アメリカ出身の歌手で、今年春に日本国籍取得を発表したクリス・ハートさん(33)が、来年春に歌手活動を無期限休止することを公式サイト上で発表しました。
無期限活動休止の理由は、音楽の勉強と育児としており、来年4月13日に行うコンサートをもって表立った活動を休止する予定とのことです。
クリス・ハートさんは公式サイト上で、「今回、関係各位の皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ございません。これから、より深く音楽の勉強をしていろいろな人に音楽の素晴らしさを伝えたいと思いと思いました。またファンの皆様の前に戻れる様頑張りますので、引き続き暖かく見守ってもらえればと思います。」とコメントしています。
クリス・ハートさんは2009年に日本へ移住し、2012年に出演した中居正広さん司会の『のどじまん ザ!ワールド』(日本テレビ系)で優勝したことがきっかけで、ソロ歌手としてメジャーデビューすることが決定。
<↓の画像は、『のどじまん ザ!ワールド』出演時の写真>
その後は2013年と2014年の『NHK紅白歌合戦』に出場するなどし、今年でソロデビュー5年目となるのですが、10月には初のベストアルバム『こころのうた~クリス・ハート ベスト~』をリリース。
昨年10月からは2年連続で、全国ツアー「クリス・ハート 第2回 47都道府県ツアー ~my hometown」を行うなど、現在も精力的に活動しています。
一方プライベートでは、2012年にシンガーソングライターの福永瞳さん(30)と結婚し、2016年2月に第1子となる長男、今年10月に第2子となる長女が誕生しました。
<↓の画像は、妻・福永瞳さんとのツーショット写真>
また、今年の夏からはアメリカ・ボストンに本部がある名門の「バークリー音楽大学」に入学し、オンラインコースで日本にいながら作詞・作曲、ボーカルを学んでいるといい、このタイミングで入学を決断した理由は「いろんな人に音楽を教えられるように。将来のプロジェクトのためです」と語っています。
クリス・ハートさんは大学の授業以外にも、自主的に日本の憲法や法律の勉強もしているそうで、「システムを知って、ちゃんと責任感を持ちたい」といい、2020年の東京五輪を見据えて訪日外国人向けの観光アプリの製作にも意欲を示しています。
このように音楽活動だけでなく学業にも励んでおり、それに加えてイクメンでもあるクリス・ハートさんは、「(大学の)宿題をやって、子供のこともやってから寝るので眠いです。でも、大丈夫。楽しいから」と10月の時点では話していたのですが、学業と育児を並行して歌手活動を続けるのは難しいと判断し、無期限活動休止という決断をしたようです。
今後については、東京五輪の開催によって国際交流が進んでいくことを見据えて、「日本で音楽活動をしたい海外アーティストや、世界で活躍したい日本人アーティストをサポートしたいし、歌手としても成長できる有意義な時間にしたい」と語っており、現時点では歌手復帰も視野に入れている様子です。
そして、クリス・ハートさんの活動休止発表に対してネット上では、
- 将来はプロデューサーかな
- もっと歌手での活動をしてもらいたかったけど、活躍の場を替えて頑張るという事なんですね。ちょっと残念な気もしますが、頑張ってください。
- 歌うまいからまたみんなの前で歌って欲しい。それにしてもまた更に好感度上がったね。イクメンとは聞いていたけど見た感じのまま人柄のよさが出てるよね。
- パパが育児に専念出来る環境ならどんどんして欲しい。子供の小さい時はあっという間、その時だけでも側に居てくれると本当ママはありがたい
- 日本語で歌いたい海外のアーティストへの窓口とか、日本で実績上げた彼になら出来る仕事とも思うんだけど、完全裏方にまわってもう歌わなくなるのなら残念
- 歌手としての限界は早い段階で感じてたと思う。軌道修正する良いタイミングだったかもしれない。
- カバー曲ばかり歌うのに【限界きたのかな?】と思ってしまう私。
などのコメントが寄せられています。
クリス・ハートさんは現在でも全国ツアーを開催したり、6日放送の『2017FNS歌謡祭』(フジテレビ系)などの音楽番組に出演したり、新たなオリジナル曲やカバーソングの発表も行うなど歌手として精力的に活動しているため、来年4月をもって活動休止してしまうとは驚きました。
ですが、将来を見据えてバークリー音楽大学のオンラインコースに入学し、音楽関連の勉強をしてさらに成長しようとしており、加えて家族のことを思って活動を休止するという前向きなものなので今後も応援していきたいですね。
クリス・ハートさんの両親もクラシックやジャズなどを演奏し、現在IT企業の副社長を務めている母親は、歌手を目指していた時期があるという音楽家系で育ち、ソロ歌手としてデビューする前からバンド活動をしたり、ボイストレーナーを行っていた時期もあります。
今後果たしてどうなるかはまだ分かりませんが、また新たな活動でも活躍する姿が見られることに期待したいですね。