歌手の安室奈美恵さん(37)が5日より、全国15ヶ所44公演を行う全国ツアー『namie amuro LIVEGENIC 2015-2016』をスタートさせました。
今回のツアーは、2013年2年ぶりの今年6月10日にリリースした12枚目のアルバム『_genic』をひっさげてのもので、最終的な観客動員数は40万人を予定しています。
(↓の画像は、「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」さいたまスーパーアリーナ公演の写真)
安室さんは昨年、それまで所属していた芸能事務所「ライジングプロダクション」からの独立騒動を起こし大きな話題になったものの、今年1月14日付けで同事務所との契約が終了となり、同15日からエイベックス内のレーベル「Dimension Point(ディメンションポイント)」に移籍して再スタートをしました。
そして、今回移籍後初めての全国ツアーをスタートさせるにあたり、4日に期間限定の公式ツイッターアカウントを開設し、メディアへの露出が非常に少なく、ライブでもほとんどMCが無い安室さんの肉声が聞けると、現時点でフォロワー数は約37,000を突破しているのですが、通常のツイッターとは違った仕組みになっており、無料で読めるのは最初の数行だけ。
全文を読むためには「入会金2000円、年会費3000円」の有料ファンクラブへの入会が必要となっており、これに対して一部のニュースサイトでは、独立に伴う違約金、CDなどの印税収入の分配で安室さん側が総取りするという事ができなかったため、懐事情が苦しいことからこのようになっていると指摘しています。
安室さんは2017年まで契約が残っていたものの、一方的に契約を終了したいと訴えていたとされていたため、違約金が発生しているのはほぼ間違いない話とみられ、印税の配分や報酬の割合を上げることを安室さん側が訴えたものの、最終的には安室さん側が事務所側に屈したと一部週刊誌によって報じられていたため、これに関しても恐らく本当の話であるため、現在厳しい状況にあるのは間違いないことだと思われます。
しかし、安室さんはデビューからすでに20年以上が経っているものの、高い人気をキープしており、かつて歌姫と呼ばれていた浜崎あゆみさんに人気を奪われた時期があったものの、それも今では完全に逆転をしており、浜崎さんが8月リリースのミニアルバム『sixxxxxx』は初週の売り上げ枚数が3万枚だったのに対し、安室さんが6月にリリースした『_genic』は初週16万枚を売り上げ、それに加えて今回のツアーチケットの売り上げも好調ですし、今後更にヒット曲を生み出せば全く問題の無い話。
それにも関わらず、セコいと思われ、イメージダウンするような有料のファンクラブへの入会を誘導する行為をなぜ行っているのかが気になるところですが、ニュースサイト『メンズサイゾー』が報じている記事によると、問題はファンクラブの運営元にあるようです。
安室さんが事務所を移籍後に、ファンクラブの運営は日本最大の広告代理店「電通」の子会社である「株式会社ボードウォーク」に移管。
この会社は、韓流アーティストのライブなどで採用されている『ticket board(チケットボード)』という電子チケットの運営元なのですが、このサービスはファンの間で「使いづらいし制約が多すぎる」と不評で、その他に韓国系アーティストの日本国内のファンクラブ運営も手掛けているものの、こちらもあまり評判が良くないそうで、同社はファンの気持ちやアーティストのイメージよりも利益を優先する傾向にあるといいます。
再スタートを切り、せっかくここまで順調に来ていたにも関わらず、このようなセコい手法をファンクラブの運営がすることによって、安室さんのイメージダウンに繋がる可能性は十分にあるため、露骨な方法でファンクラブへの登録を誘導するのはやめてもらいたいものですね…。
今回再びネガティブな話題が出てきてしまった安室さんですが、16日にはCrystal Kayさんとコラボしたシングル『REVOLUTION』がリリースされ、この曲は『CDTV』(TBS系)の10・11月のオープニングテーマ曲に決定、また全国ツアーが終了後の来年3月に3年ぶりとなるアジアツアーの開催が決定しており、3月5、6日に台湾の台北アリーナ、同26日に香港のアジアワールドエキスポ公演を行い、3公演で約3万人の動員を予定しているそうで、引き続き精力的に活動することによって悪いイメージを払拭していってほしいと思います。