63歳)が、1年前に“引退”していたことが明らかになりました。
森下愛子さんの引退は吉田拓郎さんがラジオ番組で明かしたもので、メインパーソナリティーを務める『吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』(文化放送)の中で、「森下愛子さんも1年前から全てのドラマの撮影の世界からリタイアを決断しておりまして。僕もラストアルバム完成後は、完全なるリタイアを決めておりますから」と、夫婦揃って引退することを明かしていました。
また、「吉田夫婦はこれからの、いわば老老人生、いかに協力して、出来れば明るく、出来れば平穏に、出来ればより長く助け合いながら生きていこうと思っています」などと語っていました。
吉田拓郎さんは昨年7月に、2021年夏のツアーをもってライブ活動を終了すると発表したのですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、そのラストツアーを中止することを決定、さらにファンクラブが閉会されたほか、夫婦揃って所属する個人事務所『有限会社竹田企画』の公式サイトは、昨年4月末をもって閉鎖されました。
吉田拓郎さんと森下愛子さんは、吉田さんが女優・浅田美代子さん(65)と離婚してから3年後の1986年に結婚、森下さんはその後1988年から芸能活動を休止、1999年放送の田村正和さん主演ドラマ『美しい人』(TBS系)で女優復帰しました。
<↓の画像は、1986年に結婚した吉田拓郎さんと森下愛子さんの写真>
2000年以降は、“クドカン”こと宮藤官九郎さんが手掛ける作品に度々出演し、2017年10月期放送の小泉今日子さん主演『監獄のお姫さま』(TBS系)にも出演していましたが、この作品を最後に活動休止状態となっていました。
<↓の画像は、2017年放送『監獄のお姫さま』出演時の森下愛子さんの写真>
15日発売の週刊誌『女性セブン』によれば、2003年に吉田拓郎さんに肺ガンが見つかり、肺の3分の1を摘出、2007年には吉田さんがブログで「更年期障害、ストレス、うつ病の入り口」と告白、2014年には咽頭ガンが見つかり、その度に森下愛子さんは仕事をセーブして夫のサポートに努めていたといいます。
<↓の画像は、2014年に『女性セブン』が撮影の夫婦2ショット写真>
『女性セブン』の記事では吉田拓郎さんの知人が、今年結婚35周年を迎えたおしどり夫婦が最近よくこんな話をしているとし、「どちらかが寝たきりになったらどうするか、という話をしているんです。いざというときのために、いまから何をすべきか話し合っているようです」
と明かしています。
また、吉田拓郎さんがラジオ番組で、森下愛子さんの芸能界引退とも取れる発言をしたことについて、「拓郎さんの闘病生活を支えるなか、新型コロナという社会の変化もあって決断したようです。森下さんだけじゃありません。近く、夫婦揃ってリタイアする意向のようです」
と語っています。
吉田拓郎さんは音楽人生の集大成として、アルバムを発売することを明らかにしており、その作品について音楽関係者は、「このアルバムは、親交のあるKinKi Kidsの2人も、何らかの形で参加する予定になっています。リリース時期は未定ですが、拓郎さんは『解放されたい』とよく言っているので、そう遠くないタイミングで出すと思いますよ。すでにアルバム発売後は“完全なるリタイア“を宣言されています」
としています。
前出の知人によれば、夫婦は“終活”だけでなく死後のことについても話しているといい、「気が早い話ですが、拓郎さんは自分が死んだ後に、『追悼番組』が放送されることが嫌なんです。拓郎さんクラスになれば、各局が追悼番組を組むのは当然。その番組に友人や知人が出て、いろんな思い出話をされるのが嫌だそうで…(笑)。拓郎さんは森下さんに『追悼番組の打診が来たら、絶対に断って!』とお願いしたそうです。すると森下さんが、『ベラベラしゃべりそうな人よりも、あなたが長生きすればいいじゃない』と返したとか」
と明かしています。
そして、夫婦揃っての引退に対してネット上では、
- 森下はいい女優だった。勿体ない気がする。
- 森下愛子さん好きなんだけどな。もっと見たかった女優さん。
- いつまでも夫婦仲良く楽しく過ごせますように
- 森下愛子、いつまで経っても美しい。いつまでも仲良くいてください
- 拓郎さんもリタイアしちゃうのか・・・。コロナ騒動が無ければ、もう少し活動してくれたかも、と思うと無念
などの声が上がっています。
森下愛子さんはクドカン作品の常連女優で、3月末をもって独立した元TOKIO・長瀬智也さんとは、『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』『真夜中の弥次さん喜多さん』などで共演していたため、今年1月期放送のドラマ『俺の家の話』(TBS系)での共演に期待する声が多く上がっていました。
しかし、それが実現することは無かったのですが、1年も前に引退していたというのは驚きです。
吉田拓郎さんは70代半ばで、これまで様々な病気を患ってきたこともあり、現役引退は仕方がないとも思う一方、森下愛子さんは60代前半で、まだまだ現役で活動できる年齢だけに、引退してしまったというのは残念ですが、夫婦揃って引退というのもおしどり夫婦らしいとも思います。
森下愛子さんは2016年8月放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際にも、結婚から30年経った現在も良好な関係が続いていることを明かし、一方の吉田拓郎さんは同年放送の『報道ステーション』(同)に出演した際、「ご飯を妻と『うまいね』と言って食べるのが、これほどの幸せがあるかというくらいハッピー」と明かしていました。
夫婦揃って引退してしまうのは残念ですが、引き続き夫婦支え合っていきながら、充実した余生を過ごしてもらいたいですね。