アニマル柄の派手な衣装にサングラス、チョビヒゲにパンチパーマというスタイルの千葉県出身のシンガーソングライター・ピコ太郎さんが8月25日に、『PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)』というタイトルの動画をYouTube上に投稿し、国内だけでなく世界中で大きな注目を集めています。
『ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)』は、ピコ太郎さんがピコピコサウンドに乗りながらゆるく踊り、リズムに乗りながら「アイ・ハブ・ア・ペ~ン」「アイ・ハブ・アン・アッポー」「アッポーペ~ン」「アイ・ハブ・ア・ペ~ン」「アイ・ハブ・パイナッポー」「パイナッポーペ~ン」「アッポーペ~ン、パイナッポーペ~ン」「ペンパイナッポーアッポーペン」という、特に意味はない歌詞を歌うという約1分ほどのシンプルな動画。
<『PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)』を歌うピコ太郎さん>
しかし、この動画にハマる人が続出しており、国内では俳優の野村周平さん、女優の平祐奈さん、EXILE兼GENERATIONSの関口メンディーさん、「双子ダンス」で話題の現役女子高生ユニット・まこみな、Dream5、NMB48、AAAなどのメンバーらがこの動画を紹介したり、真似た動画を投稿するなどして大きな反響を呼んでいます。
- 『PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen』ピコ太郎(YouTube)
また、海外の様々なメディアもこの動画を紹介しており、イギリスのBBCは「頭から離れない」、アメリカのCNNは「ネットが異常事態」などと報じ、その他にもアメリカのTIME、シンガポールのThe Straits Timesなどのメディアが、「第2の江南スタイルだ」「ものすごい中毒性を持っている」などと紹介。
さらに、カナダ出身のシンガーソングライターのジャスティン・ビーバーさんも、9月28日ごろに自身のツイッター上で「My favorite video on the internet(ネットの動画でこれが一番のお気に入り)」とツイートし、8800万以上のフォロワーにこの動画が拡散され、5日21時時点でYouTube上の動画再生回数は2200万回を突破しています。
<↓の画像は、ジャスティン・ビーバーさんのツイート>
そして、このピコ太郎さんについてなのですが、正式には同一人物だという発表はされていないものの、2005年に解散したお笑いトリオ『底ぬけAIR-LINE』のメンバーで、現在はピンで活動している古坂大魔王さん(本名=古坂和仁 43歳)が扮しているキャラクターであることが明らかとなっています。。
<↓の画像が、元底ぬけAIR-LINEの古坂大魔王さんの写真>
『底ぬけAIR-LINE』は、お笑い番組『ボキャブラ天国』に出演するなどしていたものの、大ブレークすることはなく2005年に解散となってしまったのですが、2003年よりテクノユニットの活動に専念し、クラブイベントのプロデュースを行ったり、ソロでmihimaru GTのアルバムやツアーに参加したり、鈴木亜美さんの楽曲のリミックスを手掛けるなど、お笑い以外の分野で活躍。
その後2008年より芸人としての活動を本格的に再開し、幅広く活動しています。
正直なところ現在大きな話題になっている『PPAP』にはピンとこず、ハマることはできなかったのですが、この何とも言えない緩い音と意味不明な歌詞に中毒者が続出しており、2012年に世界的大ヒットとなった韓国出身の歌手・PSYさん(サイ 38歳)の楽曲『江南スタイル(カンナムスタイル)』ほどのヒットとなることに期待したいですし、これからも癖になる楽曲を出していき、さらにブレークしてほしいですね。