『サザンオールスターズ』の元ギタリストで、現在もソロやバンドで音楽活動を続けている“ター坊”こと大森隆志さん(おおもり・たかし 67歳)がデビュー46周年を迎え、サザン時代の写真をX(旧ツイッター)に投稿し反響を呼んでいます。
大森隆志さんはXで25日にデビュー46周年を迎えたことを報告し、ファンに感謝の言葉を綴ったうえで「生涯現役を目指し、これからもギター道を邁進してまいります」と宣言し、サザンオールスターズ時代の写真も公開しました。
<↓の画像が、サザンオールスターズ時代の大森隆志さん(左上)の写真>
この投稿にサザンオールスターズファン等から祝福や応援コメントが寄せられたほか、サザンオールスターズへの復帰を願う声も上がっていました。
<↓の画像は、現在の大森隆志さんの写真>
26日にもXを更新し、お祝いメッセージに感謝の言葉を綴り、「僕のサザンに対する愛も今も昔も変わりません。(愛犬の)花子に対する愛も同じです~ 生きてるうちに一緒にステージに上がる機会があれば最高ですね!!」
と、サザンオールスターズ復帰への思いを明かしています。
<↓の画像が、大森隆志さんのX投稿写真>
この投稿に対してファンからは、
- 大森氏が居てのサザンだといまだに思う今日この頃
- たーぼーがサザンのステージに立って、旅姿六人衆なんか演奏されたら堪らない
- 私にとってサザンは今も6人です 6人が奏でる音をもう一度聞きたいです
- やはり大森さんのギターじゃないとサザンのサウンドではないんです。最近のサザンのライブを聴くたびに痛感。
お互い、全てを水に流すには充分な時間が流れたと思います。また一緒にやって欲しいと切に願います。 - 桑田さんに会って、ギターでシバかれて、また6人のステージ見れることを祈っています。大森さんの泣きのギターソロが入った新曲が聞きたい
- ラストライブ最終日にサプライズ……あるといいな
などのコメントが寄せられています。
大森隆志さんは1975年に青山学院大学経済学部夜学へ進学し、1977年に同大学の音楽サークルメンバーで結成のサザンオールスターズに加入、その後大森さんが音楽コンテスト『EastWest』に申し込み、これがきっかけでサザンオールスターズは1978年に『勝手にシンドバッド』でメジャーデビューを果たしました。
その後もサザンオールスターズのリードギターとして活躍していましたが、44枚目シングル『TSUNAMI』が大ヒットを記録した2000年に肉体的疲労などが重なり、心身ともにリフレッシュすることも兼ねて同年をもって活動を休止しました。
そして、2001年8月に「2、3年という短い期間ではなくじっくりと長い時間をかけて大森個人のソロ活動に集中する」との理由で脱退しました。
脱退の裏側を巡っては週刊誌『週刊現代』によって【「創価学会問題」で内輪モメ!】と、宗教団体『創価学会』の2世信者(学会員)を公言している大森隆志さんが宗教活動に力を注ぎ、音楽活動がいい加減になるなどしメンバーとの関係が悪化するなど、宗教問題によってバンド内で衝突が起きていたと報じました。
しかし、サザンオールスターズの所属事務所『アミューズ』は大森隆志さんの脱退と創価学会の因果関係をキッパリと否定し、大森隆志さんの個人事務所の取締役を務めていた兄も同様に否定し、本人から事前に話を聞いていたものの、バンド内でのトラブルは全くなかったはずだと答えており、それぞれメンバーとの関係悪化による不仲説も否定していました。
大森隆志さんはサザンオールスターズを脱退後、ソロなどで音楽活動を続けていましたが、2006年に妻(創価学会・池田大作名誉会長の元専属通訳)と共に覚醒剤&大麻所持で逮捕されました。
裁判では、15年前に知人の暴力団関係者から大麻や覚醒剤を購入し、サザンオールスターズ時代から違法薬物を使用していたことを認め、2006年7月に懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を下され、大森さんに勧められて使用していた妻も、懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決が下されました。
こうした事件もあり、サザンオールスターズのメンバーとは疎遠になっているようで、大森隆志さんは2020年に『週刊女性』のインタビューを受けた際に、高校時代からの仲のドラム・松田弘さん(68)とは現在も連絡を取り合っている一方、桑田佳祐さん(68)と最後に会ったのは2004年で、桑田さんの父親の葬儀だったと答えています。
大森隆志さんはこの時のインタビューでも、今後またいつか桑田佳祐さん等と一緒に音楽をやりたいとの思いを明かしていました。
そして、15日にはデビュー45周年ラストイベントとして、『サザン de Night』というライブを開催したり、プロフィールには元サザンオールスターズのギター担当と記すなどしています。
大森隆志さんは脱退後も“サザン愛”をアピールしているものの、桑田佳祐さんと最後に会ったのは20年前で、そして脱退から一度も共演していないことなどから、大きな隔たりがあることがうかがえますが、4年後のデビュー50周年など大きな節目で限定復帰、再共演といったことが実現したら喜ぶファンも多いかと思うので今後に期待したいですね。