今年の新語・流行語が決定へ。性加害に批判、増税クソメガネや統一教会関連の選出無しに疑問も。

今年の『2023 ユーキャン新語・流行語大賞』にノミネートの大賞候補30語が2日に発表されました。

『新語・流行語大賞』は、1年間に発生した言葉の中から、「軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語」を選び、その言葉に深く関わった人物や団体を顕彰するもので、1984年から始まり今年で40回目を迎えました。

今日発表の大賞候補30語は以下の通りで、エンタメ系では今年海外でブレークしたピン芸人・とにかく明るい安村さんのネタの決め台詞で、2015年に同賞でトップテン入りした「安心してください、穿いてますよ」の英語バージョン「I’m wearing pants！」をはじめ、「新しい学校のリーダーズ／首振りダンス」、「NGリスト／ジャニーズ問題」、「性加害」、「推しの子／アイドル」、「別班／VIVANT（ヴィヴァン）、「ひき肉です／ちょんまげ小僧」などが入っています。

そして、候補30語の発表を受けてネット上では、

• 例年と比較したら割と妥当感はある
• I’m wearing pants! 流行ったのイギリスじゃないの？日本で誰が言ってたん？
• 増税クソメガネはなぜないの？
• 統一教会ネタは？
• エッフェル姉さん？あの自民の旅行のやつ？
• 野球好きサヨクの流行語
• アレでほぼ確定だろうな
• 誰を呼ぶかという観点だとヌートバーや藤井八冠あたりが怪しい
• 俺のソーセージが入ってないのは残念だがジャニーズ問題から1つだけでも入ってるのは悪くない傾向だな
  今までなら絶対ありえんかった　あとは大賞までいってくれれば文句無しだが…
• 今年の流行語大将は、性加害です！おめでとうございます！とかまずいだろ　ノミネートするってそういうことだぞｗ

などの声が上がっており、例年同様に物議を醸しています。

ちなみに、昨年の新語・流行語大賞の候補30語、年間大賞＆トップテンは以下となっています。

『ユーキャン新語・流行語大賞』は、単に世間で今年流行した言葉を選ぶ賞ではなく、主催の自由国民社が毎年発行の辞典『現代用語の基礎知識』に掲載の言葉を基準として、そこに選考委員会が提案した言葉を入れて、トップテン・年間大賞を決めるものとなっています。

また、選考委員を務める漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんによると、選考委員会が協議して決めるのはトップテンまでで、年間大賞は編集部が「バランスを考えて決められる」と語っています。

こうした選考形式となっているため、世間一般で流行っていない、そこまで浸透していない言葉が年間大賞を受賞するケースも多く、昨年の「村神様」などは物議を醸しました。

そして、今年の候補30語に対しても、そこまで話題になっていない言葉が含まれていたり、ネット上やテレビなどで度々見聞きしたワードが含まれていないとして物議を醸しています。

また、「性加害」が選出されたことを受けて、被害者への配慮が欠如しているとして批判の声が噴出するなどしていますが、果たして今年は旧ジャニーズ事務所関連のワードが選ばれるのか、それとも昨年と同じく野球関連か、その他のワードが大賞に選ばれるのか、12月1日に予定されている結果発表に注目したいですね。