チャットモンチー解散の理由発表、来年2018年7月で完結…ドラム・高橋久美子が脱退し8年で活動終了
2000年結成の女性2人組バンド『チャットモンチー』が24日、来年7月をもってバンドを解散することを正式発表しました。
チャットモンチーは、デビュー記念日の11月23日に公式サイト上で「LAST ALBUM RELEASE IN 2018」と、来年“ラスト・アルバム”をリリースすることを突然発表し、ファンらの間でバンド解散かと大きな話題になっていました。
そうした中24日に更新された公式サイトに、ギター&ボーカルの橋本絵莉子さん(34)、ベースの福岡晃子さん(34)の署名入りコメントが投稿され、「チャットモンチー、『完結』を発表。」と題して、「2018年7月をもって、チャットモンチーを完結させます。元日の発表をお待ち下さい。」と発表。
<↓の画像左が福岡晃子さん、右が橋本絵莉子さん>
解散を決めた理由については、「今年の全国ツアー中、ツアーが終わったら次にどういうことをやろうかと考えているうちに、チャットモンチーという名前を脱いだ方が新しいところへいけるのではないかと思い始めました。これから先、長くなるであろう音楽人生を思うと、チャットモンチーというバンドにとどまらなくても、私たちには新しくてワクワクするような音楽が待っているような気がしているのです。」と、前向きな気持ちを持っての解散だと説明しています。
なお、解散後の活動については「次はこれ! というような具体的な構想は今のところないのですが、未来に想いを馳せながらしばらくは2人とも互いの日々を大切に過ごしたいと思います。」「私たちは何度も変身を繰り返してきましたが、どの変身も不安より期待の方が大きいものでした。でも今回の変身(というか脱皮)は正直、不安と期待が同じくらいあります。だからこそ直感を信じ進んでいきたいと思います。」としています。
そして、この解散発表に対してネット上では、
- 安室の引退よりこっちの方が数倍ショック。
- うわこれは寂しい…。最近の活動は目立たなかったけどいざ解散となると胸にきますね。お疲れ様でした、というのも寂しいな…。
- 3ピースの時はめっちゃ好きでライブにも何回か行ったなぁ。個人的にはアルバム『生命力』『耳鳴り』が大好きだった。最近聴いてなかったけど、解散は残念。次の道で頑張ってください!
- 3人じゃなくなった時から危ないと思った
- まぁ二人での楽曲はどれももうひとつ感があったからね。とはいえ無理矢理ヘルプ入れたやつもチャットの良さを感じれなかった。今はチャット以外の活動もそれぞれやってるし、橋本は子育てもあるだろうから丁度いいかもしらんね。最後の曲はなんとか高橋ひっぱって『ハナノユメ』やってくれ。
- 残念だけど、また再結成とか期間限定復活とかあるかもね
- なんかいきなり来た感じ。ただお母さんになった橋本さんは、ちょっと休みたいのかも?福岡さんは吉本バンドまで、色々なところに顔だしてるし。先に抜けた高橋さんは伸び伸びやってるから、同じくノビノビやって欲しい。
- 最近はサポート無しで打ち込みのみでやったりと面白かっただけに残念
などのコメントが寄せられています。
チャットモンチーは2005年11月23日に、ドラムの高橋久美子さんを含め3人組バンドとしてメジャーデビューを果たし、1年後の2006年11月リリースの3rdシングル『シャングリラ』が、オリコン週間CDランキングで6位にランクインするほどのヒットを記録。
<↓の画像が、メジャーデビュー後の3人組時代のチャットモンチーの写真>
『シャングリラ』はその後、2007年10月期放送の菅野美穂さん主演ドラマ『働きマン』(日本テレビ系)の主題歌にも起用され、バンドの知名度・人気を一気に押し上げました。
その後も音源のリリースやライブ活動など、精力的な活動を続け、その時代に活動していたガールズバンドの中でもトップクラスの人気を得て、2008年には女性ロックバンド史上最短の2年4ヶ月で日本武道館2days公演を行い、以降も高い人気をキープしていました。
しかし、ドラムの高橋久美子さん(35)が東日本大震災後の2011年春ごろから「音楽に向かっていくパワーがなくなっている」「気持ちを偽りながら曲作りはできない」として脱退を考え始め、同年9月末開催のライブをもって脱退。
これによってメンバーが2人になりましたが、2人がそれぞれ他の楽器も始めたり、サポートメンバーを入れるなどして活動を続け、打ち込みの音源を使用して2人だけでライブをするなど、様々な実験的な活動も行っていました。
しかし、高橋久美子さんが抜けた穴は大きかったようで、この頃からバンドの人気も以前と比べて低迷し、最近では名前を聞くことも減っており、今年の『NHK紅白歌合戦』に初出場する『SHISHAMO』などの若手バンドたちに人気を奪われているような状態だったと感じます。
前向きなものだったとしても、やはりバンド解散という形になってしまうのは残念ですが、仲違いなどで無いのであれば、今後何年後かに再結成する可能性もあるかと思いますし、引き続き音楽活動をしていこうと考えているようなので、これからの新たな活動に期待したいですね。
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