ドリカム人気低迷で新曲CDの売上枚数が激減か…中村正人がブログで異例呼び掛けが反響。音楽業界の変化も要因?
これまでに数多くのヒット曲を生み出し、平成を代表するミュージシャンである“ドリカム”こと『DREAMS COME TRUE』が9月22日に、前作から1年ぶりに発売の新曲『次のせ~の!で -ON THE GREEN HILL-』の売り上げが伸び悩み、ベーシストの中村正人さん(なかむら・まさと 62歳)がブログで異例の呼びかけを行い、ネット上で大きな反響を呼んでいます。
ドリカムは昭和から平成に移り変わって間もない1989年3月に、シングル『あなたに会いたくて』、アルバム『DREAMS COME TRUE』を同時リリースしてCDデビューを果たし、それ以降はヒット作を連発し、これまでに200万枚以上の売り上げを記録したCDアルバムは7作あり、これは国内のアーティストでは最多記録となっています。
そんな平成を代表するアーティストであるドリカムが9月22日に、『伊藤園 お~いお茶』のタイアップソング『次のせ~の!で -ON THE GREEN HILL-』を発売したのですが、CDの売り上げが芳しくなく、発売日前日(フラゲ日)のオリコンデイリーシングルランキングで初登場14位、翌日は18位とランクダウンしていきました。
また、週間ランキング(集計期間:9月20~26日)は初登場20位で、初週の推定売上枚数は「4,191枚」となっていました。
ちなみに、今年8年ぶりに復帰を果たした“ファンモン”こと『FUNKY MONKEY BΛBY’S』も、9月22日に新曲『エール』をリリースしているのですが、オリコン週間ランキングで初登場16位、推定売上枚数は「5,216枚」でした。
そして、売り上げが低迷していることでドリカムの中村正人さんは5日に自身のブログ上で、「PS 必死のパッチ・マサからのお願い。NEWシングルCD、ご購入をお考えのベイビーズはなる早のご購入をお勧めします。ドリカムのCDを取り巻く状況は厳しくCDショップから返品となる前に是非。なんせワースト記録更新なもので(大粒の涙)」
と綴り、CD未購入のファンたちに早期の購入を呼び掛けていました。
この異例の呼び掛けに対してドリカムファンからは、
- CD2枚購入してるけど近くのショップ覗いて見るね 3枚目購入しちゃう
- CDは購入済みだけど、もっとと言うなら後2枚くらい買おうかな
- CDももちろん買いました。友人と母にプレゼント分合わせて3枚
- CDは買いました 会場でも買う予定です
- 私達も協力します。CDもグッズも全てDCTで購入済みです。楽しみに待っています。
- 私が購入したCDやグッズのお金が次のドリカムに繋がっていくこと願って、これからも購入し続けます!
などのコメントが寄せられていました。
こうした温かい声を受けて中村正人さんは翌日更新のブログで、「沢山の熱盛りコメントありがとね。もちろん全部読んだ。あんなことまで言うべきか、めちゃめちゃ迷ったけど伝えてよかった。全員が全部納得ということはありえないけど、でも伝えてよかったよ。CD何枚も買ってくれた人も多数だし、その気持ちにこれまた大粒の涙。ありがとうね。もう買っちゃだめだよ。」
と、感謝の言葉を綴っています。
続けて、「そのかわり熱血宣伝頼みます。毎回SNSのいいね!やコメもね。この数が人を動かす時代です。CDを聴くためのプレイヤーも環境も激減しているのは重々承知。だからアートワークもそれだけで価値があるものまで高めたし、カラオケも2ヴァージョン収録した。でもそこに買うだけの価値を見出してもらえないとなると、これ、俺たちの価値そのものだと吉田さんと話した。(中略)ドリカムのポピュラリティーが下がることで多くの人にそれら楽曲が届かず、これから一生聴かれないで終わってしまうことがあるなんて悔しくてしょうがないと思ったよ。」
などと綴っています。
ドリカムは過去に300万枚以上の売り上げを記録した作品もあり、現在も精力的にライブなども開催しているだけに、新曲CDの売り上げがここまで落ち込んでいることに対しては驚きの声も多く上がっているのですが、週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』は音楽業界の現状について伝えています。
音楽関係者は、「今は配信リリースや、サブスク(サブスクリプション)にとってかわられ、CDは全く売れない。業界関係者の中には『いずれCDはなくなる』と断言する人もいるほど」
と明かしています。
また、レコード会社関係者はCDの売り上げが減少している理由について、「コロナ禍によって生活様式が変わったことも大きい。コンサート自体が中止となり、ナマの音楽に触れ合う機会が減った。“おうち時間”が増えたことで、わざわざCDのショップに買いに行く人も激減。『ネットで何でも揃う』ことに多くの人が気付いてしまった」
と語っています。
その一方で、ジャニーズなどアイドル系のCDは相変わらず売り上げが好調とし、「ジャニーズさんは本当に別格。この時代に“CD文化”が根付いているんですよ。ファンはまずCDを買って、それからデジタル版もダウンロードする。販促の部分でアナログ的手法にこだわっていたジャニー喜多川さんやメリー喜多川さんの功績も大きいように思います」
