出張費名目などで虚偽の収支報告書を作成し、合計910万円以上の政務活動費を騙し取ったとして、2016年7月に詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使罪で懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を下された元兵庫県議会議員で、号泣釈明会見で時の人となった“号泣議員”こと野々村竜太郎さん(57)が、ネット上で恋愛や人生相談、占いサービスを提供するなど、新たな活動を行っていることを週刊誌『週刊女性』が伝えています。
週刊女性によれば、野々村竜太郎さんは音楽配信アプリを通じて、恋愛テクニックや『名探偵コナン』などのアニメ作品を熱く語るネットラジオを開始したほか、個人のスキルを売買するサービス『ココナラ』で西洋占星術や人生相談などを行っているといいます。
ココナラのプロフィールページでは経歴として、「高校時代に恋愛経験あり 関西大学法学部在学中に宅建一発合格、失恋経験あり 兵庫県議会議員選挙一発当選(補選除く)在職以降に婚活・恋愛経験 在学中から在職以降に様々な相談に対応 在職中や辞職後、心療内科の通院経験あり 心理学と数秘術などの学習経験あり ネットでの誹謗中傷等被害やメディアスクラムの経験あり 西洋占星術と数秘術、四柱推命で、あなたを占います! 世界的に有名な野々村竜太郎が、あなたのお悩み解消のお役に立ちます!」
と記されています。
現在出品中のサービスは5つあり、お悩み相談の価格は5万円、恋愛・失恋・婚活のお悩み相談が1万円、ネット被害相談も1万円、不動産サービスのアドバイスが30分1万円、占いは2,500円となっており、現時点での販売実績は32件で、評価は5点満点中4.2点となっています。
<↓の画像は、『ココナラ』掲載の野々村竜太郎さんのプロフィール写真>
これを見る限り顧客満足度は高い様子なのですが、5万円のお悩み相談サービスを購入した人から不満の声が上がっていると週刊女性は報じており、同誌の取材に応じたAさんは、4月上旬から野々村竜太郎さんに悩みを打ち明けているものの、「とにかく返答の内容が薄いんです。自分が過去のトラウマに苦しんでいると相談したら『きれいさっぱり忘れましょう』といった回答でしたし、彼女の作り方を質問したら『気長に待ちましょう』。おすすめのマッチングアプリを聞いても『私は使ったことがないのでGoogleで検索してほしい』と、誰でも答えられるような言葉ばかり述べられて……」
と明かしています。
また、2014年7月の号泣会見で時の人となり、そこからどのように立ち直ったのか野々村竜太郎さんに質問をしたことがあったそうなのですが、それに対する回答は、「これはあなたの相談なので、お答えいたしかねます。私に関する質問はご遠慮いただきたい」などとキレ気味だったといい、「圧が強くて怖かったですね。5万円も払ったのに、これでは納得できません」
としています。
Aさんが購入したお悩み相談サービスは、「30日間あなたのご都合に合わせて、真剣にマンツーマンで1日1回メッセージをやり取りする」というもので、野々村竜太郎さんとは現在もチャットでやり取りを続けているといい、「お金を支払った以上は、最後まで続けてみようかなと。感情の抑え方を質問してみましたが『深呼吸をすることで、冷静さを取り戻すことができます』といった回答でした。自分で相談しておいてなんですが『野々村さんが言うな』という気持ちになりました」
と語っています。
これに対してネット上では、
- これに金払おうと思える奴もすげーよ
- 買う方のレベルも謎やし判断出来んわ
- まともな返答期待するならchatgpt使ったほうが遥かに有意義やろうが
- 元気そうでなにより
- 一ヶ月人気者と話せて5万は安い
- もう少しちゃんとやれば普通に稼げそう
- YouTuberが突撃しそう
- グーグルで検索しろは流石に草やわ もうちょっと親身な回答できるやろ
- なりふり構わず自分の感情をさらけ出すやつが何をアドバイスするんや むしろされる側やろ
- 歴史に残るレベルのやらかしして、そのあとものうのうと生きてるメンタルは本当にうらやましい
などの声が上がっています。
野々村竜太郎さんは現時点でココナラの他にも、記事コンテンツを配信するサービス『note』で有料記事を配信しており、それも月4万円というかなり強気な価格設定をしています。
この他にも『口コミブログ』と題したサイトの運営をしたり、『stand.fm』や『ふわっち』といった配信アプリで「野々村竜太郎の恋ばなチャンネル」と題して配信を行い、同じ名前でYouTubeチャンネルやTikTokアカウントも開設しています。
週刊女性によると、野々村竜太郎さんはあの事件後は定職に就かず、実家の団地でニート生活を送っていたといい、2020年ごろからブログを開始するなど、自身の知名度を使って在宅で収入を得ようとしているとのことです。
そんな野々村竜太郎さんは今年の元日に、アメーバブログで【令和6(2024)年願望リスト】と題して、「私が作成したアマゾンほしい物リスト内の飲食物を1名以上から月1度以上定期的に寄付して頂くこと」「私が運営するnoteのプランに1名以上参加して続けて頂くこと」「私に好意を持つ好みの女性とのデート」
との願望を記していました。
また、X(旧ツイッター)では2022年12月に、「同情するなら金をくれ!取材するなら金をくれ!出演させるなら金をくれ!同情するなら金をくれ!!」と訴え、昨年2月には取材依頼などが来ていることを明かし、「月5万円程度のスマホ在宅ワークを教えていただけるなら、条件によっては、快諾します。」と投稿するなど、生活が困窮しているのかは不明ながら、お金に対して強い執着を見せています。
そんな野々村竜太郎さんがココナラでも新たな商売を開始したものの、最も高いお悩み相談の販売実績は現時点で1件、1万円の恋愛相談サービスなどは0件、唯一占いは現時点で30件となっています。
ニュースサイト『現代ビジネス』は、占いサービスを利用した人に取材を行っており、その方はお試し価格の1,500円でサービスを受け、鑑定結果は約7,000文字とかなりボリュームがあったそうですが、「他サイトの言い回しのような文言で診断されているのでは?』と思う個所も、複数ありました。あとは、診断結果の文章は長いのですが、よく読んでみると前項と同じ内容が書いてあったりするので、占いに深さがあまり感じられません。満足度としては『どうなのだろう?』と感じたのも事実」
と明かしています。
ただ、この方は今後のキャリアに関するアドバイスも貰えたことにより、1,500円ならアリだと思ったと語っています。
そして、週刊女性の報道などを受けて野々村竜太郎さんが始めたサービスに大きな注目が集まっており、中身が薄いという高額の悩み相談サービスに関しても話のネタに購入する人は今後出てきそうです。
また、ギャラ次第では取材や出演依頼を受けるといったこともXに投稿していることから、今後また表舞台に登場し、新たな活動を開始する可能性もありそうなので、引き続き動向に注目したいです。