昨年4月に結成された吉本興業所属の新人お笑いコンビ・8.6秒バズーカーは、「ラッスンゴレライ」を繰り返すリズムネタがウケて大ブレークし、YouTube上にアップされたネタ動画の再生回数は現時点で1620万回を突破していることからも、いかに世間から注目を浴びているかが分かります。
- 8.6秒バズーカー『ラッスンゴレライ』公式動画(YouTube)
同コンビはわずかデビュー1年未満にして、すでに大阪・東京で単独ライブ開催、そしてネタDVDを発売するなど、その人気の高さがうかがえるのですが、この「ラッスンゴレライ」ネタに対して批判的な意見も数多く寄せられており、動画に寄せられたコメントを見てみると、「全然面白くない」等のストレートな意見や、「一発屋で終わる」などの厳しい意見が寄せられています。
さらには、事務所の先輩であるダウンタウンの松本人志さんが8日に放送されたトークバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「別におもろくはない…」と批評し「これは“曲”ですよ。」等とも指摘しており、ブームにはなっているものの決して本人達は喜べるような状態には無いようです。
現在のブームについて東京キー局ディレクターは「正直、“人気=面白い”という方程式は今の時代は成立しないんですよ。あくまでも彼らは“話題”ですよ。You Tubeの再生回数が増えているのも、話題になっているから視聴してみようというユーザーが多いのではないでしょうか。話題が話題を呼んで、一時的なブームが起きていると分析するのが当然だと思います」と語っています。
しかし、こうした批評があるものの現時点で世間から注目されている事は事実で、彼らがいつまでこの人気を維持出来るかが大変見物です。
これにネットでは、
- 素人やら他の芸人やらに安易にコピーされてしかも本家よりデキが良いなんてのは、芸として失格並みのダメさ加減なんじゃないかなぁ。
- クマムシも8.6秒バズーカも、秋には『あの人は今・・・』状態のような気がする。
- 流行というか、テレビ等のマスメディアが半ば強引に推してきた感じがあるんだけどな
- 8.6秒バズーカーのラッスンゴレライも、バンビーノのダンソンも最初見た時にはこれはおもろい!と思ったけど、今見ても何も感じないわ
- 確かにおもろい事ないけど、ホンマにおもろいもんが流行ったことないやん。酷評するのもどうかと思うわ。
などのコメントがありました。
「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さーん」のフレーズを言う方の田中シングルさんは松本さんコメントを受け、後日行われたイベントにて、リズムネタは言葉を抜き出したら面白くはないのが宿命などと答えており、本人達もリズムが命でネタ自体は面白くないことを分かっている様子です。
リズムネタで以前大ブレークしたものの、一発屋で終わってしまったお笑いコンビ・藤崎マーケット等の姿を見ているため、このネタだけに頼っていてはダメなことは分かっているでしょうし、8.6秒バズーカーは昨年4月に結成したばかりのコンビでまだまだ可能性がありますので、今回のブレークによって得た経験を元にこれから更に成長をして、多くの方に面白いと言われるようなコンビになることに期待をしています。