2001年に開催の『M-1グランプリ』第1回大会で優勝を果たした中川家に敗れたものの、準優勝を果たしたお笑いコンビ『ハリガネロック』でツッコミを担当し、2014年にコンビが解散後はピン芸人として活動していた大上邦博さん(42)が16日、自身のツイッターを更新して芸人引退を発表しました。
大上さんはツイッターで「2/20の舞台を最後に、わたくし芸人を辞めることになりました。直接ご挨拶できなかった方々には深くお詫び申し上げます。二十数年応援していただいた皆さま、本当にどうもありがとうございました!」と、20日に行う舞台をもって芸人を引退することを報告しています。
<↓の画像は、大上さんのツイート>
大上さんは1995年4月に、同じNSC大阪校11期生だったユウキロックさん(本名=松口祐樹 43歳)とお笑いコンビ『ハリガネロック』を結成し、同期は中川家、ケンドーコバヤシさん、陣内智則さんなど。
<↓の画像は、元ハリガネロックのユウキロックさんと大上さん>
1997年に『第18回 ABCお笑い新人グランプリ』の最優秀新人賞、『第27回 NHK上方漫才コンテスト』の最優秀賞を受賞。
2001年の『M-1グランプリ』で準優勝を果たし、翌2002年には『爆笑オンエアバトル』(NHK)のチャンピオン大会で優勝し、第4代チャンピオンに輝きました。
しかし、2014年2月に大上さんは自身のブログでコンビ解散を発表し、「僕は芸人が大好きで、漫才が本当に大好きでして。解散は前から決まっていたのですが、もう漫才が出来なくなるのかと思うと今はやっぱり寂しくて、何より悔しい思いがあります。皆様のご期待に応えることができず、本当に本当にごめんなさい」と胸中を吐露し、「約20年間もの長い間、ハリガネロックで漫才をやってこれた事や、皆様に応援して頂けたことは本当に幸せなことだと心より感謝しております。」と綴っていました。
大上さんはコンビ解散後に、吉本の劇場「ルミネtheよしもと」への出演や司会者として活動を続けていたほか、“パパ芸人”として各地で子供に読み聞かせを行うなどして活動してきました。
そんな大上さんが芸人を引退することに対してネット上では、
- M-1の決勝にも出た実力派コンビだったのに。芸人の世界は厳しいね。
- M-1準優勝が、もし優勝だったら全く違った芸人人生だったんだろうな…とりあえずお疲れ様でした!!
- ハリガネロックは二丁目劇場時代から実力はあったし、数々の賞も取ったけど、チャンスを活かせないコンビだった。彼らを実力不足という人は舞台を見た事がない人。当時と比較すると、逆に陣内やケンコバが売れている方が不自然と言える状況だった。
- 上手だったけど、売れるにはちょっとやそっとセンスがあるくらいでは厳しいもんな・・・考え抜いて賢明な判断をしたんだろうと思う。今までお疲れさまでした
- 実力はあったけどテレビ向きじゃなかったんだろうね。解散してしまったのが痛かったんじゃないかと思う。ユウキロックはトークもできるからちょこちょこ稼いでいるけどな
などのコメントが寄せられています。
ハリガネロックはオンバトでも実力を発揮していたコンビで記憶に残っており、M-1でも2年連続で決勝まで残り、ブレークすることに期待していましたが、残念ながら全国区のコンビになることは出来ず解散し、さらにそれから2年後には大上さんが芸人引退とは寂しい限りですね。
大上さんと同期の中川家、ケンドーコバヤシさん、陣内智則さん等は大ブレークし、数多くのバラエティ番組に出演している一方、志半ばで芸人を引退するのは悔しいかと思いますが、これから始まる第2の人生を頑張ってほしいと思います。