大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』所属の若手俳優集団『D-BOYS』のメンバーで、ミュージカル『テニスの王子様』で主演を務めるなど活躍していた高橋龍輝さん(23)が、8日に自身のブログを更新し、体の治療に集中することを理由に芸能界からの引退を発表しました。
高橋さんは、「先月から少しずつ、体がおかしいと思っていて、病院にかかったところ、詳しい検査が必要だと言われました」と明かし、その検査の結果「長期の療養が必要であることが分かり、家族やスタッフさんと話し合いを重ねた結果、やはり体が一番大切ということで、こうした結論に至りました」と、引退を決意した経緯を説明しています。
そして、「これまで、応援をしてくださいましたファンのみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。」とファンや関係者など周囲に感謝し、今後については「まずはしっかりと治療をして、また元気になったら、次の一歩を踏み出していきたいと思います。本当にありがとうございました」としています。
D-BOYSの公式サイトでも高橋さんが引退することを報告しており、「先日より体調の不良を訴えておりましたが、それに伴う治療に専念いたしますため、2016年6月30日をもちまして、D-BOYSを卒業するとともに、ワタナベエンターテインメントとの契約を終了し、芸能界を卒業いたします」と、6月末をもって事務所を退社し、芸能界から引退することを報告しています。
引退を発表した高橋さんは、2007年開催の『第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』の最終選考会に出場し、翌2008年7月に『D-BOYS』に加入。
それから間もなく公演されたミュージカル『テニスの王子様』で5代目・越前リョーマ約に抜擢され、俳優デビューを果たすと、2011年9月より放送開始した平成仮面ライダーシリーズ13作目で福士蒼汰さんが主演の『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)に出演。
その他に、2011年公開の映画『魔法少女を忘れない』で主演を務め、2014年放送の連続ドラマ『若者たち』や『GTO』(共にフジテレビ系)などに出演し、今年8月から公演のミュージカル『王家の紋章』への出演を予定していたものの、体調不良を理由に降板していました。
そんな高橋さんが芸能界を引退することに対してネット上では、
- フォーゼでも病弱な役だったなー。
- 五十嵐隼士も引退したし、何かあるんだろうな……
- まだ若いのに体調が理由で引退とか勿体無い。D―BOYSって結構そういう理由の引退が多いよね。
- D-BOYSって、芸能界引退する人多いね。まだ若いから、可能性はいくらでもあるさ。
- ダンスも上手くて、舞台でもこれからって時だったのに。。まずは お大事にしてください。
などのコメントが寄せられています。
高橋さんがどのような病気を患っているのかは明らかにされていないものの、23歳という若さながら引き続き芸能活動を行っていくのは難しく、長期の療養が必要ということから、かなり重い病気であることは間違いなく、ガンなどの可能性も十分に考えられますね。
このような形で芸能界を引退するというのは、かなり悔しい気持ちがあるかと思いますが、とりあえずは病気の治療に専念し、第2の人生のために一日も早く健康な体になってほしいと思います。
ちなみにですが、2004年に『第1回D-BOYSオーディション』でグランプリを受賞して加入し、『仮面ライダー響鬼』で桐矢京介/京介変身体(声)役、『仮面ライダー電王』で桜井侑斗/仮面ライダーゼロノス(声)役を演じた中村優一さん(28)は、持病の腰痛が悪化したことを理由に芸能活動を休止して休養。
<↓の画像は、中村優一さんの写真>
その後治療に専念するため、2012年9月末に事務所との契約が終了して芸能界を引退。
しかし、2014年8月末より俳優業を再開しており、再びテレビドラマなどに出演しています。
柳浩太郎さん(30)は、2003年4月に舞台稽古からの帰宅途中に乗用車と接触し、頭部を強打したことで脳挫傷とクモ膜下出血によって意識不明の重体となり、一命は取りとめたものの、右半身麻痺・記憶障害・高次脳機能障害・声帯損傷といった後遺症が残ることに。
<↓の画像は、柳浩太郎さんの写真>
その後仕事復帰を果たしたものの、高次脳機能障害による体調不良によって、2014年11月に長期休業することを発表しています。
D-BOYSはこういった形でグループを離れたり、芸能界を引退する方が割合的に多い気がするのですが、これには何かワケがあるのでしょうかね…。