と同レコード関係者は分析しています。
そして、ドリカムのCD売り上げが大幅ダウンしていることなどに対してネット上では、
- 昔はよく聴いた。でも途中からマニアックな方向に行き過ぎて、付いていけなくなった。そういうことだと思う。
- カリスマ性が無くなった気がする。歌い方とかもいつも同じで、癖のある歌唱方法だから鬱陶しく感じてしまう。
- 吉田美和さんのイメージが悪すぎて、歌を聞くと白けてしまう。昔はよく聞いたし好きだったよ。
- 昔は好きだった。個人的には吉田美和さんの略奪婚など、プライベートことで歌詞が心に刺さらなくなってしまったのが大きい。人の心はどうすることも出来ないよね
- ドリカムもミスチルも支えているのは昔からのファン。父母の影響で若い子も聞く子はいるんだろうけど、新規のファンがなかなか増えないのが原因かと
- 中村さんがすごく若い方と結婚したころから、良い楽曲がさらに減ったような気がしてる。
結婚相手の方は良い人そうでよかったが、ドリカム見る目が変わったのは確か。
他の長寿アーティストに比べると、一番ネタ切れ感があるのはドリカム。 - ジャニーズは曲を聴きたいっていうよりも、「CD出したから買わなきゃ!最低でも3形態は出すから全部!!」っていうファンが多いから、それと比べてもね。
- サザンのように若い世代にもアピール出来ないと、いくらドリカムとはいえこうなるよね。ポップスは独自性と大衆性のバランスが問題。
独自性が大きくなると、マニアックになり、大衆性が大きくなると、飽きられる。 - ドリカムはサブスクにあるからCD売れないのは当然じゃない?ジャニーズはサブスクを解禁してるのが少ないから、曲を聞こうと思ったらCDを買うしかない。
ドリカムの曲を聞きたいと思ったらサブスクとかで気軽に聞けるけど、ジャニーズは聞けないからむしろドリカムの方を聞いてる。今時CDなんて本当に推しのいる人以外買わないし - CDの売上枚数も落ちてはいるが、ドリカムと同世代くらいのバンドたちは毎回オリコンに食い込んでるけどね?
自分たちに原因があるのに、それを他に求め始めたら、もう終わりだよ
などの声が上がっています。
CDを買う人が減っていることによって、ドリカムの新曲が過去最低を記録する大きな要因として考えられる一方で、10年以上前からすでにドリカムのCDは売り上げが伸び悩んでおり、ドリカムのシングルがオリコンで1位を獲得したのは、2008年発売の43枚目シングル『連れてって 連れてって』が最後となっています。
その後はオリコンの最高位が5位前後となっており、2013年発売の『この街で』はTOP10圏外まで落ち、2014年の『AGAIN』が10位、2018年の『あなたとトゥラッタッタ♪/THE WAY I DREAM』は9位、昨年7月発売の前作『YES AND NO/G』は6位でした。
ただ、アルバムに関しては好セールスを記録しており、2017年に発売した現時点で最新のスタジオアルバム『THE DREAM QUEST』、2014年発売の前作『ATTACK25』はオリコンで1位を獲得しています。
以前に比べて、ドリカムの名前が挙がること事態が減っていて、ドリカムと同様に1980年代後半から1990年代前半にCDデビューした『B’z』、『Mr.Children』、『GLAY』などと比べると人気が低迷している感じは否めないですが、後世に語り継がれるような名曲を数多く生み出し、日本を代表するアーティストであることは間違いなく、これからも活動を続けて良い曲を生み出していってほしいですね。
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- https://friday.kodansha.co.jp/article/209629
- https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3699967/
- http://web.archive.org/web/20210929045254/https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2021-10-04/p/2/
- http://web.archive.org/web/20210922091607/https://www.oricon.co.jp/rank/js/d/2021-09-21/p/2/
- https://urbanlife.tokyo/post/67604/
CDなんて、邪魔だし買わん。付録ならしょうがないけどな。
俺たちはCDだけだ!なんて言ってる奴から忘れられていくのが現実よ。
ん〜確かに吉田美和さんの私生活は…だけど…
作詞作曲って、中々良いのが出来ないのかもね
ジャニーズとかと売り上げ比べない方がいいよね、向こうは1曲で特典別で何種類か出して一人に何枚も買ってもらう手法だし…
どうしてジャニーズと比べるの?
マスコミって、数字で芸能人をいじめるのが大好きなんだね。
過去の人
形変わって行かなきゃ行けない時代なんじゃない?