2014年をもって解散したロックバンド『THE BOOM』のボーカルで、シンガーソングライターの宮沢和史さん(49)が3日、今年の春をめどに歌手活動を無期限休止することを発表しました。
宮沢さんは公式サイトにて、「私、宮沢和史 今月の全国コンサートツアー、そして、すでに決まっている2月、3月のいくつかのイベント出演を目処に、表舞台における歌唱活動を無期限で休業することに決めました」と報告。
その理由については、これまで何度も自問自答をしてきたものの、「今現在、心身ともに歌う力を持ち続けることができません」と明かし、「『一度ステージを降りて、違う場所から音楽を見つめ、愛し、音楽に携わっていたい…』そんな思いでいます」と心境を綴っています。
そして、11日よりスタートする『コンサートツアー2016 MUSICK』にこれまでの音楽人生の全身全霊を捧げて歌い上げる覚悟だとし、「ぜひ、その姿を見届けてやってください」とファンに呼びかけています。
宮沢さんは昨年12月に公式サイトでツアーについて、「2016年の今の自分にしかできないステージを思いっきり悔いのないようやりきりたいと思います。その姿を目撃してやってください」と綴っていました。
宮沢さんは1986年11月に4人組ロックバンド『THE BOOM』を結成し、1993年にリリースした『島唄』が150万を超える大ヒットを記録し、同年の日本レコード大賞でベストソング賞を受賞。さらにNHK紅白歌合戦にも出場を果たしました。
その後バンドは活動休止や再開を繰り返しながら、2014年までの約30年メンバーチェンジもなく活動を続け、バンド解散後から宮沢さんは本格的にソロ活動をスタートさせたものの、それから約1年で歌手活動を無期限休止することを発表したわけですが、4月から沖縄県那覇市の沖縄県立芸術大学音楽学部で講師を務めることがすでに決定しており、引き続き音楽には携わっていくようです。
宮沢さんが歌う『島唄』や『風になりたい』などの曲を聴くことが出来ないというのは寂しいのですが、4月からは大学の講師として頑張ってほしいと思います。